第162回芥川賞受賞作の、古川真人作の「背高泡立ち草」を読みました。
作者には失礼と思いますが、私には「ええぇー、これが芥川賞!」と思う作品でした。
でも、作者は過去3回も芥川賞候補になられたので、実力のある作家さんだと思います。
作品は、島におきざりにしたままの実家の納屋が草に覆われてしまったのを、
兄姉と娘たちで草刈りに行った一日の描写ですが
娘が、住んでもいない納屋の草を何故刈らねばならないのか?と不満を言うのに
「草は刈らねばならない。そこに埋もれているのは、納屋だけではないから。」
納屋が、昔ここで生活していた家族の歴史を語っているから、埋もれさせてはならない。
昔、住んでいた時の立ち位置と言うか見栄から、草ぼうぼうにしていたら、沽券にかかわるという大人の気持ちが
住んだことのない娘世代には馬鹿らしく思えるんでしょうね。
福岡出身の作者の「博多弁」での文章が、同じような筑豊弁で育った私にも読みづらかった。
ああぁ!故郷は遠くなりけり!! と感じられる作品でした。
本日のウオーキングはポチと7100歩
私としては昨日雨で3000歩しか歩かなかったので、少し稼ぎたかったけれどポチが帰りたがってこの始末。