毎年恒例になりました山形響の東京公演。さくらんぼの出荷時期と重なり、さくらんぼコンサートと名付けられて、随分と経ちます。コンサートの内容などが知りたい方は、他の団員さんのブログやキーワードで検索してみて下さい。感想は人それぞれで興味のある方は面白いかも知れませんよ。会場に詰めかけてくれて、温かい拍手をくれたお客様には、心から感謝を申し上げます。
東京生まれ育ちの私にとって、東京は故郷ですが、「帰る」というより「行く」という感覚が年々多くなってきています。もし、両親や兄弟がいなければ、この梅雨の時期の東京へは自分からは好んで行かないでしょうね。
しめった空気感で、逃れられない暑さには毎年嫌な思いをします。10年以上前はこの空気感の中で、生活していたのですが、どうやって生活していたか思い出せない・・・・。いつもこの時期は水シャワ~を浴びながらクーラーの中で生活していて、しばらくたつと冷房病で毎年苦しんでいました。汗。
東京は確かに便利だし、交通の網をはじめ、田舎の生活とは全く違う文化があります。でも羨ましくないのです。あの密集した感じがどうも年をとるたびに辛くなってしまいます。
10年ちょっと前まで生活していた近所の写真
都会の人は我慢強いですね。全く凄いです。もうほとんど実感として、自分は東京の人ではないので他人事のように書いていますが、あそこで生活している人達は凄すぎです!
今生活している近所の写真(月山道)
ただ気分が滅入ったまま東京に行くのは嫌だったので、新幹線で駅弁を買って食べました。
演奏会終演後は例年ならすぐに山形に戻ってしまうのですが、今年は武蔵大学時代の後輩が何人か聴きに来てくれたので、何年ぶりかに新宿で一緒に飲みました。すぐに20年以上前の学生時代に感覚が戻りますね。そうそう音楽監督が差し入れてくれた栄養ドリンクをチャイコフスキーを演奏する前に飲んだのですが、この飲み会の時に覚醒して一番元気だったのは飲み会の席でした。でも演奏会で手を抜いたわけではありませんよ、一生懸命に演奏した証拠にビールが美味しかったのですから。
山形に来てからのヴィオラの生徒さん達が卒業してから、今は東京で生活しています。終演後飲み会に誘ってくれたのですが、先に大学時代の友人達との約束が入っていたので、断ってしまいました。体が二つあればなぁ~と思った日でした。本当にごめんね。またの機会に!!