熊本熊的日常

日常生活についての雑記

万年筆を買う

2006年04月12日 | Weblog
丸善で万年筆を買った。社会人になった頃、文房具に凝ったことがあり、ラミーの万年筆を買ったり、伊東屋でレターヘッドを作ったりした。しかし、その後、紆余曲折を経てモノに対するこだわりを失っていた。それが再び自分の持ち物に関心を払うようになった。値段やブランドではなく、売り手の話をよく聞いたり、自分なりに調べたりして、納得したものに金を払うようになったのである。

今日、たまたま丸善の文具売り場で、ペリカンの人に万年筆の話を聞いた。値段の違いの要因、ペン先の加工が手作業なので同じ書き味のペンが二本とないこと、ボディの素材について、インクのこと、などなど興味深い話ばかりだった。私も自分が認識している書き癖を話して、自分に合いそうなものを見繕ってもらった。そのなかから選んだものを買ったのである。

やはり万年筆の文字は良いと思った。悪筆でも味わいがある。そう思うのは、ひょっとしたら、自分だけかもしれないが。