先日、県立美術館に行きました。「ニッポンの立体」というテーマで、縄文土器から郷土玩具、ペコちゃんなど借りれるところから借りて、立体的な作品を展示していました。
ペコちゃんも、こうして美術館のフロアに置いておくと、だれかの作品のように見えます。でも、何だかさびしげでもあります。芸術作品と呼んでしまうのはいけないような感じです。ただ、ペコちゃんだけは写真がOKということで、撮らせてもらいました。
ついでにアップも撮らせてもらった。でも、んー、言いたいことはあるけど、今日は言わないよ。でも、みんな仲良くしてね。私は、ここでお仕事しているけど、みんな元気ー? と呼びかけてくれてるような気配です。
やはり、こんなところにポツンと置いておくのは、かわいそうな気がします。それに他の作品とはちがって、写真はOKなんて、何だか納得いかないなあ。みんなどれも写真OKにしてもらいたかった。それとも、みんなダメというふうにしてもらってもよかった。
そう言えば、何日か前、神戸にも行きました。元町だけを歩いて、ゴハン食べて古本屋さんだけに行って帰ってきたんでした。寒かったし、港に出るとか、元町をもっと歩くとか、奥さんがウンと言ってくれなかった。
それで、元町商店街の東側に、今の朝ドラのモデルのファミリアのお店がありました。わりとたくさんお客さんはいたみたいだけど、お店の入り口のカンバンがかわいい、と奥さんが言うので、そんなに興味はなかったけれど、撮ってみました。
確かにかわいいけれど、なんだかズルイかわいさです。「ほら、かわいいでしょ。ねっ、ステキでしょ」と言っているみたいで、私ならお金は使わないところです(たいてい私は使わないのです!)。
お店の入り口に、ペコちゃんみたいに置かれているクマさんがいます。これもかわいいけど、なんだかズルイなあ。かわいいけど……。
というわけで、カネゴンです。
表紙は、成田亨さんのデザインしたカネゴンで、ここから着ぐるみができました。そして、番組が作られ、カネゴンは人気者になった。たったの30分の出演で、もう何十年も人々の心をくすぐっているし、今もどこかの町をうろついているんではないか、という思いを抱かせてくれている。
成田さんは、2000年にカネゴンを描いていますが、もう作品世界の中を今も歩いているように描いておられた。成田さんの心の中でも、カネゴンは歩いていたんだと、なんだかうれしかった。
私も、そういうのを描きたいですけど、なかなか描けません。また、いつかチャレンジしてみます。
そうなんです。カネゴンは今も歩いている。ベコちゃんは、美術館に展示されることもあるけど、今もしっかり街中で仕事をしている。ファミリアのクマさんは、服の世界から飛び出して、元町のワンポイントになっている。
最初に試行錯誤して作り出されたときは、シュンとしているけれど、それらが動き出したら、もう私たちの想念の中を闊歩していくんでしょうね。それくらい独立独歩できるキャラを生み出せたら、それは作者としてうれしいだろうなあ。成田さんは、たくさんそういうキャラを作り出したから、責任を持って大事にそれらを世の中で動かし続けておられたんだなあという気がします。
雪だるまはすぐに消えてしまうから、キャラとしては弱いなあ。歩き出せないですね。
越冬隊のワンコは、もちろん歩けるなあ。独り立ちしている。
太地町のクジラは、キャラとはいえませんね。たまたま大きなゲートとして作ってあるけど、これは立体だけど、キャラではないですね。
むずかしいなあ。
ペコちゃんも、こうして美術館のフロアに置いておくと、だれかの作品のように見えます。でも、何だかさびしげでもあります。芸術作品と呼んでしまうのはいけないような感じです。ただ、ペコちゃんだけは写真がOKということで、撮らせてもらいました。
ついでにアップも撮らせてもらった。でも、んー、言いたいことはあるけど、今日は言わないよ。でも、みんな仲良くしてね。私は、ここでお仕事しているけど、みんな元気ー? と呼びかけてくれてるような気配です。
やはり、こんなところにポツンと置いておくのは、かわいそうな気がします。それに他の作品とはちがって、写真はOKなんて、何だか納得いかないなあ。みんなどれも写真OKにしてもらいたかった。それとも、みんなダメというふうにしてもらってもよかった。
そう言えば、何日か前、神戸にも行きました。元町だけを歩いて、ゴハン食べて古本屋さんだけに行って帰ってきたんでした。寒かったし、港に出るとか、元町をもっと歩くとか、奥さんがウンと言ってくれなかった。
それで、元町商店街の東側に、今の朝ドラのモデルのファミリアのお店がありました。わりとたくさんお客さんはいたみたいだけど、お店の入り口のカンバンがかわいい、と奥さんが言うので、そんなに興味はなかったけれど、撮ってみました。
確かにかわいいけれど、なんだかズルイかわいさです。「ほら、かわいいでしょ。ねっ、ステキでしょ」と言っているみたいで、私ならお金は使わないところです(たいてい私は使わないのです!)。
お店の入り口に、ペコちゃんみたいに置かれているクマさんがいます。これもかわいいけど、なんだかズルイなあ。かわいいけど……。
というわけで、カネゴンです。
表紙は、成田亨さんのデザインしたカネゴンで、ここから着ぐるみができました。そして、番組が作られ、カネゴンは人気者になった。たったの30分の出演で、もう何十年も人々の心をくすぐっているし、今もどこかの町をうろついているんではないか、という思いを抱かせてくれている。
成田さんは、2000年にカネゴンを描いていますが、もう作品世界の中を今も歩いているように描いておられた。成田さんの心の中でも、カネゴンは歩いていたんだと、なんだかうれしかった。
私も、そういうのを描きたいですけど、なかなか描けません。また、いつかチャレンジしてみます。
そうなんです。カネゴンは今も歩いている。ベコちゃんは、美術館に展示されることもあるけど、今もしっかり街中で仕事をしている。ファミリアのクマさんは、服の世界から飛び出して、元町のワンポイントになっている。
最初に試行錯誤して作り出されたときは、シュンとしているけれど、それらが動き出したら、もう私たちの想念の中を闊歩していくんでしょうね。それくらい独立独歩できるキャラを生み出せたら、それは作者としてうれしいだろうなあ。成田さんは、たくさんそういうキャラを作り出したから、責任を持って大事にそれらを世の中で動かし続けておられたんだなあという気がします。
雪だるまはすぐに消えてしまうから、キャラとしては弱いなあ。歩き出せないですね。
越冬隊のワンコは、もちろん歩けるなあ。独り立ちしている。
太地町のクジラは、キャラとはいえませんね。たまたま大きなゲートとして作ってあるけど、これは立体だけど、キャラではないですね。
むずかしいなあ。