万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

NHKの欺瞞―オリンピック放送偏向問題

2018年02月17日 15時48分47秒 | 日本政治
カーリング日本女子が快進撃。厄介なアイスに負けずメダルに突き進む
今月9日に平昌オリンピック・パラリンピックが開幕し、日本選手の活躍を期待して各種競技のテレビ中継にくぎ付けになっている方も多いかと思います。こうした中、ネット上では、NHKの放送が韓国贔屓に偏向しているとする批判が起きているようです。

 特に問題とされたのは、カーリング女子の日韓対戦におけるNHKの報道姿勢です。同試合では、アナウンサーや解説者が韓国を応援しているかの如き報道ぶりであったそうなのですが、日本チームが韓国チームを逆転して勝利を確実にすると、まるで、スタジオは“お通夜”状態になったというのです。

 NHK側の立場としては、報道の中立性を守るために、特定の国に肩入れはしない、即ち、日本チームを特別に応援することは控えている、と言うことのようなのですが、この言い分、公共放送の中立性を誤解しているか、あるいは、韓国贔屓を誤魔化すための欺瞞的口実としか思えません。何故ならば、公共放送の中立性とはあくまでも国内向けであり、国内の様々な利益団体や宗教・思想団体等からの中立性を意味しているからです。例えば、国の政府もまた、あらゆる国民に対して厳しく中立性を求められる公的機関ですが、対外的側面において、日本国の国益から離れよ、あるいは、日本国の国民を支援するな、と主張する人はいません。公共放送であるNHKも同様であり、日本国民から公権力によって受信料を徴収している限り、NHKには、日本国民のために活動する義務があるのです。

 この点を考慮しますと、NHKにおいて外国人雇用が常態化し、報道の中立性の名の下で、むしろ、韓国のみならず、中国や北朝鮮の意向を反映した報道がなされている現状は、早急に改善を要する政治課題です。共産革命に際しては、真っ先に報道機関を掌握するのが“革命マニュアル”に記された手順なそうですが、現在、まさにこのプロセスが進行しているように見えるからです。NHKの画面を見ますと、赤色と黄色の組み合わせの中国カラーで文字が配色されている場合が多く、また、創価学会の三色旗を思わせる色使いも珍しくありません。また、アナウンサーの多くも、平均的な日本人の顔立ちとは言い難く、公共放送においては日本国が消滅の危機にあるのです(この現象は、イギリスのBBCにも見られる…)。こうした外国勢力による公共放送の乗っ取りも水面下において密かに進行しているとしますと、日本国、並びに、日本国民の将来は危ういと言うことにもなります。

 ネットの発展により、今日では、マスメディアが隠蔽してきた様々な情報が国民に伝わる時代を迎えています。多くの国民がNHKに疑問を感じている以上、日本国政府もまた、国民の要望に応えるべく、NHK改革に早急に着手すべきなのではないでしょうか。

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コメント (2)
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