自粛生活を余儀なくされて、ここ約3ヶ月演奏活動も出来ないままで、先週やっと山形響がLive配信という形で、活動再開にこぎ着けています。
もし、コロナ騒動が無ければ、東京や大阪での「さくらんぼコンサート」が今週にもリハーサル開始となっていたはずでしたが、今年は中止。
毎年コンサートでは、物産展がロビーで開催されて、さくらんぼを筆頭に山形の物が売られています。一部お客様にさくらんぼが配られたりもしています。
山形と言えば、「さくらんぼ」。
その昔、さくらんぼQという名前でクァルテットのお仕事をしていたこともありました。
山形県民にとって、さくらんぼは好き嫌いは置いておいて、とても身近な果物と言えます。
私自身山形県にきてから20年以上経ちましたが、さくらんぼは近所の方に頂く物という習慣になっていました。
ただでもらってばかりで、さくらんぼのことをよく知らないのは、駄目だなと薄々感じていましたが、今年はスケジュールに許されて、さくらんぼ収穫作業を手伝いに行くことが出来ました(以前から一度経験したいと思っていました)。
コロナの影響で、さくらんぼの収穫作業のなり手に困っているというニュースを耳にしていましたので、知り合いの方に提案して、手伝わせてもらうことになりました。
観光さくらんぼ狩りとは違う、本格的な収穫作業や、箱詰めを体験させていただき、あらためて農業は大変な労力であると実感できましたし、また今まで知らなかった魅力に気づくことが出来ました。
自粛生活で、少々乱れがちだった生活も朝からびしっと起きて労働し、農作業の習慣〜例えばお茶の時間・お昼ご飯の時間・おやつの時間〜を経て一日働くと、眠りも浅くて気分が優れなかったのが、その日は熟睡できるようになります。御天道様が上がって、沈んだら寝るという当たり前の生活様式になるのです。
本当に農作業の役に立ったかは別として、私にとって大変有意義な体験だったと言えます。
お金では無くて、経験こそ宝と言っていた亡父の言葉も想い出します。
農家の一端だけでも知ることが出来たのは、今後の音楽活動に絶対に役に立つような気がします。
もちろん本末転倒は駄目ですので、帰宅後はしっかりViola練習しましたとも!!
今度の日曜日は、L.v.BeethovenのSym Nr.6「田園」を演奏します。きっと今までと違う気持ちで演奏できる気がします。
作業終わりに、たくさんのさくらんぼを頂きました。
早速、にざえもんに狙われましたとさ・・・・。
貴重な経験をさせていただき、Iさんありがとうございました!!
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