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熊本熊的日常

日常生活についての雑記

新規開拓

2011年01月05日 | Weblog
ここ数年、街中にインド料理屋の姿が目立つようになった気がする。先日、千石カフェを訪れたとき、途中でCurry Worldというインド料理店があるのに気が付いた。その時は、食事の時間帯ではなかったので、そのまま通りすぎたが、今日はcha ba naが休みだったこともあり、木工の帰りに寄ってみた。

店は2人のインド人男性が切り盛りしていた。厨房の人とは話す機会が無かったが、フロア担当の恰幅の良いほうは、ニューデリーの出身だと言っていた。ランチセットのなかからタンドーリチキンとシシケバブの入ったものを選んだ。ときどき貧相なナンを出す店があるのだが、ここのはちゃんとしたものだ。カレーは野菜のカレーにしたが、ごく平均的なものだった。料理に関しては十分満足のいくものだ。

特筆すべきは、フロア担当の男性だろう。見た目が怖い。態度もぶっきらぼうな印象が強い。昔、インドを旅したときに入った、大衆食堂の人達はみんなこんな感じだった。それが私にはたいへん懐かしく、好ましく感じられた。

食べ終わって勘定を払うとき、
「ショクジハ、ドウデシタ?」
と尋ねられたので、素直に
「とてもおいしかったよ」
というと、大きな笑顔になった。その最後の笑顔が、落語のオチのようにも感じられて、気分良く店を後にすることができた。

個人的な偏見であることは承知しているが、私は、外国人が切り盛りしている店で、その外国人の愛想がやたらに良いところとか、日本語が妙に達者なところというのは、料理のほうの信頼性に問題があるような気がしている。平日の昼時で、当然に近隣の会社や商店で働いている人達が昼食に訪れるはずなのに、日本語があまり通じないトルコ料理店とか、繁華街にあるのに日本語が通じない店員のいる韓国料理店とか、メニューの料理を一生懸命説明してくれるのだけれど、その説明が理解不能なインド料理店のようなところのほうが、味が確かな印象がある。今日のCurry Worldも、抜きん出て旨いというわけではないが、どちらかといえば後者の範疇に入る店だと感じた。少し足繁く訪れてみて、店の人と会話ができるようになったら、何か面白いことがあるかもしれないと、少し期待している。

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