昨夜はぐっすり、というわけではなかったけれど(枕が変わると寝付けない人
)、上高地行きのバスが早いので、朝一番乗りでレストランへ。
朝食は子どもたちの希望通りバイキングなんだけれど、あまりゆっくり味わってるひまもなく、そそくさと出発の準備。
これがいけなかったのか、先におとーさんとバス停へ並びに行った次女が「お腹痛い」とうずくまっていたのです。
それでなくても車酔いする次女。
このバスを逃すと上高地行きの直通は午後までなく、これは困ったな・・・と心配したのですが、おとーさんがコンビニで胃薬を買ってきてくれたので、とりあえずそれを飲ませました。
少しラクになったのか、「iPod聴きながら寝てる」というのでバスに乗り、なんとか出発することができました。やれやれ。
高山からバスで約1時間半。
急勾配の釜トンネルを抜け、焼岳や大正池が見え始めるともう上高地のバスターミナルはすぐそこ。
上高地ではマイカーの乗り入れが禁止されています。
車で行くと、途中でシャトルバスやタクシーに乗り換えなければいけません。
それくらい環境保護に気を使って、美しい自然を残す努力をしているわけですね。
そのおかげで梓川は30年前と同じように澄んでいるし、木立にはゴミひとつなく、鳥が囀り、可憐な花があちこちに咲いています。
涼しくて、吹く風は爽やかで、もう別世界!
バスターミナルから河童橋まで行く途中、梓川に手を浸してみましたが、その冷たいこと。
少し雲が出ていて、穂高のてっぺんは隠れていました。残念。
ハイシーズンだけあって、河童橋あたりはもう観光客や登山者でいっぱいです。
荷物をロッヂに預け、まずは明神池へ向かってスタート。
緑の木々がとても美しいでしょう?
明神池までは初心者コースで、1時間ちょっとで行けるのですが、これがけっこうしんどい。
右手に時おり姿を見せる梓川の美しいこと。
疲れが癒されます。
何箇所か渓流があって小さな橋を渡るのですが、そこだけひやっと冷気が漂って、天然の冷蔵庫みたい。
ようやく嘉門次小屋が見え(岩魚の塩焼きがおいしそう)、穂高神社奥宮に到着。
拝観料を納め、明神池を散策しました。
明神池
「神の降りたる地」といわれたように、荘厳な雰囲気が漂います。
一之池、二之池があり、足元がわるかったのですが、行けるところまで奥へ進みました。
そこで休憩。ふぅ~。
池のふちにある石にこしかけ、水の中に手を浸すと、これがまたすごーく冷たい!
はい、ここで「どれくらいこの水の冷たさにがまんできるか」がまん大会を行いまーす。よ~い、はじめ!
真っ先にねを上げたのは私です
手首まで水につけるという条件でしたが、冷たくてじんじんしてきて10秒くらいで限界。
熱いのは平気だけど、冷たいのは苦手(冷え性だし)。
一番は長女で、30秒くらいつけてました。というか、そこでやめさせました。
リュックにビールをごっそり(?)背負っていたおとーさん。
この冷たい水を見逃すはずありません。
(このあたり、長年のアウトドアで培ってきた知恵とでもいうのでしょうか)
スーパーの袋を池の中にぼちゃん。
冷たい池の水でビールを冷やしなおすわけですね
(知恵というより、冷えたビールを飲みたいという執念?)
なんと、重いのにこの「明神池の冷たい水とビール入りスーパーの袋」を、河童橋まで持ち歩きましたよ。
恐るべし、のんべえの執念!
余裕があればこの先徳沢まで、とも思っていましたが、とんでもない。
お昼も過ぎて、お腹ぺこぺこ。
河童橋にもどることにしました。
帰りは明神橋をわたって、反対側の梓川左岸を歩くことにします。
明神橋
こちらは道幅も広く、歩きやすくて50分ほどで河童橋に到着。
登山者でしょうか、大きなリュックを背負った人たちが、たくさん明神池の方に歩いて行くのに出会いました。
続く・・・