雨が降って、乾燥していた空気も少しずつ湿気帯びてきています。このまま暑くなってしまうのでしょうね。
さて、本日は山形Qの練習日でございました。
オーケストラの中で弾いているのに比べると、当然のことながら弦楽四重奏は、各パートが一人ずつで演奏しているので責任や役割は比べようがないほど大きいです。オーケストラの場合は万が一?の場合でも同じパートを演奏している同僚がいるので、フォロ~してもらえる時もありますし・・。
クァルテットは各パートがソロである(責任重大)と同時にたくさんの音楽を発する事が出来れば、その音符の出し入れで音楽の雰囲気が変わったりします。オーケストラでは、パートごとに統一感が必要ですから、一人一人が音楽を発する事は大切ですが、自分がこう演奏したいという欲求を犠牲にしてでもパートの首席だったり指揮者に合わせる事が優先される場合もあります。
クァルテットの楽しみは実はその責任重大というところに演奏している面白さがあります。自分が発した音楽を仲間がキャッチしてくれるか、相手が発した音楽を自分がどう受け止められるのか、発展させることが出来るのか、次の人にどう渡すのか、いやいや自分で解決させてしまうのか、色々やり方があります。
自分のパート譜だけではなくて、スコアを頭にたたき込んで、他のメンバーのしていること(したいこと)を理解する事、そして自分のパ~トは暗譜するくらい練習すること、全てが大切です。
自分だけのパ~ト譜の音符だけではなくて、その時どういう和音がなっているのか、考えながら練習するのです。自分のパ~トがどう響くべきなのかとか・・・・。
言葉で言うのは簡単ですが、限られた時間の中やってもやっても満足には達しません。笑。
山形Qの練習の話でしたね・・・・。
おかげさまで今年も多くの依頼演奏と定期演奏会に恵まれています。年々定期演奏会で難しいプログラムにしているつもりなのですが、その他の依頼演奏会の曲も練習しなくてはならなくて、パンクしないようにするのが今は精一杯な感じです。
一回ずつの演奏会を手抜きしたくないし、更に難しいプログラムにチャレンジするために積み上げていかないと、その時になってからでは絶対間に合いませんから、結局個人個人のレベルの底上げという問題にいつもぶつかってしまいます。
そしてクァルテット音楽の面白いところですが、例えばあるメンバーが譜面上の音符を上手く演奏できない時があります。それを100%そのメンバーの練習不足だ!と片づけられない事が多々起こります。そのメンバーもお客様の前で本番をやらなかくてはならないというプライドがあるので、当然練習はしているのです。しかし、弾けない原因は他の事だったりすることがあるのです。
一つ例を挙げるとすると、ハイドンのOp.20-2 ハ長調の冒頭はチェロのメロディ~で始まります。そこのチェロが今ひとつしっくりこないとしたらチェロ奏者のせいもあるでしょうが、もしかしたら一緒にメロディのリズムをなぞっている2ndVnがもたついているからかもしれないし、通奏低音をやっているヴィオラが先に行きすぎていたり、チェロの歌いたい方向と逆の事をやっていたりしていることが原因かもしれません。もしかしたら休んでいる1stVnのメンバーが冷たい目でチェロ奏者にプレッシャ~をかけているからかもしれません。笑。
うまくいかなかった事の原因を見つけられなければ、結局本番ではうまくいくはずもないのです。
この原因探しに練習時間のほとんどの時間を使っています。ということは、結局メンバー間の戦争になるわけです。「おめぇ~が悪い!いやおめぇ~のほうこそ・・・」という具合ですね。
争い事は嫌いという人もいるでしょう!しかし本番で、すっきりした気持ちでより良い演奏をするためには避けて通れない事なのです。黙って他のメンバーの言葉に従いがちなメンバーこそ実は一番有効な解決策を持っているかもしれません。その時々で状況は変わります。そんなコミュニケーションが楽しかったりもします。私は、毎回の練習に気持ちの上では真剣を脇にさしていく気持ちなのですよ。実は・・・・。返り討ちにあう場合も勿論あります。汗。
本日はそんな雰囲気にならなかったのが唯一の救いでした。ジャンジャン!
さて、本日は山形Qの練習日でございました。
オーケストラの中で弾いているのに比べると、当然のことながら弦楽四重奏は、各パートが一人ずつで演奏しているので責任や役割は比べようがないほど大きいです。オーケストラの場合は万が一?の場合でも同じパートを演奏している同僚がいるので、フォロ~してもらえる時もありますし・・。
クァルテットは各パートがソロである(責任重大)と同時にたくさんの音楽を発する事が出来れば、その音符の出し入れで音楽の雰囲気が変わったりします。オーケストラでは、パートごとに統一感が必要ですから、一人一人が音楽を発する事は大切ですが、自分がこう演奏したいという欲求を犠牲にしてでもパートの首席だったり指揮者に合わせる事が優先される場合もあります。
クァルテットの楽しみは実はその責任重大というところに演奏している面白さがあります。自分が発した音楽を仲間がキャッチしてくれるか、相手が発した音楽を自分がどう受け止められるのか、発展させることが出来るのか、次の人にどう渡すのか、いやいや自分で解決させてしまうのか、色々やり方があります。
自分のパート譜だけではなくて、スコアを頭にたたき込んで、他のメンバーのしていること(したいこと)を理解する事、そして自分のパ~トは暗譜するくらい練習すること、全てが大切です。
自分だけのパ~ト譜の音符だけではなくて、その時どういう和音がなっているのか、考えながら練習するのです。自分のパ~トがどう響くべきなのかとか・・・・。
言葉で言うのは簡単ですが、限られた時間の中やってもやっても満足には達しません。笑。
山形Qの練習の話でしたね・・・・。
おかげさまで今年も多くの依頼演奏と定期演奏会に恵まれています。年々定期演奏会で難しいプログラムにしているつもりなのですが、その他の依頼演奏会の曲も練習しなくてはならなくて、パンクしないようにするのが今は精一杯な感じです。
一回ずつの演奏会を手抜きしたくないし、更に難しいプログラムにチャレンジするために積み上げていかないと、その時になってからでは絶対間に合いませんから、結局個人個人のレベルの底上げという問題にいつもぶつかってしまいます。
そしてクァルテット音楽の面白いところですが、例えばあるメンバーが譜面上の音符を上手く演奏できない時があります。それを100%そのメンバーの練習不足だ!と片づけられない事が多々起こります。そのメンバーもお客様の前で本番をやらなかくてはならないというプライドがあるので、当然練習はしているのです。しかし、弾けない原因は他の事だったりすることがあるのです。
一つ例を挙げるとすると、ハイドンのOp.20-2 ハ長調の冒頭はチェロのメロディ~で始まります。そこのチェロが今ひとつしっくりこないとしたらチェロ奏者のせいもあるでしょうが、もしかしたら一緒にメロディのリズムをなぞっている2ndVnがもたついているからかもしれないし、通奏低音をやっているヴィオラが先に行きすぎていたり、チェロの歌いたい方向と逆の事をやっていたりしていることが原因かもしれません。もしかしたら休んでいる1stVnのメンバーが冷たい目でチェロ奏者にプレッシャ~をかけているからかもしれません。笑。
うまくいかなかった事の原因を見つけられなければ、結局本番ではうまくいくはずもないのです。
この原因探しに練習時間のほとんどの時間を使っています。ということは、結局メンバー間の戦争になるわけです。「おめぇ~が悪い!いやおめぇ~のほうこそ・・・」という具合ですね。
争い事は嫌いという人もいるでしょう!しかし本番で、すっきりした気持ちでより良い演奏をするためには避けて通れない事なのです。黙って他のメンバーの言葉に従いがちなメンバーこそ実は一番有効な解決策を持っているかもしれません。その時々で状況は変わります。そんなコミュニケーションが楽しかったりもします。私は、毎回の練習に気持ちの上では真剣を脇にさしていく気持ちなのですよ。実は・・・・。返り討ちにあう場合も勿論あります。汗。
本日はそんな雰囲気にならなかったのが唯一の救いでした。ジャンジャン!