1月6日 午前5時45分 母が亡くなりました。
享年88歳の生涯でした。
3人の男の子と2人の女の子を生んだ母でした。
父が出稼ぎに出ている間、一人で家を守った母でした。
若い頃から水産加工場で働き、仕事と育児と家事をこなした母でした。
大根やかぼちゃ、とうもろこし、トマト、畑仕事もこなす母でした。
水仕事でいつもアカギレした手の母でした。
雪遊びで凍えた手で家に帰ると、そっと自分のアカギレした手で暖めてくれた温かい手の母でした。
冬が近づくと毛糸でセーターや手袋を縫ってくれた母でした。
運動会の時にちらし寿司や海苔巻き、いなり寿司を作ってくれた母でした。
雑煮や蕎麦、三平汁やけんちん汁、どれもこれも美味しい料理を作ったくれた母でした。
酒に酔ってアカペラで歌を歌う父の横で、いつも笑顔で手拍子をいれる母でした。
早くから腰が曲がって、後ろからみると小さくてかわいいおばあさんのような母でした。
都会で働く子供達に”いらない”と言うのに、故郷の食べ物を送ってくれた母でした。
笑顔がかわいい母でした。
優しい母でした。
強い母でした。
世界に一人しか居ない母でした。
ありがとう。
そして、
さようなら、おふくろさん。