らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

生きものの記録

2010年02月27日 23時43分50秒 | DVD鑑賞(主に映画)
 最近映画の記事が多いですが、何とか時間をつくって心に余裕を持ちながら生活したいと思っている現れでしょうか?今まであまりしてこなかった映画を見るという時間を過ごそうと思っています。

 「生きものの記録」は、東宝の1955年(昭和30年)の黒澤明映画です。

 出演者は以下のとおりです。
三船敏郎(中島喜一)、三好栄子(中島喜一の妻~とよ)、佐田豊(中島一郎~長男)、千石規子(一郎の妻~君江)、東郷晴子(山崎よし~長女)、清水将夫(よしの夫~山崎隆雄)、千秋実(中島二郎~次男)、青山京子(中島すえ~次女)、水の也清美(中島喜一の三妾~里子)、米村佐保子(三妾の女妙子)、根岸明美(中島喜一の四妾~栗林朝子)、上田吉二郎(朝子の父)、志村喬(原田)、太刀川洋一(須山良一)、東野英治郎(ブラジルの老人)、藤原釜足(岡本)、三津田健(荒木)、渡辺篤(石田)、清水元(鋳造所職長)、小川虎之助(堀)、中村伸郎(精神科医)、左卜全(地主)、土屋嘉男(鋳造所職員)、谷晃(留置人A)、高堂国典(工員の家族)、本間文子(工員の家族)、加藤和夫(原田の息子~進)、宮田芳子(田宮書記)、大久保豊子(進の妻~澄子)、桜井巨郎(鋳造所職員)、大村千吉(留置人B)

     

 まず、この映画で音楽を担当している早坂文雄(1914~1955)について少しだけ。黒澤映画において重要な作曲家だった早坂文雄は、この映画の曲を作曲中に亡くなってしまったので、この映画音楽が遺作となっています。映画音楽作曲家というイメージがありますが、実は管弦楽曲や協奏曲、室内楽、ピアノ曲なども作曲しています。中でも弦楽四重奏曲(1950)は、2006年に札幌交響楽団員で組織するノンノン・マリア弦楽四重奏団により再演されています。宮城県仙台に生まれて、幼少時に札幌に移り住んだので、札幌の弦楽四重奏団として発掘再演は大きな快挙でした。
ノンノン・マリア弦楽四重奏団

 さて、映画の内容ですが、あらすじ等はウィキペディアで調べて下さい。当時35歳だった三船敏郎が老人の役をしていて、白黒映画ということもあり、本当に年老いた頑固な老人を好演しています。昭和30年頃のアスファルトで舗装されていない街並や建物内の電灯、ラヂオなどの小物など昭和の空気感を映し出しています。千石規子さんの若き姿も映し出されています。我々の世代は千石規子さんといえば、老人役しかイメージないですからね・・・。

 自分の子供の頃に見た祖父祖母の家の空気感を思い出します。本当に懐かしいです。私の子供の頃は東京でもアスファルトの無い砂利道はいくらでもありましたしね。そこで面子をやるのが本当に楽しかったのです。

 脱線しました。

 映画の最後の方で、中村伸諸(1908~ 1991)演じる精神科医が、志村 喬(1905年~1982年)演じる原田に言った台詞がなかなか印象深いです。ちなみにこの映画で、志村喬氏は、黒澤映画の主役級を降ります。

 「狂っていると思われている中村喜一が実は正常で、今日の危機を見て見ぬふりしながら正常を保とうとしている我々が狂人なのか・・・。分からなくなっている」セリフの一言一句は全く正しくありませんが、こんな内容のセリフです。

 この映画のテ~マを考えると気持ち的にドスンと重くなってしまいました。

 それが良いか悪いかは別として、見る人にもの凄いインパクトを与えるのはさすがに黒澤映画です。
HMVジャパン
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純米大吟醸 楯野川

2010年02月26日 23時52分59秒 | お酒の備忘録
 先日の山形Qの庄内演奏会Vol.1でお土産としていただいたお酒の内の1本です。

 メンバーの中爺君のお酒好きは有名ですが、(数年前まで新潟のお酒にはまっていていたのを、)せっかく山形に住んでいるのだからと地元のお酒を探し始めたところから話は始まります。

 飲んだお酒の一部を自分のブログで勝手に批評していたのを知ったくろき脳外科クリニックの黒木さんが、中爺君大絶賛の楯の川のお酒を覚えていて、酒造会社の社長佐藤淳平さんとコンタクトを取ってくれたのです。佐藤淳平さんは、天保6年(1832年)から続く酒造の6代目にあたります。

 お酒のデ~タ~
 楯の川酒造株式会社 楯野川
酒質 純米大吟醸
容量 720ml
日本酒度 +3
酸度 1.4
アルコール分 15~16%
原料米 酒造好適米出羽燦々
精米歩合 40%
使用酵母 山形酵母
発売予定 ・・・・
販売価格 2415円(あるHPで)

 中爺君が自分のブログで大絶賛していたので、この間の庄内演奏会の時に社長さん自ら演奏会に来ていただき、私達他のメンバ~もそのおこぼれにあずかり、お土産としていただきました。

 社長さんと奥さんは、所謂かっこいい夫婦の感じで・・・。私達素人が勝手に想像する酒造会社の社長さんて、ドカジャンかなにかを羽織って、すこし薄くなった髪型で、少し太鼓腹で・・・。なんていうのを勝手に想像していましたが・・・。笑。今は若いシュっとした社長さんもいるのですね。

 私の感想
 お酒にそんなに強くない私ですが、自分の中で美味しいお酒は新潟の八O山や〆OO鶴だと思っていました。山形にこんなに美味しいお酒があるとは!!!!!!KOIKAWAといいこの楯野川といい庄内地方は美味しいお酒がまだまだありそうです。

 口当たりはさっぱりしています。すぐそこで湧き出た冷たいお水のような口当たりで、すっきりと喉をとおってゆきます。何度も言っていますが、お酒をさほど飲まない(量を)私でも温泉上がりのポカリスエットのようにスゥ~スゥ~口に運んでしまいます。それで気づいたら結構飲んでいる状態に!!

 このレベルでこの値段ですので、山形の美味しいお酒は?と友人達に聞かれたら、これからは即答が出来そうです。

 今度、お土産に東京へ持ってゆこうっと!!
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本日の国道287号線

2010年02月25日 23時53分50秒 | 山形県
 本日は高畠のまほらホールでお仕事でした。

 終了後は、少しだけ遠回りして(赤湯バイパスが延伸しましたので、家からは近くなりました。)、赤湯のお気に入り喫茶店「田園」へ。昭和25年創業ですから歴史ある喫茶店です。このたび5月でいったん閉店して、改装して秋口に新オ~プンだそうです。しばらく来られなさそうなので、ハンバ~グカレ~とナポリタンと田園珈琲を注文。美味しいのでペロリでした。

 その後に南陽市民会館裏の足湯へ。
 以前この足湯については記事に書きましたのでリンクしておきます。
足湯

 県内各地に素晴らしいホールがあるのですが、その箱物だけではなくて、演奏者の立場から言ってしまうと椅子も大事なアイテムです。舞台上で演奏するときに後ろに傾斜している椅子ですと実は、もの凄く腰に負担がかかってしまい、演奏している時に体に力が入ってしまう事があります。演奏会が終わると腰痛が酷くてというのはしょっちゅうです。県内のホールでこの椅子にまで気がまわっているホールは、山形テルサと酒田市の希望ホールくらいでしょうか?普通の椅子ではないので高価だと思いますが、ホールをつくる時に音響や空調、照明、ピアノ(管理を含め)だけではなくて、椅子にも意識を持っていただくと我々演奏者側からすると助かります。

     

 いや今日はそんな話をするはずではありませんでした。美味しいカレ~を食べて足湯につかってから帰る道~国道287号線の風景はとてもきれいでした。遠くの飯豊連峰に夕日があたっていて美しくて、最近の春近い日差しのおかげで道路には雪が無くなってきているし・・・。もうすぐ春ですね。

 もうすごい寒波は来ないでしょう(希望的ですが)。

     

 白鷹町の鮎茶屋の近くも最上川が見えて、とてもきれいな風景でした。

 良いドライヴになりました。
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どん底

2010年02月23日 23時51分11秒 | DVD鑑賞(主に映画)
 1957年公開の黒澤明監督映画です。M.ゴーリキー(1868~1936)の同名戯曲『どん底』を日本の江戸時代に置き換えた映画です。

 出演者は以下のとおりです。
三船敏郎 (捨吉~泥棒)、山田五十鈴 (お杉~大家の女房)、香川京子 (かよ)、中村鴈治郎 (六兵衛~大家)、千秋実 (殿様~御前)、藤原釜足 (役者)、根岸明美 (夜鷹のおせん)、清川虹子 (お滝~飴売り)、三井弘次 (喜三郎~遊び人)、東野英治郎 (留吉~鋳掛屋)、田中春男 (辰~桶屋)、三好栄子 (あさ~鋳掛屋の女房)、左卜全 (嘉平~巡礼)、渡辺篤 (熊~駕籠かき)、上田吉二郎 (島造~下っ引き)、藤木悠 (卯之吉~下駄の歯入れ)、藤田山 (津軽~駕籠かき)、加藤武 (番所の役人)
     

 黒澤明~三船敏郎というコンビにはつきものの志村喬が出演していない唯一の映画だそうです。

 江戸末期の貧しい長屋のさまざまな住人の人間模様を描いた(ウィキペディアより)映画です。この時代の黒澤白黒映画の例にならって、少々画面は暗めで見にくいのですが、そのライティングのおかげか?よりリアルな感じがします。

 三船敏郎もそれほど露出は多くなくて、いつものように剣を振りかざすような格好いい役ではありません。むしろその周りの役者さん達~山田五十鈴、千秋実、東野英治諸、香川京子、中村鴈治郎らが映画の雰囲気をつくります。

 そういえば笑点の林家木久扇さんが、よく物真似をしていた左卜全(ひだり ぼくぜん)も人の良い老人を好演していました。

 この長屋に住む貧しい人達が酒を飲みながら、茶碗を箸でたたいたり、鼓を打ったりしながら歌い踊るシ~ンがあります。そして博打を打ちながらまた歌いながらみんなで無理矢理盛り上がるシ~ンも。

 その歌を聴いて、今のヒップホップ・ラップミュージックそのものです。ヒップホップは1970年代にアメリカで生まれたとされていますが、1957年に日本に既に生まれていたのですね。新しい発見でした。

 もちろん映画制作者や役者はそんなことは意識していなかったと思いますが・・・。

 「人は何のために生まれて、何のために生き、何のために死ぬのか・・・」

 深いテ~マが、底にはありました。

 見終わった後にしばらくその世界観から抜け出せない自分がいましたとさ。
HMVジャパン
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Pavel Haas Quartet

2010年02月22日 23時50分43秒 | お気に入りのCD
 グァルネリQ、アルバンベルクQ、リンゼイズ、フェルメールQなどのベテランクァルテットが、ここ数年相次いで解散しました。若手だと思っていた(勝手に・・・・)カルミナQやハーゲンQ、エマーソンQも白髪の交じるベテランになっています。

 では、21世紀にどの弦楽四重奏団が大きく活躍するのでしょう?楽しみです。演奏会を沢山こなすのか、CDの枚数を増やすのか?ベートーヴェン全集やモーツァルト全集などを名盤と認められて出すのは、どの若手団体なのか?クァルテットファンには興味があるところです。

 世間的評判(限られた情報の中で・・・)を無視しながら、私が現在好きなクァルテットを3つほどあげておきます。

 まずは、パシフィカQ、エベーヌQそして本日の題名のパヴェル・ハースQです。

 以前にもパヴェル・ハースQのCDを推薦したのでリンク張っておきます。
 パヴェル・ハース四重奏団

 山形Q第34回定期演奏会でも取り上げたプロコフィエフの弦楽四重奏曲集のCDを本日はあげておきます。

 彼らの最新盤です。

 演奏は簡単に言ってしまうと「かっこいい!!!」。

 アグレッシヴな演奏でも彼らの音は、汚くなりません。楽譜を深く読んだ上で、彼らの個性的な解釈がとても面白くて、その演奏により価値を与えています。

 こういう演奏に出会うと演奏したばかりですが、またすぐにプロコフィエフに挑みたい気持ちになります。
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春の香り

2010年02月21日 18時18分31秒 | 大江町
 まだまだ寒い日が続きますね。

 外の灯油タンクも空になりかけていて、さきほどガソリンスタンドに灯油を買いに行きました。配達という手もあるのですが、若い内は自分で入れる方が安上がりですので、一昨年位から自分で入れています。

 灯油を入れている間に、雪山の間から蕗のとうが顔を出していました。

 こんなに雪が積もっているのに、雪の下で春をまだかまだか!と待ちながら、かわいい蕗のとうが成長していました。

 庄内地方では「ばんけ」というそうです。よく産直市場などに「ばんけみそ」と書いてある瓶入りふきのとう味噌が売っています。

 鼻を近づけてみると、ん~~春の香り。

 さっそく、もぎとりしましたので、本日の夕飯は天ぷらか味噌をつくって食べようかと思っています。
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山形弦楽四重奏団庄内演奏会 Vol.1終了。

2010年02月20日 23時53分58秒 | 山形弦楽四重奏団
 山形弦楽四重奏団の記念すべき庄内演奏会vol.1が終了しました。

 まず、御来場してくださった方々に感謝を申し上げます。この演奏会は、くろき脳神経クリニックの黒木夫妻が主催して下さった演奏会です。クリニック内にあるジョンダーノ・ホールでの演奏会でした。

 60名強くらい入場すると部屋がいっぱいになってしまう小さいホールですが、その響きは若いながらなかなかどうして、小さいホールにありがちなデッドな直接的な音響ではなくて、たっぷりとした響きがあるコンサートホールの印象でした。

 室内楽には相性が良いので、これからも黒木夫妻のご尽力にて、たくさんのサロンコンサートが開かれてゆくことでしょう。

 5月には、足達祥治さんのフルートとハープによるコンサートが計画されているようです。

 昼ご飯や打ち上げも黒木夫妻に御馳走になりました。何から何までお世話かけっぱなしで・・・・。

 大感謝!!ありがとうございました。

 アンコールにサプライズで主催者の黒木さんのフルートと、W.A.Mozartのフルート四重奏曲第1番の第2楽章を演奏しました。この曲を山形Qは、第3回定期演奏会で演奏しているのですがとても懐かしい気持ちになりました。フルートとのアンサンブルも面白そうですね。

 本日の打ち上げでの一番のお気に入り料理は下の「鯛のかまあげ」でした。
     

 庄内地方はやはりお魚料理が絶品でございます!!

 (ちなみに)上の写真で、このブログにあげた写真が1000枚目になりました。

     

(追記)
     

 アンコールとして演奏した黒木委員長と演奏したときの写真です。しかも黒木医院長のHPで、その時の演奏が聴くことが出来ます。写真を見て、相変わらず私の姿勢が悪いのには閉口します。

balaineの自惚れコンサート(?
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佐藤敏直 弦楽四重奏のための「モルト アダージョ」(1970・1981改訂) 

2010年02月19日 23時45分41秒 | クァルテット
 いよいよ明日、山形Qの新しい活動が始まります。

 酒田市在住の医師黒木氏~フルートを吹かれる音楽家でもあります~が開業しています「くろき脳外科クリニック」内のジョンダーノ・ホールで、とうとう山形Qの庄内演奏会シリ~ズが始まります。

 記念すべき「Vol.1」ですよ!!

 黒木氏の音楽に対する情熱は、尊敬すべきもので、自分のクリニック内にホールをつくってしまうという~これまた山形にプロオーケストラをつくってしまった村川千秋先生を思い出させる「音楽馬鹿!」(失礼!)~音楽愛好家なのです。

 黒木氏は自分のブログでも語っているように出身は九州で、仙台の高校を出てから山形に縁があり住みつき、そして一念発起して酒田に自分の医院を開設したのでした。そしてアマチュアオケの雄~酒田フィルでフルートを吹きながら、庄内地方の演奏会の実行委員やら色々多忙を極めている人物です。

 その彼が、自分のホールで定期的なサロンコンサートを開催して、広い人脈を使い音楽家達をそのホールに招聘しているのでした。その中に我々山形弦楽四重奏団も含まれたことは、光栄です。

 さて、明日のプログラム中、佐藤敏直氏の弦楽四重奏のための「モルト アダージョ」(1970・1981改訂) が含まれています。佐藤敏直氏は山形県の庄内地方~鶴岡市の出身で、清瀬保二氏に師事した作曲家です。兄弟弟子の武満徹氏よりも色濃くその師の影響を残している作曲家でもあります。

 このモルト アダージョを山形Qは2007.4.18に行われた第23回定期演奏会と同年6.16に藤島町明治ホールでの演奏会に演奏しました。約3年ぶりの演奏になります。

 この曲は、1970年に作曲された弦楽四重奏曲第2番の第3楽章を1981年に独立させて、改訂した作品です。

 1981年に行われた「ノーモア・ヒロシマコンサート」のために改訂した作品で、原爆を糾弾し、核兵器廃絶と人類の生存を訴えるために作曲したそうです。ピカソのゲルニカから着想を得たというその作品は、簡素ながら聴く人に深い印象を与える作品だと私は思っています。

 3年前に演奏した時の録音を聴き直しましたが、なんでこういう解釈なのか??なんでこういう演奏方法をとったのか?今の自分とはあまりにもかけ離れていて、そのかけ離れがとても興味深く、今回は新しい解釈で、演奏方法を洗い直しました。

 明日の本番が楽しみです。

 残券はあとわずかだそうです。では、あしたジョンダーノ・ホールで会いましょう!!
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江古田

2010年02月17日 20時32分00秒 | 雑記
 お仕事帰り、久しぶりに学生時代過ごした江古田に行きました。よく通っていたお店に顔をだそうと思っていたのですが、あいにくお休みでした。

 何件かまわって、すべて休みか閉店していました。

 昔の街並みはどんどん姿を消しています。寂しいですが、それも時代の流れですね。

 結局、武蔵大学近くの天下一品へ。懐かしいラーメンでした。

 今は、最寄りのドトールで珈琲飲んでいます。

どこに行っても結局同じようなお店に入ってしまいます。

 日本中どこも画一的になっているようで、なんだかなぁーの気持ちです。
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東京の山形県人

2010年02月16日 23時56分16秒 | 雑記
 アメリカの作曲家ガーシュインの名曲パリのアメリカ人ではないですが、元江戸っ子ながら10年以上離れていると、たまに来る東京は変化が速くてついていけません。お気に入りのお店が閉店していたり、道が変わっていたり。

 本日は、湘南なんとかという電車に乗って横浜まで行きました。

 人生初めて、suicaというのを購入して改札を通りましたよ。

 世の中便利になりましたな。
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東京へ

2010年02月15日 23時59分54秒 | 山形弦楽四重奏団
 山形Qの練習後に、東京へ。

 2月20日の庄内公演にむけての練習でした。本番まで、あと少し。

 横浜での仕事の合間にも練習しないと。
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本日の月山道

2010年02月14日 23時48分03秒 | 山形県
 本日もお仕事のため庄内町(旧余目町)に行かなければならず、月山越えをしました。

 家を出発して最初の峠では上のように道路にも雪が多くて、少々不安になりました。
 
 しかし、西川ICから高速道路に乗ると道路には雪がありません。

 遠くの山々も日差しで、墨絵のように美しく見えます。
     

 先日の事がありましたから、今日は時間に余裕を持って出たのですが、思ったより早く会場に到着しました。

 帰り道はさらに雪が減っていて、快適ドライヴでした。

 お疲れさまでした。
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ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第4番 ハ短調 Op.18-4

2010年02月13日 23時50分48秒 | クァルテット
 いよいよ山形Qの庄内演奏会Vol.1も近づいてきました。来週の土曜日までちょうど一週間となりました。

 結成10年目をむかえている山形Qは、定期演奏会は第34回を数えています。自主運営でよくここまでこれたという思いもありますが、来年度以降も続きますのでまだまだというモチベーションの高さは維持しています。

 私のブログによくコメントしてくださるbalaineこと「くろき脳外科クリニック」の黒木さん(医院長さん)が、山形Qの庄内定期をやったらどうだい?ということでこの演奏会が企画されました。最初に話が出たのは憶えていませんが、たぶんもう1年位前だったような気がします。

 黒木さんは、酒田フィルハーモニーでもフルートを演奏されるアマチュア音楽家さんで、自分の病院を開業するにあたってクリニック内にリハビリ室と称した・・(笑)・・・・自分の楽器の練習所兼音楽会のための音楽ホールをつくってしまいました。もちろん使用目的はリハビリ室ですが、「ジョンダーノホール」という名前をつけて、年間数回お知り合いの音楽家を呼んでサロンコンサートを開催しています。

 山形Qはそのお話に乗る形で、酒田での演奏が出来る事となりました。年に1~2回くらい演奏会を行えないか?と相談されていたのですが、スケジュール的な事があってやっと今回の開催となりました。

 我々メンバー一同も、文翔館ではない場所で、初めてのお客様の前で演奏するのをとても楽しみにしています。数年前に、酒田市美術館や東田川郡で演奏させてもらいましたが、これからも庄内で演奏する機会が増えたら良いですね。

 さてさて、その記念すべき最初の演奏会で一番最初に演奏する予定なのが、L.v.Beethovenの弦楽四重奏曲第4番 ハ短調 Op.18-4です。曲をご存じの方は、何で最初にこの曲なんだ?もっと最初に相応しい明るい曲があるだろう?と言われそうですが、私達はまず自分達で演奏したい曲を選択する事にしました。

 山形Q定期演奏会では第17回に取り上げていて、その次の日に米沢の関小学校にて、無理矢理?小学生に聴かせて以来の演奏になりますので、かれこれ4年半ぶりの演奏となります。久しぶりにこの曲と対面して、この4年半で自分達の成長した部分を多く感じると共に、変わらない部分もあるなぁ・・・と感想を持ちました。前回失敗した部分ほどよくおぼえていますね。それが、トラウマというものです・・・。汗。

 曲は1800年頃、ベートーヴェンが30才位に作曲した6曲からなる作品18の中の1曲です。作曲が仕上がった順番に番号をつけたわけではなく、出版の際につけられた番号ですので、4番ですが実は6番目に作曲された弦楽四重奏曲ではないかと考えられています。ハ短調は、ベートーヴェンの名曲が生まれると言われる調性ですので、初期の作品とは言え作品に力があります。

 曲は4楽章構成で、
・第1楽章 Allegro ma non tanto ソナタ形式。
・第2楽章 Scherzo,Andante quasi Allegro
・第3楽章 Menuetto Allegretto
・第4楽章 Allegro ロンド形式   となっています。

 番号付きの弦楽四重奏曲第1番~第16番までの中で、この曲と第11番「セリオーソ」だけが、ゆっくりとした楽章を持っていません。ベートーヴェンは、パーツパーツの組み合わせで曲を作る傾向の作曲家なのですが、緩徐楽章ではメロディ作曲家の面を見せます。その緩徐楽章が無いのですが、所々珍しく!!2ndVnが聴かせる旋律の美しいこと!!曲の成功は、2ndVn奏者の出来にかかっていると言っても過言ではありません。

 さて山形Qの2ndVn奏者だちゅ嬢は、酒田の新しい演奏会でどのような魅力的なVnを奏でてくれるのでしょうか?

 昨日の練習を休んだので、あえて書いておきます。笑。
 
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証拠写真

2010年02月11日 23時49分19秒 | 音楽
 2/4に行った大江町のシルバーカレッジでの公開講座の写真を、わざわざ送っていただきました。

 関連記事
初公開講座

 日にちがたちますともうず~と前に行ったように感じてきます。

     

 やっぱり人生の先輩方の前で話すというのは、えらく緊張しますね。

 自分の生徒達の前でも緊張するのに・・・・・。

 演奏している方が、何倍も楽です。笑。
     
     

 良い経験をさせてもらえて、感謝しています。
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Cleveland quartet~Beethoven Op.18-4/18-5

2010年02月09日 23時41分17秒 | お気に入りのCD
 クリーヴランド弦楽四重奏団は、クリーヴランド音楽院で結成され1969~1995年の26年間活動していました。

 公式HPがありました。
Cleveland quartet

 ヴァイオリン奏者ピーター・ザラフ(Peter Salaff)が結成したそうですが、珍しい事に彼は2ndVn奏者としてこの弦楽四重奏団に参加していました。メンバーの交代等ありましたが、惜しまれながらの解散だった記憶があります。

 弦楽四重奏団は何故か?Vn奏者の1st・2ndというパートの争いがある事が多いようです。どちらがメロディを多く演奏するんだという考え方の争いです。目立つ方が良いし!1stVnの方が上級のVnに見えるという超稚拙な考え方がある内は、弦楽四重奏は絶対に楽しむことが出来ないでしょうね。メロディが多いだけで議論したらヴィオラパ~トはどうなるのでしょう?

 弦楽四重奏というジャンルを愛する人には、是非パートに関係無くこのジャンルに関わっていたいという気持ちで参加してもらいたいものです。まぁ同じ楽器が2挺あるのはVnだけですからVaとかVcは蚊帳の外の議論かもしれません。笑。

 クリーヴランドQに限らず、自ら2ndVnパ~トを好むVn奏者にはセンスを感じます。かっこいい!!

 さて、そのクリーヴランドQはBeethovenの全集を出していましたが、なかなか手に入れることが出来ないので(注文しても時間がかかる場合があります。)、単売で好きな曲から手に入れてゆくのも良いかもしれません。

 私は、この第4番・第5番が入っているCDや他の作品18の入っているCDを良く聴きます。

 このベートーヴェンが30歳頃作曲された弦楽四重奏曲集(作品18の6曲)は、後の中期や後期の作品の素晴らしさの影に隠れながらもハイドン・モーツァルトの影響下から逃れようとしている様が、とても興味深く私達の耳には聞こえてきます。

 Beethoven全集を何種類も所有していると、マイブ~ムが時間の経過で変わります。どれが1番とは言えないのですが、(その時の1番はいつもあります)今はこのクリーヴランドQや上海Qをよく聴きます。

 クリーヴランドQの演奏は、とても懐かしい感じがします。「そうそうこれだよこれ!」と演奏が始まるといつも感じます。安心して聴ける何かが彼らの演奏の中にはあるのでしょうね。
HMVジャパン
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