山田 悠介 著 「リアル鬼ごっこ」を紹介します。

西暦3000年。
王様が治めるこの国は人口が約1億人、そして「佐藤」という苗字を持つ人口は500万人を超えていた。
ある日、王様は自分の苗字が「佐藤」であることに対して「佐藤と名乗るのは自分だけでいい!」と怒り、「鬼ごっこのようにゲーム感覚で全国の佐藤を捕まえ、抹殺する」という恐るべき計画を提案する。
期間は12月18日から12月24日の1週間。
期間中23時から24時までの1時間。
全国に王国の兵士100万人を「鬼」として配備し、時間になったら、その鬼は「佐藤探知ゴーグル」なる特殊な機器を用いて付近の「佐藤」姓の人間を探索、発見し次第、追いかける。
「佐藤」は、捕まったら最後、秘密の収容所に連れて行かれる。
そして、捕まった暁には眠るように殺されてしまうのだ。
横浜市内の大学に通う大学生・佐藤翼は現在父との2人暮らし。
友人の持っていた号外にてこの計画の施行を知る。
翼は7歳のときに父の暴力に悩まされていた母と妹・愛と生き別れになってしまった、という過去がある。
「母と愛は家に翼を置いて出て行ってしまったが、きっとどこかにいる」そう思っていた。
生き残りを誓う佐藤翼の眼前で殺されていく父や友。
「死の鬼ごっこ」の恐怖の中、必死で生き別れた妹を探す翼の運命は!!
あり得ない設定を楽しんで読むべし!
今年2月映画公開予定