熊谷守一美術館を訪れた。氏が1932年から亡くなる1977年まで居を構えていた場所に建てられた美術館である。コンクリートの打ち放しというスタイルは嫌いだが、装飾の無い場所に氏の作品や愛用品が飾られていると、それはそれで味わい深い空間に感じられるから不思議である。
先週、氏の「へたも絵のうち」という本を読んで、観てみたいと思っていた作品に生で対面することができた。「冬の海」「桃のある風景」「人物」「どろ人形」「夕暮れ」「仏前」「母子像」そして「白猫」。4号サイズの小品が多いが、絵はサイズではないと改めて思う。「夕暮れ」の説明に、これは自画像である、と書かれていた。自分もこんな人間になりたいと、しばし絵の前に突っ立っていた。
先週、氏の「へたも絵のうち」という本を読んで、観てみたいと思っていた作品に生で対面することができた。「冬の海」「桃のある風景」「人物」「どろ人形」「夕暮れ」「仏前」「母子像」そして「白猫」。4号サイズの小品が多いが、絵はサイズではないと改めて思う。「夕暮れ」の説明に、これは自画像である、と書かれていた。自分もこんな人間になりたいと、しばし絵の前に突っ立っていた。