先日、福岡に行って来ました。ちょっと待ってください。元日のおみぐしを見てみます。
待ち人……おそいが来る 旅行……利少なく帰途に注意
そうだったのですね。少しせっかちになりすぎて、大事なことをやり忘れたのですね。今からでも遅くないので、これから353日、焦らず、帰りに注意して、落ち着いて過ごしていきたいと思います。
わけがわかりませんね。とにかく夜行バスで、福岡をめざしました。大阪を22時過ぎにバスは出ました!
21時半ころに梅田界隈を歩いていたのです。そんな時間なのに、街にはたくさんの人々が行ったり来たりしています。お酒の入った人とか、ホテルに帰る人、アジア系の若い女性の集団はコロコロカバンを引きずっています。これから出かけるのか、日本に帰ってきたのか、ああ、そんな人々のことに首をつっこんでいるヒマはありません。私だって、あと30分で出発します。どうしてこんな時間? という気持ちと、今から出発って、何か楽しいという気持ちと半々で、バスターミナルをめざします。といっても、阪急電車の高架下なんでけど……。
バスターミナルに着きました。年末にキップを買ったところでした。あの時は、お昼だったから近距離バスで、山陰・山陽・四国・東海へとバスは出ていたようですが、もうこんな時間なので、出て行くバスはみんな遠いところへ向かっているようです。でも、その直前、私はここのガラス扉が見えていなくて、頭の左側と右膝を思い切りぶつけました。何人かの人は見ていたようですが、無表情で、こちらも恥ずかしいやら痛いやらで、消え入りそうな気持ちです。とにかく一度トイレに逃げ込みました。
静岡・松本・富山・高知等々、それぞれのバスを選んで、お客は乗り込んでいきます。アジア系の若者集団もいます。服装がかっこいいから韓国の若者たちでしょうか。ああ、外国の若者たちがどんどん日本の内側に入り込んでいる。日本の若者たちも、アジアやヨーロッパに進出しているとは思うけれど、何となくアジア系の若者たちの方がパワフルな気がします。
若者には海外進出をしてほしいし、私たちオッサンも、再度海外を闊歩することをめざさないといけないですね。つべこべ言うより自分で行動しなくてはいけません! でも、お金を貯めなきゃ、という気持ちが先に来るので、すぐ尻込みしてしまいます……。(やはり私はシブチンです)
私のバスは22時10分発なのに、少し遅れて到着。ベテランでがっしりとした体型の運転手が受け付けをしてくれました。前から3番目の左側が私の今夜の寝床でした。座ってみると、とても狭くて、気が遠くなります。でも、とにかくここが私に与えられた場所なのだから、一晩だけここで快適に過ごすしかないのだと、リクライニングを適当な角度にしてみたり、靴を脱いで足置き場でくつろいだり、ヘッドホンやら、飛行機の座席のように、いろいろな案内が入っているので一通り点検してみたりしました。
バスが出たら、すぐ信号につかまり、何度も左折・右折を繰り返して、大阪駅北側のビル群を縫うようにして走っています。とはいうものの、なかなか思う存分走れず、すぐに信号につかまっている。
此花区にあるUSJにも寄るらしい。国道2号線を走っているのかなと思うのですが、カーテンを開かないようにという運転手さんの注意があり、小さくカーテンのすきまから外を眺めていて、どこを走っているのかつかめないのです。クルマの走らない大きな通り、そこを左折したら、そこがUSJのバス乗り場になっていました。
かなり遅れたのか、ここで乗るはずのお客さんはいなかった。しばらく待ってみたものの、だれも現れないので、バスはとうとう出発、高速に乗って神戸三宮に向かう。
最後の乗車場で、ここで3人お客さんを拾って、合計8人ほどのお客となりました。しばらくすると、最初の高速のサービスエリアで、深夜最後の停車・トイレ休憩になります。
私は、満月の空を見上げ、こんなに高いところに月があるのかと写真を撮り、とにかく明日になるまで寝る努力をしようと決意するのでした。
ここを出てすぐ、車内の3列のシートを仕切るためのカーテンは閉じられました。明かりは落とされて、各自それぞれの眠りを探すことになりました。
さあ、どんなふうに眠ればいいのか、なかなか眠気はやってこないし、寝るためのとっかかりというか、いつもの寝るための儀式(本を少し開いてすぐに寝るだけですけど)が必要なのに、そんなことはできないし、とにかくひたすら明日の壇ノ浦パーキングエリアに着く6時くらいまで、とにかく寝ることにしたのでした。
冒頭の絵は、福岡で見つけた仙崖義梵というお坊さんの絵です。とてもかわいらしい。九州大学や出光美術館にコレクションがあるらしいです。
今回の福岡の旅で見つけたお土産の1つです。でも、一番大事なお土産を忘れたままにしてきてしまいました。福岡にいる友人に会う約束をしていたのに、その人はお忙しい様子なので、諦めて帰ってきてしまいました。実はケータイに電話を入れてくれてたのですが、せっかちな私は、それに気づかず、そのまま帰ってきてしまったのです。
どうしてもっと粘ろうと思わなかったのか? それは、この年になっても時間を上手に使うことができなくて、「しばらく博多のカフェでのんびりお茶でも飲んでみよう」という心がないからです。
せっかく福岡にいるのだから、福岡の空気をゆっくり味わえばいいし、福岡に友人がいるなら少しでもいいから会えばよかったのに……。ああ、私は変なアドレナリンに支配されて、「とにかくいっぱい回らなきゃ」という方へ傾いてしまうのです。
そんなに一心にあれこれ見たって、受け入れる自分に限界があるのだから、焦らずにただそこにいることを楽しめたらいいのですが……。今後の検討課題ですね。
待ち人……おそいが来る 旅行……利少なく帰途に注意
そうだったのですね。少しせっかちになりすぎて、大事なことをやり忘れたのですね。今からでも遅くないので、これから353日、焦らず、帰りに注意して、落ち着いて過ごしていきたいと思います。
わけがわかりませんね。とにかく夜行バスで、福岡をめざしました。大阪を22時過ぎにバスは出ました!
21時半ころに梅田界隈を歩いていたのです。そんな時間なのに、街にはたくさんの人々が行ったり来たりしています。お酒の入った人とか、ホテルに帰る人、アジア系の若い女性の集団はコロコロカバンを引きずっています。これから出かけるのか、日本に帰ってきたのか、ああ、そんな人々のことに首をつっこんでいるヒマはありません。私だって、あと30分で出発します。どうしてこんな時間? という気持ちと、今から出発って、何か楽しいという気持ちと半々で、バスターミナルをめざします。といっても、阪急電車の高架下なんでけど……。
バスターミナルに着きました。年末にキップを買ったところでした。あの時は、お昼だったから近距離バスで、山陰・山陽・四国・東海へとバスは出ていたようですが、もうこんな時間なので、出て行くバスはみんな遠いところへ向かっているようです。でも、その直前、私はここのガラス扉が見えていなくて、頭の左側と右膝を思い切りぶつけました。何人かの人は見ていたようですが、無表情で、こちらも恥ずかしいやら痛いやらで、消え入りそうな気持ちです。とにかく一度トイレに逃げ込みました。
静岡・松本・富山・高知等々、それぞれのバスを選んで、お客は乗り込んでいきます。アジア系の若者集団もいます。服装がかっこいいから韓国の若者たちでしょうか。ああ、外国の若者たちがどんどん日本の内側に入り込んでいる。日本の若者たちも、アジアやヨーロッパに進出しているとは思うけれど、何となくアジア系の若者たちの方がパワフルな気がします。
若者には海外進出をしてほしいし、私たちオッサンも、再度海外を闊歩することをめざさないといけないですね。つべこべ言うより自分で行動しなくてはいけません! でも、お金を貯めなきゃ、という気持ちが先に来るので、すぐ尻込みしてしまいます……。(やはり私はシブチンです)
私のバスは22時10分発なのに、少し遅れて到着。ベテランでがっしりとした体型の運転手が受け付けをしてくれました。前から3番目の左側が私の今夜の寝床でした。座ってみると、とても狭くて、気が遠くなります。でも、とにかくここが私に与えられた場所なのだから、一晩だけここで快適に過ごすしかないのだと、リクライニングを適当な角度にしてみたり、靴を脱いで足置き場でくつろいだり、ヘッドホンやら、飛行機の座席のように、いろいろな案内が入っているので一通り点検してみたりしました。
バスが出たら、すぐ信号につかまり、何度も左折・右折を繰り返して、大阪駅北側のビル群を縫うようにして走っています。とはいうものの、なかなか思う存分走れず、すぐに信号につかまっている。
此花区にあるUSJにも寄るらしい。国道2号線を走っているのかなと思うのですが、カーテンを開かないようにという運転手さんの注意があり、小さくカーテンのすきまから外を眺めていて、どこを走っているのかつかめないのです。クルマの走らない大きな通り、そこを左折したら、そこがUSJのバス乗り場になっていました。
かなり遅れたのか、ここで乗るはずのお客さんはいなかった。しばらく待ってみたものの、だれも現れないので、バスはとうとう出発、高速に乗って神戸三宮に向かう。
最後の乗車場で、ここで3人お客さんを拾って、合計8人ほどのお客となりました。しばらくすると、最初の高速のサービスエリアで、深夜最後の停車・トイレ休憩になります。
私は、満月の空を見上げ、こんなに高いところに月があるのかと写真を撮り、とにかく明日になるまで寝る努力をしようと決意するのでした。
ここを出てすぐ、車内の3列のシートを仕切るためのカーテンは閉じられました。明かりは落とされて、各自それぞれの眠りを探すことになりました。
さあ、どんなふうに眠ればいいのか、なかなか眠気はやってこないし、寝るためのとっかかりというか、いつもの寝るための儀式(本を少し開いてすぐに寝るだけですけど)が必要なのに、そんなことはできないし、とにかくひたすら明日の壇ノ浦パーキングエリアに着く6時くらいまで、とにかく寝ることにしたのでした。
冒頭の絵は、福岡で見つけた仙崖義梵というお坊さんの絵です。とてもかわいらしい。九州大学や出光美術館にコレクションがあるらしいです。
今回の福岡の旅で見つけたお土産の1つです。でも、一番大事なお土産を忘れたままにしてきてしまいました。福岡にいる友人に会う約束をしていたのに、その人はお忙しい様子なので、諦めて帰ってきてしまいました。実はケータイに電話を入れてくれてたのですが、せっかちな私は、それに気づかず、そのまま帰ってきてしまったのです。
どうしてもっと粘ろうと思わなかったのか? それは、この年になっても時間を上手に使うことができなくて、「しばらく博多のカフェでのんびりお茶でも飲んでみよう」という心がないからです。
せっかく福岡にいるのだから、福岡の空気をゆっくり味わえばいいし、福岡に友人がいるなら少しでもいいから会えばよかったのに……。ああ、私は変なアドレナリンに支配されて、「とにかくいっぱい回らなきゃ」という方へ傾いてしまうのです。
そんなに一心にあれこれ見たって、受け入れる自分に限界があるのだから、焦らずにただそこにいることを楽しめたらいいのですが……。今後の検討課題ですね。