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大学教授キョトンCブログ!!
施設での高齢者虐待
一昨日、衝撃的なニュースが流れた。
日本全国の介護施設や療養型病院で、1510件もの高齢者虐待または虐待と疑われるケースがあったこと
が判明した。
3年間の合計であるとしても、ものすごい数字。
1年間で500件ちょっと。
日韓ワッタガッタソーシャルワーカー先生も、ブログに書いておられるが、<構造的な問題として、その背
景から追求していかなければならないであろう>
あるNPO法人が、全国3万5000の介護施設、療養型病院を調査し、20%弱に当たる9000か所が、<
匿名を条件に>回答している。
実態としては、少なくとも5倍の2500件を超える虐待あるいは虐待が疑われるケースが、存在する可能
性が高い。
福祉論の授業で毎年取り上げているのが、厚生労働省が、通称高齢者虐待防止法に基づいて毎年行っている
虐待調査の結果。
全国の介護施設を対象に実施している。
監督官庁の厚生労働省の調査であるから、回答率は、めっちゃ高い。
し
か
し、
全国の介護施設で虐待と判断されたケース数は、直近の2013年度調査で、
な
ん
と
221件。
これいかに?
キョトンZ!!!
授業でも、この数字が明らかに少ないのではないかと問題提起してきたが、だからと言って、判断の根拠と
なるエビデンスはナイザンス。
このNPO調査で、はっきりした。
私の疑念が<妄想ではないと>
それにしても、何故、こうした<激しいギャップ>が生まれるのか。
おそらく厚労省は、厚労省の補助金を得て実施した <NPO法人> の調査の仕方を参考にして、<より実態
にマッチした調査>を検討すべきであろう。
で、ないと、予算の無駄使いになってしまう。
さらに、厚労省は、補助金を出して、<介護施設での虐待を防止する構造的予防法>について、研究者や
NPO法人 に検討してもらうべきであろう。
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昨日のアルコール
黒ラベル 大瓶 2本
今朝の血圧・脈拍
右・・・134-83-67
左・・・126-79-67
睡眠時間
4時間半
痛み
なし