それは確か9月の最後の日、ハルくんによって畑から連れてこられたはらぺこあおむし。
秋のにんじん畑ではよく目にするキアゲハの幼虫です。
鮮やかな緑と黒のコントラストがきれい、というか、気持ち悪いというか、、、畑でにんじんの葉っぱをむしゃむしゃ食べちゃうし、手でつかむと、これまた色鮮やかなオレンジ色の角みたいなものが出てきてきつい匂いを出します。
だので、畑ではいつもじゃまな奴だな、みたいな気持でとらえていました。見つけ次第、手でつぶす、のはちょっと気持ち悪いので、、ポーンと遠くに投げてしまう、というような対応を取っていました。かわいそうではあるけれど。
ところが、今回家に連れてこられて飼うことになったはらぺこあおむし、はじめは15匹ほど。
台所前の目立つスペースに置かれていましたが、やっぱり虫はホントみてると面白い。むしゃむしゃむしゃむしゃ葉っぱを食べる姿、一生懸命な感じがちょっとかわいい。
というわけで2,3日に1回、新鮮なにんじん葉をもって来て、青虫たちを乗せ換えて、と、せっせと世話をしていたのは私でした・・・
青虫はよく食べ、よく出し、時折脱皮し大きくなり、すくすく育ってるなぁ、と思っていたのに、おやおや気がつくとずいぶん減ってるー
図鑑によると、いつもと違う水っぽい糞をした後、さなぎになるのですが、その前にさなぎになるための適当な場所探しを、必死で行っているようでした。そんな時はいつになく一生懸命、早足で葉っぱの上を歩きまわり、うまくバケツをつたって外に出られるとどこか見えないところへ出て行ってしまうのです。
確かに、こんなに目立つ頼りないにんじん葉の上でさなぎにはなりたくないよね・・・いろいろ考えてるね~
そんなわけで数日前最後の青虫くんが、ずいぶん急ぎ足でいるなぁ、さなぎになりたいんだろうなぁ、と思っていたらやっぱり、あっという間にいなくなてしまって、ちょっとさみしく思ってたのですが、
見つけた見つけた、玄関の前。
寒いためか、さなぎになれないのかな、ずいぶん時間かかっています。
こちらは別の子、家の外壁にくっついているさなぎ、チョウになるのは春なのだろうか・・?