日曜の午後です。もうしばらくしたら、クライマックスシリーズの一回戦の二試合目が始まるでしょう。
私は昔は阪神タイガースのファンだったと思います。そういうのは気分に左右されるものではあるので、時に熱烈だったり、時にはないがしろだったりですけど、最近はあまり心が動かされることがありません。
負けたら負けた、勝ったら勝ったというだけで、「そうなんだ」と思うだけです。残念ながら、もうファンとはいえない感じです。
巨人が勝とうとも、スワローズが日本一になろうとも、特にどうでもいい感じです。
年を取って来たからか、人がどれだけ大事にされているか、そこにいる人たちがどれだけイキイキと仕事できているか、それが気になります。
そうじゃないところは、何だかかわいそうだな、という気になってしまう。落合さんが監督している頃の中日は、どういうわけか強かったんです。何度も優勝しました。でも、昔は毎試合四万人の満杯だったナゴヤドームは、彼が監督をしている間に、不人気球団になりました。
やはり、選手がイキイキしていないのが、見ていて感じられましたもんね。最近のタイガースは見ることもなくて、イキイキしているのかさえ分からないけど、何となく空々しい感じはしています。盛り上げようとして不自然な気負いが感じられます。私の色メガネでそう見えるのかなあ。
今年の福岡ホークスも、イキイキしてる感じ、なかった気がしたけど、わからないですね。そもそもちゃんと見てないしな。勝手なことを言ってはいけない。
ただ、タイガースに関しては、私はひとことあります。
あの、鳥谷選手を自由契約にするチームなんですよ。そんなチームが、人々の支持を得られるわけがありません。中身のない大阪の地域政党が、先ほどの選挙で票を伸ばしたのと同じで、みんな支持するところがなくて、仕方なく人気になってしまったみたいで、タイガースも、関西全体で盛り上がりたいからと取り上げられていて、組織そのものは人を大事にしない、利益優先の、空元気ばかりのチームなんですけど、今年はたまたま二位になれました。
でも、肝心なところで力を抜くはずだから、たぶん負けちゃうでしょう。今日は青柳くんかな? それとも三重県出身の西くんかなあ。どっちにしろ、変なプレッシャーで、打たれちゃうんでしょうか。
それで、鳥谷くんは長年の功績を切り捨てられ、ロッテに移籍して、二年目の今年、一軍の試合には出られなかったみたいですけど、引退を決意して、やれることはやったみたいです。
「引退を決断する日まで毎日の準備を怠らずにできた。誇れるとしたら数字よりその生活、その日々かなと思います」(2021.11.4 朝日新聞より)
こんなことが語れる選手を、タイガースは放出していたようです。なんて、人を大事にしないチームなんだろう。ファンのみなさんは、それでよかったのかどうか。
いろんな組織があるだろうけど、見ていて楽しい集団を作れているところ、そんなの日本のプロ野球に求めるのは無理なんでしょうか。私も、昔みたいに野球が楽しみじゃなくなったからなあ。
もうクライマックスは、ロッテさんとスワローズさんに頑張ってもらいたいです。