若い頃からJazzは、喫茶店やバーに流れているのを聴いて、心に刺さるものがあればLPを探したりしていました。
しかし、クラシックやハード・パンクロックを中心に聴いていたので、自分の中では聞きたい一番の音楽というわけでもなく・・・・。
バーボンのお供というイメージがありました。
老齢にさしかかり、最近はJazz Musicを選択することも以前より多くなりました。Jazzを詳しくないのに、自分なりに好きなジャンルもはっきりしてきました。ビックバンドやフリージャズのようなものではなく、しっとり聴けるトリオを好むように。
その中で、Golden Striker Trioは、ドラムがなく、ピアノ・ギター・ベースのトリオで、聴いていて安らぎをもたらしてくれる稀有なグループです。
ベースのRon Carter氏!!は勿論のこと、私はピアノのDonald Vega氏の情熱を押し付けない、しっとりとした演奏に魅了されています。ギターのRussell Malone氏は名手で、メロディの歌い込み方、伴奏に回った時のカッテイング、なにより汗一つかかずにテクニックをサラリとやってのけるかっこよさ。他メンバーへの温かい眼差し全てかっこいいです。3人の余裕のアンサンブルに魅力を大変感じています。
部屋でも車の中でも彼らの音楽をかければ、高級な空気が流れるのは、本当にすごいことです。
この歳になって、また音楽の趣味が広がりました。