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大学教授キョトンCブログ!!
ステント。
ぼやぼやしてたら、もう11月。
年賀状が発売される時期になってしまった。
今年は大規模講義福祉論2コマ、実習型社会調査1コマが免除され、自由時間がタップリあったはずだが、
あまり余裕もなく年末を迎えようとしている。
例年にはないこととして、
親族の長期入院がある。
87歳の親族が入院して5か月目。
最初はどうなることか、こちらも不安いっぱいであったが、
<ステント>を食道に入れ、少し食道を広げるオペをしたところ、何とか小さな固形物であれば、食すことができるようになった。
本人も自信がついたのか、車椅子に乗って1階の売店でアンパンを買って、病室でたべたらしい。
それが喉に詰まって、看護師さんに吸引してもらい、一命を取り留めた。
これで2度目。
病院も気を利かして、吸引器を病室に備え付けにしてくれた。
そのステントを入れるかどうするか、本人と家族が悩んでいた時のこと。
ステントのオペの前に、病院からはトンデモナイことを言われた。
ステントは、細い針金で編み込まれたメッシュ状のもので、食道に装着してから、広げる機能を持つものである。
心臓の血管など、動脈硬化などで血管が詰まっている患者に、ステントは、より一般的に使われるようだ。
本人が、点滴だけで栄養をとるのではなく、好きなものを食べたいので
「一か八かやってみる」と、自己決定。
その判断をうけて、主治医に伝えたところ、ステントを入れることで、食道に傷がつき、大量出血することがある、またステントの位置が下の方にづれてきて、胃の上部に当たれば、出血することもある。
その後に、次の一言。
「血液は有限なので、残念ですが、〇〇様が様々な原因で出血されても、輸血の措置は取れませんので、ご理解ください」と。
主治医と喧嘩した上で、転院するような時間的余裕もなかったので、
こちらとしては、
怪訝そうに
「はあ。」というしかなかった。
キョトンZZZ。。。
他の病院でも、高齢患者にステントのオペをする時に、<輸血しない宣言>をするのだろうか?