らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

A.Borodin 弦楽四重奏曲第2番 ニ長調 第4楽章

2008年07月31日 23時12分22秒 | クァルテット
 前回は飲み慣れないお酒を飲んでのブログ更新だったので中途半端で話しが終わってしまいました。前回の話しを読んでいない方は下記のリンク先の記事をお読み下さってから今日のブログをお読み下さい。
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Alexander Porfir'evich Borodin

 このBorodinの弦楽四重奏曲をはじめて聴いた時から、この第3楽章までのロマンティックの強制みたいな曲の感じと第4楽章の少し現代チックな響きは違和感を感じていました。(少なくても学生だった当時は現代チックに聴こえた)何故?この第4楽章を書いたのだろう?ロマンティクのゴリ押しみたいな曲調で最後までいかないのだろうと思っていました。何回聴いても良い曲に聴こえないし・・・・・・。第1楽章や第3楽章などのメロディーはすぐ耳になじむのに。速い第2楽章だってかっこいい。第4楽章の曲調は私の中でしばらく違和感がありました。

 あっここで一度書いておきますけど作品分析的な事は書けないし、ここから先は私の想像の世界なので、「お前の想像なんて知りたくもない!」という人は読まない方が懸命です。あしからず。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 この曲を演奏するたびに少しずつ考えが変わってきました。山形Qで色々な曲をやってきたおかげかもしれません。

 第4楽章
 この曲の最初はAndanteで始まります。ヴァイオリン2人とヴィオラ&チェロの掛け合いが2回繰り返された後に速い部分Vivaceに入ってゆきます。まず短い序奏Andante(歩く速度で)の部分は、L.v.Beethovenの第16番終楽章冒頭部分に似ています。この第16番の冒頭部分のテーマは言葉がはまっているそうですが、Borodinの最初も何やら言葉を会話しているようにも聴こえなくもないです。

 Vivaceに入るとチェロの伴奏に乗ってまずは、ヴィオラが速いパッセージを弾き、2ndヴァイオリン~1stヴァイオリンと引き継がれます。速いので聴き取りにくいですが、ヴィオラの弾き始めFis・A・G・Fis・E・H・Aはこの楽章の冒頭でヴァイオリン2人が弾いた音形と全く一緒です。この音形は楽章を通して何回も速度や音量を変えて何回も出てきます。

 ロシアの弦楽四重奏団、例えばボロディンQやサンクトペテルブルグSQがこのVivaceを遅い速度から初めて各楽器に引き継がれていくたびに速度を上げて演奏します。実は現在出版されている一般的な楽譜にはそんな事は書いていません。Vivaceは最初から速く弾くようにしか書いていません。なぜロシアの団体がそのように演奏するか疑問に思っていましたけど、たぶん想像ですけどヴィオラが入った時の音形をまず強調して(提示する)ためのような気がします。Borodinの活動した国の団体ですから秘密の楽譜があるからかもしれませんし、作曲者から得た解釈のような気もしますし、単なる偉い先生の解釈の伝導かもしれません。謎の部分です。

 アメリカのエマーソンQなどは、楽譜どおり最初から弾き飛ばしてます。笑。

 曲の中頃にまたAndanteの部分が来ます。調性を変えて、曲の冒頭部分とほとんど同じような感じで各楽器が演奏します。これもまたL.v.Beethovenの第16番とかぶる気がします。Borodinは化学者になる頭もあったので、綿密にBeethovenのこの曲を研究した可能性がある気がします。楽章全体がどうも似ています。パクッたとは言いませんが、参考にしたかもしれません。そしてまたVivece~そしてAndante~またVivaceで最後は大盛り上がりで終わります。

 この第4楽章はBorodinの歌心は当然あるのですが、どうも聴衆側ではなく演奏者側に向いている気がします。Beethovenの第9番ラズモフスキーの第4楽章が、聴衆に対する「ショーピース」であるのに対して、Borodinの第4楽章は演奏者への「ショーピース」のような気がします。ころころと変わる速度表示・・・。演奏者のアインザッツ(音楽を合わせるためのきっかけの動き)を頻繁にやらねばならず、それも微妙な速度変化のために更に難しい事に・・・。そんな所も腕の見せ所です。

 甘いものを食べ続けたら辛いものが食べたくなった。辛いものを食べ続けたら甘いものを食べたくなった。と同じでロマンティックの強制(この曲はBorodinの妻に対する愛の曲で、少々ロマンティックが鼻につくと感じる事もありますし)は聴衆にとって、いや時に演奏者にとって実は辛いものです。何事も程々が良いような気がします。この第4楽章は本当に演奏していて難しい所だらけで落ち着く所がほとんどありません。かなり綿密に譜面を書いているので演奏者の負担は大きいものです。しかし第3楽章までの糖分(ロマンティック)に飽きた(つきあってあげた)演奏者は、第4楽章の難解さに胸を躍らされます。やっと曲調ではなく自分たちの技術を見せる時がきたのです。その時は「そらいけ~~~!」みたいな気分になります。笑。

 この曲を何回か演奏してきて私が思い始めている第4楽章の印象でした。

 これからも何回も演奏して行くうちにまたイメージもどんどん変わるでしょう!数年後読み返したら過去の自分に対して「馬鹿ぁ~~!!」と思うかもしれません。でも良いのです。その変化のために演奏し続けているのですから。
 
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Alexander Porfir'evich Borodin

2008年07月29日 23時51分24秒 | クァルテット
 山形Qの福島県いわき市立草野心平記念文学館での演奏会もあと10日位になりました。8/9(土)ですよ~。今回の演奏会のメインプログラムはA.ボロディンの弦楽四重奏曲第2番 ニ長調です。当ブログにもよくコメントを下さるnarkejpさんのブログ「電網郊外散歩道」にもボロディンのこの曲について記事がありましたのでリンクしておきます。

愛妻に捧げる夜想曲~ボロディン「弦楽四重奏曲第2番」を聴く


 narkejpさんは文章がとても読みやすく、勉強熱心な方の様で、この曲を知らない人がいたらまずリンク先の記事をお読み下さい。この記事のTrackback先の記事もお読みになると更にこの曲を聴きたくなる事でしょう。A.ボロディンは、ロシアの作曲家であまりその実演に接する事は多くはありません。音楽教室などで演奏する「ダッタン人の踊り」や交響詩「中央アジアの草原にて」くらいなもので、交響曲の第1番も第2番もアマチュアオケ以外はあまりやったのを聴いた事が私はありません。何年か前、黒岩英臣さんの指揮で山形響が第1番を演奏した事がありますが、私もその1回とアマチュア時代に第2番を何回か演奏しただけです。

 ボロディンは化学者として有名な人で、作曲家だけをしていたわけではないので作品数が少ないのでしょう。ただ少ないながらもその作品を聴いていて、一つ一つは残っているだけの価値がある良い作品ばかりです。(本当に聴きやすい)

 ~~~~~~~~~~

 私達が演奏予定である弦楽四重奏曲第2番 ニ長調の1作品だけは特別で、弦楽四重奏の世界ではかなりメジャーな作品です。ロシアの作曲家の作品の中ではチャイコフスキーの第1番(アンダンテ・カンタービレを含む)と並んで、親しまれています。全曲が甘い調べに包まれていて、このジャンルが苦手な人でも一回聴いていただければその良さがわかると思います。かく言う私も恥ずかしながらばらしますと音大の学生時代に初めて聴きました。その時は先生達とやる演奏で、ドイツ人のチェロの先生が半ば強制的に押し付けたのでCDを買って、急いで勉強したのです。あの甘美なチェロの後ろでヴィオラが何をやっているか知っていますか?一言で言うと「助けてくれ~!!!!」の世界です。いくらボロディンがチェロを嗜んだとは言え、少し恨み節も言いたいくらいです・・・・・。

 ~~~~~~~~~~

 ものすごく前ふりが長くなってしまいました。
 narkejpさんもTrackback先の記事を書いた皆さんも第1楽章から第3楽章までのロマンティックさは絶賛するものの、(第3楽章はノクターンという親しみやすい名前もある事ですし、しょうがないのですが)第4楽章についてあまり書いている方がいないようなので、私なりに書いてみたいと思います。

 ここからは題名を
 ボロディン作曲弦楽四重奏曲第2番の第4楽章について
                                       としてください。

 第4楽章は・・・・・・・・・。
すみませんここで酒がまわってきて、どうしても眠いのでまた続きをいつか書きます。

 眠気に勝てません。ごめんなさい。
 
  
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むぅ~ぎわぁ~らぁ~ぼぉうしぃわぁ~

2008年07月28日 23時56分50秒 | 雑記
 どぉこえぇ~いぃ~いったぁぁぁ~~~。

 皆さんこんばんは。
吉田拓郎さんの名曲「夏休み」でオープニングをしました。

 明日から山形響のあまでぇ~うす定期のリハーサルが始まります。私のプチ夏休みは終わりました。宿題をいっぱい残して新学期を迎える前の晩の子供のようです。ここまでゆっくり出来たのは久しぶりだったので、何もしない事が、かえってとても有意義でした。やっと体も回復傾向です。

 今日の大江町はとても星空がきれいで天の川から何から見えまくりの空です。星座に詳しくないのが少し残念。本当にきれいですよ。空一面プラネタリウムです。

 8月に入るとあまでぇ~うす定期が終わって、オケが休みになっても個人的に怒濤の忙しさが待っています。

 頑張るしかなさそうです。たまには日記調のブログで・・・・。

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深井史郎

2008年07月27日 19時39分03秒 | 好きな作曲家(作品)
 この作曲家について知らない人がいたら
まずウィキペディアで
深井史郎

 この東北~秋田市に生まれた作曲家は私の中ではかなりメジャーな作曲家なのだが、知らない人も多いだろう。なぜ今この作曲家をとりあげたかと言うと、今度の8/9に山形Qでいわき市立草野心平文学記念館にて演奏会があって、草野心平氏が作詞して、この深井史郎氏が作曲した歌を遺族の方に許可をもらって弦楽四重奏曲に編曲しているからだ。演奏会は時間制限(会館の都合)があるので、もしかしたら演奏しないかもしれないが、一応一生懸命編曲作業をしている最中である。なかなかシンプルな曲なので曲のイメージを変えないようにあまり凝らないで編曲しているのだが、そこが難しくて・・・・・。

 どうなることやら・・・・。演奏出来るのだろうか?時間も編曲の出来も不安。

 深井史郎氏は映画音楽の方で活躍した方で、クラシック音楽としては管弦楽曲やバレエ音楽(ピアノor管弦楽)など多くの作品も残しているのだが、そのほとんどが今聴く事が出来ない。CDの数が少ないからで、それでも聴く事が出来る作品には、ある種の感動がわき上がる。

 彼の作品リストを見ると1934年に作曲された弦楽四重奏曲「三つの特徴ある楽章」というのがあるらしい。もの凄く興味がそそられるのだけれど・・・・。ラヴェルみたいな作品かなぁ~?東北の作曲家だし、いつか機会があったら演奏したいものだ。
HMVジャパン
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頑張りました。

2008年07月26日 23時02分44秒 | 雑記
 夏に弱くて・・・・。ネタが全然浮かばないので、昔話でもします。
 昨年の今頃は「題名の無い音楽会」の収録のためさらに暑い東京に滞在していたのですね。東京に帰った時に自分の母校である練馬区立石神井東中学校のまわりをぐるっと歩いてきました。区立なので何十年も前に卒業した人が訪ねて行っても、知っている先生がいるわけではありません。まわりを歩いただけの理由はまだあるのです。外部からの入校は禁止なんですね卒業生でも。今の世の中当たり前ですけど、私の在学中は毎日のように卒業生が部活の後輩を教えるためにたくさん来ていました。

 私はバレーボール部に所属していたのですが、OBによるしごきが毎日のように行われていました。私達の先輩の頃は強豪校だったらしく、その強豪校復活のためにOB総出で私達をしごいたのです。メンバーは仲良かったので挫折者はほとんど出なかったのですが、ケガ人は続出。毎日毎日嘔吐するまでしごかれていましたっけ・・・。そのバレーボールも今は女子部しかないみたいで、少し寂しいですね。

 HPを訪問して現在の学校の様子が写真付きで紹介されているのですが、ホッとしています。私達の頃は本当に学校が荒れていました。金八先生の現実板です。オートバイに乗って集団で走っている団体さんとか、他の学校のそり込みを入れた生徒さん、チェーンを所有している長いスカートの女子生徒さん達が、しょっちゅう戯れにきていましたっけ。尾崎豊さんの世界である校舎中の窓ガラスを鉄パイプで壊す生徒、トイレはドアはいっさい無く、毎日煙草のボヤ騒ぎ。授業中はラジカセでクールスとか流れていましたっけな・・・・。警察の出動は何回有ったか・・・・・。

 新聞に「廃校!?」の記事も出た事もありましたっけ。

 出身校が廃校にならなくて本当に良かったです。今思い出すと夢を見ていたような錯覚になります。

 この写真の校舎の裏に給食センターに返すパンのケースが積み上げてあって、部活の帰りに食べ残しパンを友達と盗んで食べていたのが良い思い出ですかね。(時効でしょう???)
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違う景色

2008年07月23日 23時54分47秒 | クァルテット
 山形弦楽四重奏団のメンバーで演奏してきました。山形銀行鈴川支店のパーティーでした。元支店長、現支店長、そして行員の方々には大変お世話になりました。パーティーには地元鈴川の企業の方々も集まり盛大なものになりました。

 山形弦楽四重奏団とは言っても、メンバー紅一点だちゅ嬢が秋田で演奏会に参加のため家の奥さんがヴィオラを担当。私は、約1年ぶりに2ndヴァイオリンを担当しました。パーティーなどでよく演奏する定番の曲を演奏したわけですが、私にとって違う景色が広がりました。いつもはヴィオラ側からしか見ていない景色を2ndヴァイオリンから見たのですから。

 今日は朝からず~とヴァイオリンを練習していました。子供の頃から大学生の頃までヴァイオリンは弾いていたのですが、いつもは44cm位ある大きめのヴィオラを弾いているので、私の所有するレディースサイズ(7/8)の小ぶりのヴァイオリンに慣れるまで、少々時間がかかります。やっと慣れてきての本番でした。ハ音記号とト音記号の違いも有り、譜面を読み間違えないように・・これも結構大変でした。奥さんとたまに遊びでアンサンブルする時ヴァイオリンを弾くくらいですから、なかなか貴重な体験と言えるでしょう!!中爺君からは「前よりヴァイオリン上達したんじゃないの?」と嬉しいような悲しいような言葉ももらいました。

 弦楽四重奏を長くやっていて、以前から感じていた事ですが2ndヴァイオリンって音楽を支配する感じが面白いですね。色合いを変えたり、テンポを変えたり・・・・。1stヴァイオリンに隠れるだけのパートでは全然面白くありません。もし専門でヴァイオリンを弾く立場であれば、2ndヴァイオリンを弾いていたいですね。こんなに演奏していて楽しいパートは有りませんから!

 演奏終了後に、そのパーティーに参加させていただきたくさんの方々とお話をしてきました。貴重な話しばかりで、今後に繋がるような話しも出来ました。山形に住んでいて、山形で活動している音楽家として、地元に何を貢献出来るか?なんて結構大きなテーマでお話も出来ましたし、色々考えさせられました。考えて、少しずつでも実践に移させてもらいます。

 それにして若い行員の皆様の気の使いようには、本当に感謝しています。一般企業に勤める会社員の「きちっと」したところは、我々一般(常識)から離れがちな音楽家は見習わなくてはならない面もたくさん有るように思えました。

 聴いてくださった皆様、裏で一生懸命動いてくださった行員の皆様、そして私達を呼んでくださった支店長さん、全ての方々に感謝します。

 本当にありがとうございました。
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とろけています。

2008年07月22日 00時52分32秒 | 大江町
 西日本では37度前後まで気温が上がったとか・・・・。
体温より気温が上昇するのは異常です。少しずつで良いので温暖化対策をみんなでしましょう!ここ山形でも気温はぐんぐんと上昇!暑すぎます。稲が熱中症にならない事を祈ります。先日の秋田も米は美味しかったけど、ここ大江町の米にはかないません!早く秋の新米を食べたいものです。

 毎日のように同じような事を書いていますが、体調管理が難しいところです。毎度の事ながら空気がきれいなコースを選んで、深い呼吸をしながら歩いています。一昨日などは本当に呼吸が浅く、息苦しいほど疲れていました。これではいけないですね。体調管理も仕事のうちですから。

 幸いな事に山形響は休みが続き助かっています。やっときたかプチ夏休みプレ!

 このひと時だけでもオーケストラプレイヤーでない事に感謝します。厳しい事は言わないでください!誰でもたまには仕事から離れたいものです!

 近所の畑でだいぶ林檎の形が林檎らしくなってきました。冬が待ち遠しいです。
     
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Juilliard String Quartet

2008年07月21日 18時17分16秒 | お気に入りのCD
 お勧めのCDのカテゴリーからは外れていますが、DVDを紹介します。
Euroartsという会社から発売になったJuilliard String Quartetの1975年に収録された演奏です。

L.v.Beethoven
・第4番 c-moll Op.18-4
・第7番 F-dur Op.59-1
・第14番 cis-moll Op.131
の3曲が収録されています。

 ジュリアード弦楽四重奏団は、CDがまだ高かった頃(1枚4000~5000円位)、ソニーが破格の3000円のシリーズを出して、私達学生がやっと手が出る価格になって、CDの購買意欲が出てきた時に(その3000円シリーズの中に何枚か入っていたため)最初に聴いた弦楽四重奏団です。もちろんレコード時代は、他の弦楽四重奏団を聴いた事は有りましたが、CDという媒体で初めて聴いた弦楽四重奏団の一つと言えるでしょう。その頃は善し悪し(好き嫌い)もわからずにシューベルトの「死と乙女」「四重奏断章」やドヴォルジャークの「アメリカ」「糸杉」などを聴いていました。

 CDが安くなるに連れて色々な団体を聴くようになり、しばらくジュリアード弦楽四重奏団からは遠ざかっていました。昨年来日してバルトーク全曲を演奏したそうですが、その演奏会のテレビ放映があって、それを見てからやはり良いかも!と思い直しました。

 1975年収録という事は、長年(半世紀位)同団を率いていた1stVnのRobert Mann氏も健在で、若き日の演奏を見る事が出来ます。(今は1stVnのメンバーは交代しています)。

 若い頃聴いていてあまり好きではなかった機械のような、言い方をかえれば「冷たい」テクニックは、今の私には心地よくて、音楽に私情をはさみすぎない流れに心を打たれます。

 プロの批評家ではないので、やぼったいものの言いようは勘弁してください。

 こういう過去の埋もれた映像作品はたくさんあるでしょうから、当時評価されていなくても今の市場にもう一回出してくれる事を多いに歓迎したいと思います。誤解されないように書いておくとこの映像が当時評価されていたかどうかは、私は全然知りません。

 あらためてジュリアード弦楽四重奏団のBeethoven全曲を聴いてみたくなりました。そういえば山形Qの第1回定期演奏会が終了した直後に天童市市民文化会館に来た現メンバーのジュリアード弦楽四重奏団演奏会を山形Qメンバー全員で聴きに行きましたっけ。懐かしい思い出です。だちゅ嬢もお父さんと聴きにきていて会いました。当時は一緒に演奏するとは思ってもいませんでした。笑。
HMVジャパン
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暑中お見舞い申し上げます。

2008年07月20日 23時18分16秒 | 雑記
 今日は、今年初めてスイカを食べました。疲れた体を癒してくれます。山形に来てからスイカを好きになりました。今年は何個食べる事が出来るでしょうか?

 Ich Liebe すいか.

 昨晩、北秋田市~山形まで帰ってきました。山形も暑いですね。夏本番です。山形響は今年度の前半の遠出は終わりました。8月いっぱいまで県内だけです。今月はあと11日間ありますけどオケは休みの日の方が多いです。

 やっと体のケアが出来ます。弓の毛替えや楽器のメンテナンスも。
と言っても山形Qや指導が入っているので、なかなか全休の日はありませんが、少し気持ち的にも余裕が生まれそうです。何とか有意義に時間を使いたいところです。

 帰宅した家では、暑さに負けているもきち君が・・・・・・・。
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鷹巣町

2008年07月18日 20時44分27秒 | 演奏旅行~
 山形響の演奏会で北秋田市に滞在しています。東北電力主催の名曲の夕べというコンサートです。実際滞在している場所は、合併前は鷹巣町という所でした。地域をあげて秋田内陸縦貫鉄道を応援しているらしく、乗車証明書や定期券を持っていれば商店街で割引が受けられるらしいです。地域に愛されている鉄道なんですね。

 商店街の中の公園には、お役目ごめんの汽車がかざってありました。
     

 本日は、コンサート会場でリハーサルでした。
コンサートは北秋田市文化会館ファルコンホールという場所です。少々狭いですが、スタッフ一同色々気を使ってくれています。
客席から見た舞台
     

舞台から見た客席
     

 楽団員のほとんどの方は大館市に宿泊ですが、私達はこのホールから徒歩2、3分のホテルに宿をとったので、毎日一番乗りです。人が来ないうちに練習!みんなが来る頃には、近くの喫茶店でご飯を食べて、とても有意義に時間を使えてます。この町は昼と夜の顔が全然違うので、夜は早くご飯を食べに行かないと寂しい思いをします。昼間あれだけ人通りがあるのに夜は閑散としてしまいます。今日は、辛うじてラーメンを食べる事が出来ました。美味しかったですけど、ちょっとな。
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けっきょく

2008年07月16日 22時25分14秒 | 演奏旅行~
 結構、北秋田市まで時間がかかってしまいました。

エコドライヴもあってホテルに着いた頃には、街はシャッター商店街に。やっと開いていたお店に入店しました。郷土料理と書いてあったのに、お店はほとんど洋食屋さんでした。

あれれ??

気を取り直して、何はともあれ「乾杯!!」

ビールはどこで飲んでも味は変わりませんから。

今日は大人しく寝て、疲れを取りなさいという導きでしょう。とほほ。
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明日からまた県外。

2008年07月15日 22時55分43秒 | 雑記
 明日からまた県外に出ます。うぅ~ん。

 行き先は北秋田の方へ。

 プログラムは、
・ブラームスの交響曲第2番
・サンサーンスのヴァイオリン協奏曲第3番 他。

 今の体調を考えると結構しんどいかもしれません。

 ここは今年前半の山ですね。いつも山のようですが・・・・。汗。

 乗り切るためには・・・・!?

 体に良いガソリンを入れなくてはいけませんね。ハイオク級の・・・・。

 そうですアルコールしかありません。秋田のおも~い名酒を飲んできます。

 暑いから地ビールか・・・・!?

 今だと・・・イワガキかな?

 きりたんぽなんてぇ~のは、夏場でも食べるのかな?

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・??

 急に旅行に行きたくなってきました。頑張ります!!
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疲労回復の方法

2008年07月14日 23時47分01秒 | 雑記
 みなさんは、疲労回復の方法としてどんな事をしていますか?
栄養の有るものを食べて、たっぷり寝て。とか
栄養ドリンクを飲みますか?
温泉に行きますか?

大江町に引越してきてから私がよくしている事があります。

「疲れた水」という記事で書いた事ともう一つ!

近所の散歩です。なぁ~んだいつも書いている事か・・・・・・。

少し詳しく書きます。

我々弦楽器奏者(特にヴァイオリン&ヴィオラ)にとって楽器を演奏する事は、不自然なかっこうなために散歩をして体の変な力みを取るということ。そして骨盤矯正をして、その上に乗っかっている上半身のゆがみを少しでも軽減するということ。

コンビニエンスストアなどに酸素ボンベが最近売っています。あとスポーツ選手などが疲労回復や怪我の早期回復のために高濃度酸素のカプセルに入って治すって何かのニュースで見た事があります。

疲れる~イコール~呼吸が浅くなるという現象が起きてきます。そこで深い息をしながら酸素たっぷりの近所をひたすら歩くのです。これは暑い山形の日中ではなく、夕方以降が最高です。蛙の声、虫の声を聞きながら今日も田舎道を歩いています。無料ですぐ近くに酸素工場があるのは大変ありがたい事です。

田舎生活万歳!!

明日は暑い中、体育館音楽教室が待っています。いつまでも疲れたと言っているわけにはいきません。

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宣伝です。

2008年07月13日 23時30分25秒 | 音楽
 山形響のホルン奏者~八木健史さんが8/19(火)に文翔館議場ホールにてリサイタルをやります。

「八木健史ホルンリサイタル2008~ホルンで辿るドイツ音楽」と題しまして、シューマンやR.シュトラウスなどの曲をピアノに石井理恵さんを迎えて演奏します。八木さんは2006年2月に山形響に入団して頑張っています。

 プログラム中、モーツァルトのホルンと弦楽のための五重奏曲では、ヴァイオリンの城香菜子さん・ヴィオラは田中知子さん・チェロは茂木明人さんと私(ヴィオラ)でリサイタルを盛り上げさせてもらいます。

 入場料は
一般2000円・高校生以下1000円・親子ペアチケット(大人と小学生以下)2500円の3種類で、当日券は500円増しになっています。

 いつもオーケストラの中で大活躍の八木さんのホルンを堪能したい方、どうぞ足をお運び下さい!!!!

 ~~~~~~~~~

 もう一つ!八木さんが、リサイタルに向けてブログを書き始めました。また山形響の中のブロガーが増えて嬉しいです。事前にこちらで色々予習していただき演奏会に足を運んでいただくと、何倍も面白いかもしれません!

クロヤギのリサイタル奮闘記
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ほっと一息

2008年07月12日 23時38分46秒 | 雑記
 連日暑いですね。ひ~ひ~言っています。
2月の中旬位からほぼ毎日更新してきた当ブログですが・・・・・。

 7/9(水)の定期演奏会が終了したので、またプレゼンツを担当するまで少しお休みをいただける事になりました。(メンバー間のお約束です。)これからは、無理する事なく週休2日間位で更新します。正直申しますと絶対毎日更新しなくてはいけないというプレッシャーは、なかなか大変なものです。ネタが無い時の過去のブログを読み返すと正に「悲惨!!」。

 2日間だけでも休みが有るという事は、気持ちにも余裕が生まれて記事の内容も少しは上向きになるかもしれません。自信はないですが。今までと同じような感じかもしれません。12月の定期演奏会が終了するまで今度はだちゅが色々と頭を悩ます事でしょう!ブログを書く事によって自分の考えを整理したりも出来ますので、良い面も多くありますし・・・。

 毎日更新する事でアクセス数も急激に増えて、色々な方のコメントも増えて良かったなぁと思える約5ヶ月でした。

 ぼちぼちいきますのでこれからも宜しく御願いします。笑。

 あっちなみに明日は、山形響の定期で「悲惨」ではなく「悲愴」を演奏します。

 宜しく御願いします!!
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