三週間ぶりの「自然とことば」です。こんなにいいお天気の日曜日なのに、どこにも行きませんでした。朝のうち、草むしりしただけでした。
本当にどこにも行かないということに慣れてきました。今度、どこかに行かなきゃ、という時は対応できるんだろうか。まあ、それはできるかな。お金を使わないということにも慣れてきたけど、お金はたまるかなあ。どうだろうね?
さて、いろんなお天気のことばです。空欄にお天気に関することばを入れてみてください。
11【地震・雷・( )事・おやじ】……昔の人々が恐ろしいとしたもののランキング。
→今では誰もこのことばを使わなくなりました。何といっても「おやじ」の怖さがなくなったからです。みんな物分かりのいいお父さんになってしまった。
12【彗(すい)( )のごとく現われる】……それまで知られていなかった人がその才能によって急に世に出ること。
→平安時代の貴族の皆さんは、これが不思議でならなかったので、みんな日記に書きました。そして、何かの知らせではないかとハラハラしたそうです。そういう気持ちは大事だと思われます。
13【( )星都市】……巨大都市のまわりに発展していく都市。
→平安時代の人々に比べて、現代のわれわれは地球が太陽のまわりを回っているというのを理解していて、こういうことばを作ることができたんですね。野球の大谷くんがアナハイムで活躍してるけど、もうアナハイムとは言わずに、ロスアンジェルスに名前を変えたみたいです。これも大きい星の名前を付けたみたいなものですね。
14【( )光石火】……すばやい行動のたとえ。「――早わざ」
→「○光」はいなびかりのこと。「石火」は火打ち石の火のこと。
→「○光」はいなびかりのこと。「石火」は火打ち石の火のこと。
15【( )変地異】……さまざまな自然災害のこと。
→これは大きすぎるけど、まあ、天気のことばということになるのかな。
16【白( )夢】……真昼に見る夢。夢のように非現実的な空想。
→これもお天気というよりも、太陽ということですね!
17【( )氷を踏む】……非常に危険でひやひやする場面にのぞむたとえ。
→これもお天気というよりも、寒くてそういうのができて、それをヒヤヒヤ渡ということですか。いや、そんな危ないことが日常的にあっただろうか? 誰かが頭の中で考えたことばではないのかな?
18【氷( )期】……人間のある種の活動が最悪の[冷えきった]状態であること。
→これも、ひたすら寒い、厳しいというのを極端な言い方にしたんですね。誰もそういうこと経験した人はいないんですから。実際に見ていないことでもことばとして成立させるのが人間のすごいところです。確かに、私たちは見たこともない空間でも、はるか昔のことでも、まるで見てきたみたいに語れるすごい生き物でした!
19【付和( )同】……しっかりした考えを持たず、簡単に他人の意見に同意する。
→これはお天気のことばです。私たちの生活の中でとんでもなく大きな音というと、これしかなくて、これを聞いたら私たちは「ハイ、その通りです」と従うしかありませんでした。
20【( )の数ほど】……無限大にあることを示す最大級のことば。
→綺羅(きら)という艶やかな絹織物とセットになることがありましたが、たくさんあるよという時には単独で使います。
21【光陰( )のごとし】……月日の過ぎるのは早いというたとえ。
→「光」は太陽、「陰」は月のこと。
★ 答え 11・火 12・星 13・衛 14・電
15・天 16・日 17・薄 18・河
19・雷 20・星 21・矢
19・雷 20・星 21・矢
そうでした。どこかにお出かけした日曜日、もう明日の仕事のことなんかを考えながら、帰りの時間を気にしている夕方、そういうのがありました。
今ではそんなの味わえないです。何だか懐かしい。ソワソワして家路を急ぐ日曜日、そういうの、もうしばらく経験していません。いつもだらしなく夕方になるだけです。
今日は、とりあえず、あと1時間くらいボンヤリして、オスモウを見ようと思います。別に誰を応援しているという訳ではありません。まだ、ひいきのお相撲さんを見つけられないでいます。