らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

Georges Bizet

2017年06月03日 23時59分59秒 | 好きな作曲家(作品)
 歌劇「カルメン」を作曲したことで知られる19世紀のフランスの作曲家〜G.ビゼーの弔日でございます。

 G.ビゼー(1838年10月25日〜1875年6月3日)の作品は、我々演奏を生業としている者でも「カルメン」、「アルルの女」で、演奏する作品は全てで、やっても「美しきパースの娘」くらいですかね。

 W.A.モーツァルトやL.v.ベートーヴェンのように書いた作品を片っ端から演奏される作曲家はまれで、ほとんどの作曲家は交響曲のみとかオペラのみのように有名ないちジャンル程度、演奏される事で歴史に名を残しているわけです。

 私も一応演奏家ですから色んな作品を演奏してみたいのですが、どうもクラシック音楽ファンは、同じ曲を何度も聞く方がお好みの人が多いようで、商業的な意味でも注目を浴びるという点でも有名な曲に偏るのは、今の時代しょうが無いことかもしれません。

 せめて、興味を持った作曲家の作品くらいは色々聞いてみることを強く勧めます。

 好きな作品の理解度も増す気がするから。

 G.ビゼーの管弦楽曲や合唱曲などなかなか魅力的ですよ。

 弦楽四重奏曲書いてくれればなぁ〜の作曲家の一人です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Aleksandr Konstantinovich Glazunov(1865~1936)

2015年03月21日 23時59分59秒 | 好きな作曲家(作品)
 どの時代にも嗅覚がすぐれて、要領の良いだけで生き残るような、少し悪言い方をすれば日和見的な・・こずるい人がいるものです。他人からの賞賛や出世のためだけに生きている人・・・その人の人生だし・・今日は私がとやかく批判するつもりではありません。所詮他人なのだから、どう生きようがその方々の勝手なんです。しかし、人に賞賛されずとも自分の生き方を曲げずに力の限り努力を続けている人は大好きです。

 どうも昔から時代の流行にのるような人には魅力をあまり感じなくて、流行が去ってから、例えば落ちぶれてきた芸能人なんかを好きになる傾向が私にはありました。

 さて、ロシアの作曲家グラズノフは時代の流行に乗り遅れて、自分が学んできた作曲技法を終生変えずに、弟子にD.ショスタコーヴィチなどがいたのにも関わらず、自分はロマン派後期の沈み行く泥舟の中であがき、作曲を続けていたような印象があります。こういう泥舟の中であがくときに、一瞬の魅力を放っている気がして、私はとても彼の作品が好きなのです。

 私が活動している弦楽四重奏のジャンルには番号付の作品が7曲あり、その他にも山形Qで2回ほど演奏した「弦楽四重奏のための5つのノヴェレッテ Op.15」という民族色豊かな聴きやすい作品もあります。M.レーガーなどにも当てはまりますが、1回聴いただけではその魅力が分かりづらい地味な作品の傾向にあります。何度か聴いているうちに、(少しずつ)内声の動きだったり通奏低音の動きのきこえる量が増えると、どっぷりはまってきます。

 楽譜はちゃんと出版されていて、私自身も何曲か所有しているのでそのうちに定期演奏会で取り上げることでしょう。

 ちなみに今日はグラズノフの誕生日。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Franz Peter Schubert(1797~1828)

2014年05月10日 23時59分46秒 | 好きな作曲家(作品)
 本日、山形響定期演奏会で「未完成」が取り上げられました。名曲中の名曲なのですが、山形響がこれを演奏するのは数年ぶり、あまり演奏しません。

 私、ずーと昔にも記事に書きましたがF.シューベルト好きなんですよ。聴いているのも演奏するのも好きです。若い時には分からなかった魅力をより感じるようになりました。交響曲もピアノ曲も歌曲も何を聴いても幸せな気分になれる作曲家はそうはいませんから(私にとって)よほどF.シューベルト君と気が合うのでしょう。

 山形Qでも弦楽四重奏曲全曲演奏してみたいですねぇ。今まで演奏したのは数曲程度・・・・。全曲演奏出来たらクァルテット活動引退かな。いつでも天国(地獄)行き準備万端です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

M.ラヴェル

2014年03月07日 23時59分36秒 | 好きな作曲家(作品)
 本日はM.ラヴェルの誕生日です。

 山形響はただいま第235回定期演奏会のリハーサルの真っ最中で、M.ラヴェル作曲のマ・メール・ロワも演目に入っています。

 弦楽四重奏曲やオーケストレーションの天才と言われたM.ラヴェルの曲はいつ演奏しても難しいし、とても魅力的に感じます。もう20年近く前になりますが、フランスに滞在していた頃、M.ラヴェルの家を訪問したことがあります。背の低い人物だったようで、家の天井が全て低く、演奏していたピアノが置かれている部屋など音楽に集中できそうな雰囲気のある処でした。

 マ・メール・ロワの話に戻りますが、この曲はとても美しく演奏していてとても良い曲なのですが、ただひとつ・・・・・・・。鬱。

 最終楽章にヴィオラのソロがあります。私も以前演奏したことがありますが、トップの席に座るとプログラムにこの曲があると憂鬱になるんですよね。実に弾きにくい音域と調性のソロなんですよ。最初の曲が始まったときからそのソロが気になって仕方がないし・・・・。ヴィオラソロの前にコンサートマスターのソロもあり、自分でピッチも決められないし・・・・。

 まぁ明日明後日は、うちの首席が何事もなく演奏するでしょうけど・・・・・もし弦が切れちゃったら、楽器を渡すのか(サイズが違うぞ!!)?自分で弾くのか??ドッキドキですよね。

 あ~心臓に悪い。ア~メン。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新世界より

2013年12月12日 23時58分05秒 | 好きな作曲家(作品)
 ただいま12/14(土)村山市民会館・12/15(日)鶴岡市文化会館の山形響定期演奏会に向けて、リハーサルをしています。

 メインは、A.ドヴォルジャークの交響曲第9番 ホ短調 Op.95「新世界より」。

 アメリカ滞在の経験を元にA.ドヴォルジャークが親しみやすい曲想で書いている交響曲です。名曲中の名曲と言っても良いです。初演は、1893年12月16日ニューヨークのカーネギーで。日本初演は1920年12月29日帝国劇場にて。なので、12月に「新世界より」を演奏するのはそれなりに意味があるものかと・・・・・。

 ただプロオーケストラに所属していると、何度も演奏する機会に恵まれて、いささか食傷気味の感のある曲でもあります。「またこの曲かぁ~こんなのちょちょいのちょい!」なんて思う人もいるかもしれません。

 毎回思うことですが、やり慣れた曲ほど名曲の確率が高くて、お客様もよくご存じでらっしゃるのです。よほどの名演でない限り喜びも半減。

 なので、こういう曲をやる時は、初心に返って譜面をもう一度読み返す(実は今回新しい譜面に切り替わっています)のを常として、新しい曲をやる以上に練習なんかしたり、他の演奏を聴いたりしちゃっています。そうすると目の前に広大な景色が拡がるんです。心も体も元気じゃないとなかなかやれないですけどね。

 良い演奏会になりますように!!お誘いあわせの上、ご来場下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Carl Friedrich Abel,(1723~1787)

2013年12月05日 23時59分56秒 | 好きな作曲家(作品)
 知らないことが多い事は幸せなことかもしれません。新しい出会いがあるたびに幸せを感じます。

 とりあえず専門家の私でも、名前も聞いたこともない作曲家はたくさんいます。好きな古典派や近現代の作曲家でさえ知らない人の方が多いです。

 特に演奏する機会のないバロック作曲家には疎いようです。家にCDがごろごろしているので、バロック作曲家の作品を集めたCDを聴いている(流し聴き)と、いつも心を奪われる和音進行と不思議なくらい別世界へ連れて行ってくれる作品がありました。面倒くさいので、調べもせずに放っておいたのですが、何作品かあるのでブックレットを見て調べてみると同じ作曲家であることが分かりました。

 ドイツの作曲家カール・フリードリヒ・アーベルと言う人です。その方面に詳しい方には有名かもしれませんが、私は全く存じ上げていませんでした。ヴィオラ・ダ・ガンバの音楽史上最後の名手とも言われているらしくJ.S.バッハの息子J.C.バッハと親交があり、W.A.モーツァルトにも彼の作品がモーツァルトの作品だと思われていた作品があったそうです。

 私が心を奪われたのはヴィオラ・ダ・ガンバの作品で、遠い古の世界に連れて行ってくれるようで、ちょいとした癒しにもなりました。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早坂文雄 99歳誕生日。

2013年08月19日 23時59分12秒 | 好きな作曲家(作品)
 昨年も同様の記事を書きましたが、本日は早坂文雄氏の99歳の誕生日です。

 早坂文雄氏は宮城県仙台市出身で、幼いときに北海道に移り住みました。

 黒澤映画の音楽を担当していたので、映画音楽作曲家と言えますが、純粋なクラシック音楽も数多く残されています。

 CDになっている管弦楽曲など私は好きなのです。

 弦楽四重奏曲も残されていて、是非来年の生誕100年には演奏したいと思っています。

 こういう話をする時にいつも思うのですが、邦人作曲家の楽譜はなかなか手に入れられません。出版されていることはまれで、色々なつてを使って存在しているらしい作品の楽譜を、何年もかけて手に入れることになります。

 レンタル譜よりも購入して自分の手元に置いておきたいのは、演奏家の気持ちです。

 もし!私が億万長者なら、そういった昭和の作曲家の作品を少しずつでも出版するのですがね。商売にはもちろんなりませんでしょうし・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Karol Maciej Szymanowski(1882~1937)

2012年10月06日 23時59分27秒 | 好きな作曲家(作品)
 交響曲やヴィオリン協奏曲、オペラなどを作曲しているポーランドを代表する作曲家~K.M.シマノフスキーを演奏する事は、プロの演奏家をしている私達でもあまり経験できることではありません。ポーランドではよく演奏されるのかしら?

 普段演奏の仕事に携わっていると、勉強のために聴く以外はクラシック音楽をあまり聴かないという人もいます。私は逆というか少し変わっていて、仕事でやらないような曲を好んで聴く方です。仕事から解放されるためにかどうか理由は定かではないのですが、山形響で演奏しないような作曲家を選んで聴くことの方が多いのです。現代曲など(邦人作品を含む)を聴いたりするのも、その一つです。古典派からロマン派~近代にかけての作曲家も、普段演奏する機会の少ないものを聴くのが、趣味なのです。

 近代でも好んで聴いている作曲家はB.バルトークやC.ニールセン、J.シベリウスなどで、このK.M.シマノフスキーもよく聴いている方です。昨年11月に希望ホールで行われたPhilharmonia Quartett Berlinの演奏会で、このシマノフスキーの第2番のクァルテットを聴けたのは、大いに楽しめました。シマノフスキーは2曲弦楽四重奏曲を書いていて、第1番や第2番は、カザルスホールでカルミナQの演奏で聴いた記憶がありますし、CDも所有しています。

 音楽大学学生時に、楽譜を図書館で借りてきて、友人達と音を出しましたが、曲は何となく知っていても演奏するのは歯が立たなかった苦い記憶があります。

 何年後か分かりませんが、山形Qでチャレンジしてみたいですね。本当に好きな曲なので・・・・・。

 ちなみに今日はK.M.シマノフスキーの誕生日です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

E.グリーグ 弦楽四重奏曲 ト短調 Op.27

2012年09月04日 23時59分11秒 | 好きな作曲家(作品)
 山形Qは、2000年10月に結成されたとプロフィールに以前は記載していましたが、実はその前の5月に中爺君を含めた弦楽三重奏曲を、当時行っていた山形響ユニオンの主催するコンサートで演奏するために4月くらいから練習していましたので、弦楽四重奏団の準備と言うことで厳密に言えば、2000年の4月と言うことになります。2001年の4月に行われる第1回定期演奏会の練習が、10月に始まったというのがプロフィールに記載していた真実です。

 その第1回定期演奏会でメインプログラムに選ばれた曲が、E.グリーグ(1843~1907)の弦楽四重奏曲 ト短調 Op.27です。初めての自主演奏会ですから、有名なA.ドヴォルジャークの「アメリカ」やF.シューベルト「死と乙女」、F.J.ハイドン「皇帝」などそうそうたる曲達が候補になりそうなものをあえてE.グリーグにしたのは、完全に私の好みからです。その頃はメンバーが順番にプログラムを考えるシステムでした。第1回定期演奏会に向けて25回位練習した記録が残っています。(今は1回の定期演奏会でだいたい10~13回位)

 E.グリーグには3曲の弦楽四重奏曲があり、1曲は喪失、1曲はE.グリーグの銀婚式の時に作曲されましたが2楽章までしか作曲されないで、後年レントヘンにより補筆完成されました。なので、現在通常演奏されるのが、この弦楽四重奏曲 ト短調 Op.27です。

 曲は有名ではなくても4楽章ある全ての曲がかっこよく、一聴すればすぐに好きになれると思います。北欧の作曲家が作る弦楽四重奏曲は、生命力にあふれ優れた作品が多いような気がします。

 もうこの曲を演奏してから12年近く経ってしまいました。今は10/13(土)の第45回定期演奏会に向けて、個人練習の期間になっています。

 機会がありましたら、また演奏したい曲の一つです。

 ちなみに、本日はE.グリーグの忌日です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

早坂文雄

2012年08月19日 23時59分54秒 | 好きな作曲家(作品)
 再来年生誕100年を迎える作曲家~早坂文雄の音楽との出会いは、父と見ていた黒澤明監督の「七人の侍」でした。

 1955年に亡くなってしまうまでに黒澤映画の音楽をかなり担当していたので、その名前を見たことがある人もいるかもしれません。映画音楽作曲家の面ではなく、実はクラシック音楽の分野でも作品を残しています。宮城県仙台市に生まれ、幼少期に北海道の札幌市に移り住んだ早坂文雄は、音楽的家庭では無かったらしいのですが、ピアノを買えない家庭環境に負けずに、見知らぬ人の家にまで行って、ピアノを借りて練習していたそうで、15才の頃には作曲家を目指し始めたそうです。

 その音楽はNAXOSなどで出ているCD等で、一部の管弦楽曲やピアノ協奏曲など聴くことが出来ます。

 黒澤映画で彼の音楽を聴いてきた私には、クラシック音楽の作品があること自体が衝撃で、聴けば聴くほど41才という若くして亡くなったのが残念に思えます。

 彼の作品リストには弦楽四重奏曲(1950)もあって、何とか2014年再来年には、生誕100年記念で演奏してみたいですね。ちなみに本日は彼の98才の誕生日でございます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

A.ドヴォルジャーク

2012年08月10日 23時59分13秒 | 好きな作曲家(作品)
 山形響 第223回定期演奏会初日終わりました。指揮者のイジー・シュトルンツ氏と今回のプログラムは(ベートーヴェンを除く)、昨年の大震災の時の定期演奏会と同じです。鶴岡市文化会館でのゲネプロ中、スメタナの「モルダウ」を練習中に地震が起きました。あまり思い出したくありませんが、ゲネプロは一時中断し、幸い電気が通っていた文化会館のTVでは信じられない光景が映し出されていました。そして話し合い後、定期演奏会は中止になったのです。急いで、月山道を通り、停電の家にたどりつき、不安な夜を過ごしたのが昨日のようです。

 まだまだ避難生活をしている人もいて、東北の災害は癒えていませんが、山形響の忘れ物は今回の定期演奏会で、無事終了となるはずです。明日も山形テルサ、そして明後日は鶴岡市文化会館で同プログラムで行われます。初日より2日目、そして鶴岡市民会館とより良い演奏になるように頑張ります。

 さて、本題!

 私はつい最近まで、A.ドヴォルジャークという作曲家が苦手でした。プロのオケマンとして付き合いの多い曲は、「スラヴ舞曲」、「新世界」、「第8番」、「チェロコン」、「弦セレ」など。これらの曲は、誤解を恐れずに言えば、万人向きで作曲家の本質を伝えない曲のような気がします。

 例えば、L.v.ベートーヴェンでは、Vn協奏曲、Pf協奏曲、交響曲9曲などがオケマンとして付き合いが多いのですが、弦楽四重奏曲全17曲やピアノソナタがL.v.ベートーヴェンの本質的な部分を伝えている気がしてならないのです。

 A.ドヴォルジャークに話を戻せば、先に挙げた曲達は、メジャーマイナーキーに関わらず、どちらかというと華やかで、もっと言えば派手な曲達です。ところが、彼の他の曲を聴いてみると交響曲・交響詩やチェロコン以外の協奏曲、室内楽、特に弦楽四重奏曲のほとんどは地味なイメージの曲ばかりです。

 今回、山形響の定期で取り上げた交響曲第7番もどちらかというと柿渋なイメージです。難しいパッセージ、多くの転調など演奏者には気の抜けない曲です。

 私の仮説ですが、A.ドヴォルジャークはもしかしたら、こういう地味なちまちまとした小難しい音の響きを好んだのではないかと・・・、そして有名な曲(評価されている曲)は、逆に彼の妥協の作なのではとも思えてくるのです。そんな事をチェリストなどに言ったら反撃をくらいそうですが、チェロコンと同じような作品が他にない以上、私の説も当たらずとも遠からずかもしれません。圧倒的に地味な印象の作品の方が多いのですから。

 私が、(私小説のような作曲家の本音が表現されている可能性が高い)弦楽四重奏曲を好んで聴いたり演奏したりする本当の理由は、そんなところにあるのかもしれません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Carl Maria Friedrich Ernst von Weber

2012年04月21日 23時59分18秒 | 好きな作曲家(作品)
 本日、山形響第220回定期演奏会で、C.M.v.ウェーバー(1786~1826)の歌劇「オイリアンテ」序曲 J.219 を演奏しました。

 C.M.v.ウェーバーは、W.A.モーツァルトからR.ワーグナーへと橋渡しをした作曲家として、ドイツでは人気作曲家の一人です。父フランツ・ウェーバーの兄フリードリンの娘コンスタンツェは、W.A.モーツァルトと結婚していたので、モーツァルトとも親戚というわけです。

 私が、大学のオーケストラサークルで一番最初に演奏したのが、C.M.v.ウェーバーの「オベロン」序曲でした(当時は2ndVn担当)。それこそ厳しい鬼のような先輩のパート練習に週に4~5日参加して、この曲を一生懸命練習したのを昨日のことのように思い出します。その後、音大を経てプロになってからもクラリネット五重奏曲、「オベロン」序曲、「魔弾の射手」序曲、クラリネット協奏曲の第1番、第2番、そしてこの「オイリアンテ」序曲など演奏しましたが、一方でW.A.モーツァルトの後継者と言われている作曲家なのに、演奏回数が少ないのには残念な気持ちでいっぱいです。

 オペラのDVDなどを鑑賞すると本当に良い作曲家だなぁ~と思えますし、本当に魅力あふれる旋律の宝庫なわけです。オペラは色々な制約があるので無理でしょうけど、例えば2管編成で書かれた交響曲など小さい山形響にはちょうど良い作曲の気がします。

 それこそ、ピリオド楽器なんて使用して演奏したら、どんなにかっこいいのでしょう!

 実現難しい話を今日は書きました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Klaviersonate Nr. 14 op. 27 Nr. 2 cis-moll "Quasi una Fantasia"

2012年04月04日 23時59分54秒 | 好きな作曲家(作品)
 好きな演奏できくピアノ曲は、時間の経過を忘れさせてくれて、とても有意義な時を与えてくれます。

 L.v.Beethovenのピアノ曲は、弦楽四重奏曲との絡みもあって、勉強のためにきいていましたが、すっかりはまりました。後期の作品や軽めの初期の曲が好きですが、やはり三大ソナタ「悲愴」「月光」「熱情」は、人気曲だけあって、いつきいても心に刺さります。中でも、音大に行く人位なら、楽譜的には比較的音が並べやすい「月光」は一番のお気に入りです。自分が練習したことのある曲ですので、楽譜上の構造が多少わかっているのが、鑑賞の上で楽しさも倍増するものです。もちろん何十年もピアノから離れている今は、全然弾けないと思いますが・・・・・。

 特にソナタ形式を使用しなかった第1楽章は好きです。右手の三連符と左手の重厚なオクターヴで、あれだけ人の心を引きつけるのですから・・・・。

 暑苦しい、汗かきかきの演奏より、少しゆったりめの確実な演奏が好きですね。誰の演奏が好きかは、想像に任せます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

はいどん!

2012年03月31日 23時59分25秒 | 好きな作曲家(作品)
 本日は年度末、今日で忙しかった2011年度もおしまいです。美里町での第九演奏会を終えて、急いで家路。

 何も用意していなかったので、北ジャ(通称)に寄り、それらしいケーキを買って家に戻りました。

 そうなんです。今日はうちの奥さんの誕生日なんです。世の中の旦那さんにとっては、奥さんの誕生日ってとても気を遣う日なんです。自分の誕生日は何もしてくれなくても別にかまわないのですが、奥さんはそうはいかないのです。私も気が利く方ではないので、毎年、数日前からそれとなく情報を流されてプレッシャ~をかけられるわけです。年度末で忙しいんだけど・・・は言い訳にはなりません。

 前もってプレゼントは渡してあったので、当日はとりあえずケ~キ!

 ・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・。

 何度も書いていますが、山形弦楽四重奏団は創立以来F.J.ハイドンの弦楽四重奏曲全68曲を演奏しようとしています(残り20数曲)。団の創立の時に継続は力のもと、半ば無謀とも言える68曲の全曲演奏を最大の目標に置いたわけです。音大学生の時の同級生にY君というハイドンおたくのような人がいました。毎日のように学校の図書館にこもって、ハイドンの弦楽四重奏曲を聴いている人でした。話すと作品54のいくつかの曲は素晴らしいとか、作品20のいくつかは感動的だとかしょっちゅう言っていました。当時は、若かったせいもあってハイドンよりブラームスとかチャイコフスキーとかもっと派手な曲を好んでいたので、ハイドンには興味がわきませんでした。まぁ知らなかったから(演奏したことのある曲さえ退屈に感じていたものです。演奏方法が全くわからなかったからが原因ですが)。

 もう40曲以上、山形Qで演奏してきているので、彼の曲の良さも体になじんできましたし、当時のY君よりおたく化しているかもしれません。忙しい毎日を送っているときに、家で静かにF.J.ハイドンの曲を聴いていると、とても心が安らぎます。

 ちなみに今日はF.J.ハイドンさんの280才の誕生日でもあります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日は、

2012年03月19日 23時59分07秒 | 好きな作曲家(作品)
 この方の誕生日。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする