ロシアで行われているワールドカップは、今夜24時に決勝があります。私は無理してテレビを見て、明日の朝は寝不足だから、遅くまで寝ていたいんですけど、それはこの暑さでは無理かもしれませんね。
とにかく、今は朝の9時ですけど、ものすごく暑いです。家の中にいても暑いし、たぶん外に行っても暑いでしょう。ああ、大変だ。あと2ヶ月暑いんだろうか。
フランスとクロアチア、1998年の優勝チームと3位か4位だったチームが20年ぶりにもどってきて、決勝を戦うことになりました。ここへ来るまで、フランスはジダンのケガとか、アンリが活躍できなかったりとか、いろいろあってちっともいい成績があげられなかった。
クロアチアも同様で、あんなにしぶとかったチームが、日本にも負けそうなくらいになったり、低迷していたけれど、何人かの才能ある選手が出てきて、ここまでたどりつきました。どちらも頑張ってほしいけれど、私は若いエムバペ選手のいるフランスを応援しようと思います。
そこで問題になったのが、世代交代です。前回優勝のスペイン、前々回優勝のドイツ、ともに今回の大会ではいい結果を残せなかった。すごい実績の選手たちでさえ、ピークを過ぎて、自分との戦いとチームとしての慢心と、まわりの勝って当たり前のプレッシャーがあって、沈んでいきました。
それほどに実績のある選手たちを他の選手に入れ替えるのは大変なことでした。
日本代表は? 2010年の南アフリカ大会でベスト16に入ったオシム・チルドレンたちがブラジルではずっこけ、ロシアでは最後の花を咲かせました。みんなベスト16を誇りにして代表引退をすることになりました。
日本にとっては、ベスト16でもよくやったという感じ。それがドイツやスペインにとっては、ものすごい恥というのか、責められることでした。最低でもベスト8くらいにならなきゃいけなかったでしょう。
まあ、日本チームとしてはよくやったけれど、これから世代交代をしなきゃいけないから、新しい才能とそれらを生かしてくれる指導者が要ります。
世代交代と新しいチーム作り、これはどこでもだれでも難しくて、それができる特異な才能が要りますね。育てるのがうまい人、そういう人はいないのかな。
さて、三重県の今年の高校野球は、春の選抜大会ベスト4の三重高校を中心にして、どこが勝ち上がるのか、どこが三重高(みえこう)を倒すのか、それが話題でした。
何しろ三重高校はイケイケ野球で評判になりました。犠牲バントはしない。ランナーが出たらとにかく前に打つ。ピッチャーも次から次と投入する。それがすべてうまく行き、三重県としても三重高としても久しぶりに躍進しました(三重高は春は優勝しています)。
それを演出したのは、若き監督さんで三十前の人だそうです。ですから、この夏のチーム作りも春はすべて忘れて、ゼロからスタートする、チームは解体だと宣言したという話です。
リセットされたチームは、春季大会では簡単に敗れてしまいます。私たちはそれをわざとシード校にならないで、一回戦からシード校とぶつかってなぎ倒していく作戦だと見ていました。
いざ、大会が始まってみると、三重高は同じ松阪地区の実力校の松阪商チームに競り負けてしまいます。まさか、三重高が初戦で敗れるなんて!
もうみんなが大騒ぎしていますが、結果は出てしまいました。もう今さら再戦をとお願いすることもできないし、本当のチーム解体がやってきました。三重高は来春をめざして新チームを作らねばならなくなっています。
新しもの好きのイテマエ監督はこのまま続けられるのか、私はまた監督更迭で、新しい人が監督になるかもしれないとさえ思っています。
イケイケ監督さんも、その前の人の財産で結果が出せたのかもしれない。人を育てること、とにかくおだててホイホイだけではいけないみたいです。ムズカシイ。しかりつけるばかりでも駄目だし、おだてたり叱ったりしながら育てなきゃいけないのか。
エムバペさんは天才だから、勝手に出てきたんだろうか。そりゃ、誰かに支えられて出てきたんだろうな。それが人間というものなんでしょう。