リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

現代の民族大移動にも潮目が見えているのかな

2024年08月29日 | 日々の風の吹くまま
8月27日(火曜日)。🌤☀。今日は朝寝坊もいいところで、目が覚めたらもう9時。まあ、今週は予定のフラグがひとつもないからいいけど、やることはあるんだから寝坊はよくないな。寝室もオフィスもダイニングもしっかり暖房が入っていて、バルコニーに出ると風が冷たいの何のって。ゆうべもよく降ったようで、ルーフデッキの丸いプランターの下に置いてあるトレイは金曜日まではカラカラに乾いていたのに、もう縁まで満杯で溢れるくらい。は、夏が戻って来るなんて、冗談だろ。秋はすぐそこまで来てるよ。

朝ご飯が済んでほどなくしてウォーキングの時間で、バルコニーの温度が18度になっていたので半袖のTシャツ1枚で出かけたら、うはっ、寒いっ。まだ8月が終わってないのに、秋風なんてもんじゃないような冷たさ。モールの2階には予想した通り中央の大きな吹き抜けの周囲に雨漏りを受けるごみ箱がまた増えていた。外観は6番ストリートから8番ストリートまで一直線の長いコンクリートの箱のようだけど、中に入って見ると人口9万人そこそこの小都市には不釣り合いなモダンな印象があるモールが最初にできたのが45、6年前。よく見ると1階はちょっと気取った「近所の6丁目商店街」で、2階は大小6ヵ所の吹き抜けを挟んで医療関係のオフィスや保育園が並び、シニアが何人もウォーキングに来るという日常っぽさ。そこが、かってビクトリア女王が直々に命名したカナダ西部最古の「市」でありながら、ビクトリアを好んだ総督の策略でブリティッシュコロンビア植民地(のちに州)の首都になり損ね、新興のバンクーバー市の「郊外」になり下がったニューウェストミンスターらしさなんだけど、果てることのない雨漏りのとの戦いは寄る年波に勝てなくなっている証拠かな。

おとといだったか、トルドー君政府が(人手不足が緩和されたので)雇い主による就労許可申請の条件をコロナ前のレベルに戻して(過去4年に88%も増加した)「低賃金の外国人出稼ぎ労働者の流入を制限」し、移民の受入れ枠の縮小も視野に入れていると発表。カナダ人(と永住移民)の雇用を促進するというのが理由だけど、裏を返せば、マイホームの価格や家賃の高騰も若者の失業率が高いのも、いいかっこしいのトルドー君が調子に持って増やし過ぎた移民や外国人労働者、留学生のせいだという国民の不満を鎮めようという魂胆だろうな。最近日本でまた関心が高まっているらしい「ワーキングホリディ」そのものには影響はないだろうけど、そのまま就労許可を取って居残ろうとすると厳しくなりそうで、ワーホリや留学のエージェントの謳い文句に乗せられて来た日本の若者にはお先真っ暗かもしれないな。でもまあ、世界的に潮目が変わりつつあると言えそうで、グローバル化の終焉が近いということかもしれない。

気温はあまり上がっていないけど、午後にはちょっと夏らしい青空が広がって、白い雲がむくむく。まだ8月なんだから、そう来なくちゃね。出戻りの夏は猛暑にはならないらしい。




鼻先でモフモフしたくなるような・・・





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