らびおがゆく Vol.3

山形県を中心とした演奏活動等

原因

2009年05月31日 23時55分45秒 | 山形弦楽四重奏団
 雨が降って、乾燥していた空気も少しずつ湿気帯びてきています。このまま暑くなってしまうのでしょうね。

 さて、本日は山形Qの練習日でございました。

 オーケストラの中で弾いているのに比べると、当然のことながら弦楽四重奏は、各パートが一人ずつで演奏しているので責任や役割は比べようがないほど大きいです。オーケストラの場合は万が一?の場合でも同じパートを演奏している同僚がいるので、フォロ~してもらえる時もありますし・・。

 クァルテットは各パートがソロである(責任重大)と同時にたくさんの音楽を発する事が出来れば、その音符の出し入れで音楽の雰囲気が変わったりします。オーケストラでは、パートごとに統一感が必要ですから、一人一人が音楽を発する事は大切ですが、自分がこう演奏したいという欲求を犠牲にしてでもパートの首席だったり指揮者に合わせる事が優先される場合もあります。

 クァルテットの楽しみは実はその責任重大というところに演奏している面白さがあります。自分が発した音楽を仲間がキャッチしてくれるか、相手が発した音楽を自分がどう受け止められるのか、発展させることが出来るのか、次の人にどう渡すのか、いやいや自分で解決させてしまうのか、色々やり方があります。

 自分のパート譜だけではなくて、スコアを頭にたたき込んで、他のメンバーのしていること(したいこと)を理解する事、そして自分のパ~トは暗譜するくらい練習すること、全てが大切です。

 自分だけのパ~ト譜の音符だけではなくて、その時どういう和音がなっているのか、考えながら練習するのです。自分のパ~トがどう響くべきなのかとか・・・・。

 言葉で言うのは簡単ですが、限られた時間の中やってもやっても満足には達しません。笑。

 山形Qの練習の話でしたね・・・・。

 おかげさまで今年も多くの依頼演奏と定期演奏会に恵まれています。年々定期演奏会で難しいプログラムにしているつもりなのですが、その他の依頼演奏会の曲も練習しなくてはならなくて、パンクしないようにするのが今は精一杯な感じです。

 一回ずつの演奏会を手抜きしたくないし、更に難しいプログラムにチャレンジするために積み上げていかないと、その時になってからでは絶対間に合いませんから、結局個人個人のレベルの底上げという問題にいつもぶつかってしまいます。

 そしてクァルテット音楽の面白いところですが、例えばあるメンバーが譜面上の音符を上手く演奏できない時があります。それを100%そのメンバーの練習不足だ!と片づけられない事が多々起こります。そのメンバーもお客様の前で本番をやらなかくてはならないというプライドがあるので、当然練習はしているのです。しかし、弾けない原因は他の事だったりすることがあるのです。

 一つ例を挙げるとすると、ハイドンのOp.20-2 ハ長調の冒頭はチェロのメロディ~で始まります。そこのチェロが今ひとつしっくりこないとしたらチェロ奏者のせいもあるでしょうが、もしかしたら一緒にメロディのリズムをなぞっている2ndVnがもたついているからかもしれないし、通奏低音をやっているヴィオラが先に行きすぎていたり、チェロの歌いたい方向と逆の事をやっていたりしていることが原因かもしれません。もしかしたら休んでいる1stVnのメンバーが冷たい目でチェロ奏者にプレッシャ~をかけているからかもしれません。笑。

 うまくいかなかった事の原因を見つけられなければ、結局本番ではうまくいくはずもないのです。

 この原因探しに練習時間のほとんどの時間を使っています。ということは、結局メンバー間の戦争になるわけです。「おめぇ~が悪い!いやおめぇ~のほうこそ・・・」という具合ですね。

 争い事は嫌いという人もいるでしょう!しかし本番で、すっきりした気持ちでより良い演奏をするためには避けて通れない事なのです。黙って他のメンバーの言葉に従いがちなメンバーこそ実は一番有効な解決策を持っているかもしれません。その時々で状況は変わります。そんなコミュニケーションが楽しかったりもします。私は、毎回の練習に気持ちの上では真剣を脇にさしていく気持ちなのですよ。実は・・・・。返り討ちにあう場合も勿論あります。汗。

 本日はそんな雰囲気にならなかったのが唯一の救いでした。ジャンジャン!
 

 
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難しい

2009年05月30日 23時42分44秒 | 指導
 人を教えるということは、難しいです。

 さて、本日は朝から蔵王に上って北高のオーケストラの指導に行ってきました。朝の蔵王は空気が澄んでいて気持ち良いですね。標高が高くなるごとに空気がきれいになっていく感じがしました。

 オーケストラの指導と言っても私はヴィオラパートの指導だけでございます。

 今、ヴィオラパートには3年生3人と2年生1人います。3年生は専攻生が1人いて、他の副科の子達に色々アドバイスをし続けてもう3年目なので、そこそこ演奏出来るようになっています。本日はI先生にヴィオラの弾ける子達の指導をお願いして、たった1人の初心者の子をマンツーマンで教えてきました。

 副科と言っても個人レッスンが無くて、専攻楽器の練習や高校の他の勉強に力がいってしまっているので、なかなか副科の楽器は上達していかないのが普通です。学校の強化練習や合宿などで時間をかけるものの、個人練習などはほとんど出来ない状態なので、その限られた時間内で先生がどれだけ今後に積み重なる指導をするかに(高校時代にどれだけ演奏できるようになるか?)かかっているように思えてきます。

 一番基礎的な音階~例えばハ長調~もきれいなフォームで演奏する事が困難な子達が、不思議と「展覧会の絵」なんて演奏しちゃうのですよ。しかし、もう少し譜面ヅラが楽なモーツァルトなどを弾かせても、何も積み重なっていないので、一からになるのは当然の成り行きです。笑。

 彼女たちは音楽をしているというより、繰り返して練習に参加していることで、指の順番と弓の上下をなんとなく憶えていくだけなのです。もう少し、基礎を教える時間があればなぁ~とどこに指導しに行っても思う事ですが、曲を仕上げなくてはという気持ちといつも板挟みで苦しみます。

 今日は、まず1オクターブの1と4の指を押さえたままにするフォームを学んでもらいました。もしそれが出来るようになったら、1stポジションの音階がきれいに演奏できるような気がしたからです。今までは1本1本の指で音程を探る感じ(捜す感じ)で弾いていたのですが、もともと音楽科の音感の良い子なのでそれでも何とかなっていたわけです。

 アマチュアの世界は不思議です。例えば、将棋の世界で定石をあまり知らないでめちゃくちゃに駒を動かすけど、何となく強い人っているじゃないですか?定石を勉強していてもセンスがなくて、結局負けてしまう人もいます。このアマチュアの世界はフィンガリングもボウイングもめちゃくちゃなのに、何故か演奏出来ているように見える人もいますし、基礎力はあっても全然弾けない人もいます。

 「どういう指使いで演奏しているの?」と聞くと我々プロでは考えつかないような指使いで演奏している事も多々あります。その後、オードドックスな指使いで簡単なのと、音楽的により高級な指使い2種類を教えてもその人達には出来ないのです。基礎が無いですから譜面上のその音は、何番かの指が動くという感覚なのですから、違う指でその音を演奏するのは初心者にはとても難しい事なのです。自己流が完全に出来上がってしまっているのですね。

 それを1~2回の指導で習得させるのも無理難題だと思いますし、個人レッスンなどで対応していただくのが理想なのですが・・・。お金も時間も意欲も・・。本当に難しい問題?なのです。

 あ~合宿指導は楽しかったです!と書くつもりがとんだ脱線文章に・・・。あっ今日教えた子の名誉のために言っておきますが真面目に一生懸命やっています。上記の文章は彼女のことではなくて一般論としてお読みくださいね。

 すんまそん。お昼ご飯をいただきました。麻婆ライスかな?
     
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山形に帰りました。

2009年05月29日 23時36分29秒 | 演奏旅行~
 さすがにこの移動距離は疲れました・・・・・。

 来週は新潟へまた音楽鑑賞教室ツア~なので、

 明日と明後日は充電日にしたいです。

 が、

 明日は朝から高校のオーケストラの合宿での指導のために蔵王へ上らなくてはいけないし、明後日は山形Qの練習日です。アリナミンRにお世話になる事にしましょう。

 そうしましょう!
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本日は浅虫温泉近く

2009年05月28日 21時01分48秒 | 演奏旅行~
            (写真)浅虫ダム

 朝10時に青森のホテルを追い出されて、午後からの音楽鑑賞教室まで、たっぷりと時間がありました。

 学校まで30分位で着いてしまうため、体育館はまだ使用できないし、どうするべぇ~?ということに・・・・・・・。

 学校近くの浅虫温泉に足湯があるということがわかり入りに行きました。家の奥さんは、時間があるなら公衆浴場に行きたいと一人で入りに行ってしまったので、中爺君と足湯でたっぷり時間をつぶしました。

 長距離運転でエコノミー症候群になりかけていた足は、すっかり軽くなりましたとさ。

 本番後、八戸市に移動。

 写真は、道中の七戸にある道の駅です。
     

 一緒に写っている馬は、1957年の日本ダービー馬~ヒカルメイジ(父:ボア・ラッセル、母:イサベリーン)です。盛田牧場産です。

 ヒカルメイジについては、ウィキペディアに詳しい説明がありました。
ヒカルメイジ

 実は私、競馬好きなんですよね。笑。
    
 途中、五戸のおばさんの家により、おそばとナポリタン、てんぷらをご馳走になりました。おばさん(母の妹)夫婦は五戸町の大学沢で「ローラン」という喫茶店をしています。
     

 おなかいっぱいになってしまったので、本日はせっかくの八戸なのに飲みに行く元気がございません。

 明日、太平洋側で音楽鑑賞教室を午前中にして、山形に帰ります。
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本日はむつ市

2009年05月27日 19時44分01秒 | 演奏旅行~
 東北電力音楽鑑賞教室ツアーは、むつ市で行われました。本州最北端と言って良いところです。

 青森からのアクセスの途中に横浜という地名の所があります。

 そこには、道の駅があって、地物の野菜や海産物などの販売の他、美味しいおにぎりやホタテ(名物なんですかね?)の唐揚げなど販売していて、お昼はそこで食べました。これが全部美味しかったです。

 今日の訪問した学校の生徒達も一緒に聴いた中学生達も私たちの音楽に興味深く聴いてくれました。

 食べ物も空気も最高に美味しい青森県は良いところですね。すっかりお気に入りになりました。

 写真は夜の青森市です。
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本日はカッパの里

2009年05月26日 19時54分00秒 | 演奏旅行~
 本日は、カッパの里?岩手県遠野市~宮森で音楽鑑賞教室でした。このあたりは自然多く、人も温かくてとても良いところですね。子供たち~小中学生達も楽しんで聴いてくれていたように思います。

 終演後は、青森までまた大移動!!

 2日連続での長距離運転は少々腰にこたえます・・。

 青森のホテルに到着したら、早速体をほぐしに散歩。

 とりあえず海を見に行きました。ちょうど夕日がきれいでした。

      
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本日は北上。

2009年05月25日 20時42分51秒 | ラーメン(県外)
          (写真)北上駅の地下道。少し寒いです。

 山形響は、午後から福島県磐梯町で、音楽鑑賞教室でした。

 終演後に喜多方にラーメンを食べに行きました。喜多方ラーメンといえば、以前も記事にした坂内食堂です。
      

 本日は終演後に磐梯~北上までの長距離運転が待っているのにも関わらず、喜多方まで寄り道してしまう価値があるラーメンなのです。。ここの肉そばは、絶妙な塩スープが美味しい麺によくからみます。そして醤油味のチャーシューがこれまた美味しいのです。
      

 思い出すだけでももう一杯食べたくなります。

 その後、北へ。

 本日は北上市に宿泊です。到着後に北上の街を散歩しました。
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なぁ~んの用意もしていない!

2009年05月24日 23時46分30秒 | 演奏旅行~
 こんな時間なのに・・・・・。明日からの演奏旅行に出かける用意を全くしていません。再来週の新潟ツアーの宿も取っていないし・・・・・。焦。

 基本的には、何でも直前にならないとやることが出来ない人です。それでも若い頃は、火事場の馬鹿力を発揮して色んな事をクリアしていました(と思います。汗)。しかし、だんだん中年だと断言できる年齢になってきた頃から、物事を上手くこなせなくなってきました。機動力・瞬発力がないのです。

 前もって色々な事を綿密に計画を立てることが、元来(気疲れのため)嫌いなのですが、直前で出来る能力が落ちてきたのを自覚し始めましたから、少しは「用意」ということをしなくてはいけないなぁ~と最近思うようになっています。

 「ケセラセラ」とか「行き当たりばったり」とか「アドリブ」というのが好きだとしても、周りに迷惑をかけるのが恥ずかしい年齢になってきたので、自分の気質を曲げてでも努力するしかないですね。

 あ~~ブログ書いている時間も実は惜しいです。まずは新潟ツア~のホテル予約してから、ナップザックに1週間分のワイシャツなどの衣装や普段着、歯ブラシ、下着、靴下・・・・。うぅぅぅぅぅ~ん後なんだぁ~~??
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旅行シーズン前のお買い物

2009年05月23日 23時43分16秒 | 音楽
 来週から山形響は、今年度の演奏旅行が始まります。来週は東北電力の音楽鑑賞教室ツアーで、福島県磐梯町~岩手県遠野市~青森県むつ市~青森県平内町~岩手県洋野町を回ってきます。そして、6月に入ると新潟日報社の新潟音楽鑑賞教室ツアーで、長岡市~三条市~新潟市~胎内市を回る予定です。

 ほとんどの公演が学校訪問ですので、体育館での演奏になります。暑くなってきたので、移動も含めて体力勝負になります。毎日ホテル生活になってしまうので、数年前から購入を考えていたiPodを買いました。今まではポータブルのCDプレイヤーと大量のCDを持って行っていたのですが、旅行先での音楽鑑賞の手段としてはiPodで我慢する事にしました。車にもつなげられるし・・。

 使い方が全然分からないので、旅行先での良い暇つぶしになります。いじり倒してみようかと思っています。
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2005年4月25日

2009年05月21日 23時54分40秒 | 音楽
 いよいよ山形響にも旅行シーズンがやってきました。
 早速来週には東北一周、来月頭は新潟一週間・東京・・・。

 あまり先まで考えるとうんざりするので、考えないようにします。笑。

 出不精の私にとってあまり演奏旅行はありがたいものでは無いのですが、東京(故郷!)に行って有名ホールの周りをうろちょろすれば、知り合いに偶然に会ってしまう機会が多いです。久しぶりに会う友人達・知り合いは、お互い様ですが老けていたり・・。笑。

 音楽業界は狭いので・・・。あたりまえですが。

 題名の日付の写真ですが、東京オペラシティの楽屋口でばったり会った音大時代の同級生と写真を撮ったものです。

 私と写っている人は、誰だか分かりますか?分かる人がいたら・・・。

 かなりのクラシック音楽通です。笑。
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Venezia Q

2009年05月19日 23時59分35秒 | お気に入りのCD
 お気に入りのCDというカテゴリーでは、弦楽四重奏というジャンルのCDを紹介することが多いのですが、それは普段私が音楽鑑賞として聴いている音楽の中心が弦楽四重奏のCDだということです。その他は現代曲~特に邦人作曲家の作品はジャンルを問わないで、聴きたくなるサイクルがあるみたいで、その時期は何日も現代曲ばかりを聴いていて、家に閉じこもってしまいがちです。笑。お仕事のために交響曲や管弦楽曲・協奏曲・声楽曲も多く所有していますが、たまの気分転換以外ではあまり聴きません。ヴィオラやピアノのCDは勉強のために聴く事がありますが。

 弦楽四重奏というジャンルは好きになってしまうと、とことんマニア化してしまうみたいで、古典派~現代曲まで色々手を伸ばしてしまいます。せっかく紹介するのならL.v.ベートーヴェンやF.J.ハイドン、W.A.モーツァルトばかりじゃない方が良いと思って、このジャンルに不案内な方々のために、(いきなり勇気だけで、知らない曲のCDを買うのは、難しいですよね)なるべく一般的ではないCDを紹介するのもそのためです。(私は本当に気に入ってしょっちゅう聴いているCDばかりですけど)。

 ついつい難しいCDばかりになってしまうのですが、本日は少々肩の力が抜けたものを紹介します。

 イタリアのヴェネツィア弦楽四重奏団による「弦楽四重奏との楽しいひととき」というCDです。レーベルはDYNAMICです。このCDはアンコールピースになるような小品ばかりを集めた曲集です。
 

 収録曲は、HMVの解説とともに・・・。
1.ウェルナー・トーマス=ミフネ:ベートーヴェンの第5交響曲による滑稽な弦楽四重奏曲
 バイエルン放送響の首席チェリストでチェロ・アンサンブルやソロ小品の編曲、普及に情熱を傾けるトーマス=ミフネの手によるパロディ版《運命》。冒頭から「運命の動機」が3回奏されたり、《レオノーレ第3番》のテーマが現れたり、不協和音を繰り返したり、一つのパートが暴走して勝手に長いソロを作ってしまったりと大いに楽しませてくれます。

2.チャーリー・チャップリン:ライムライトのテーマ
 チャップリンの名作「ライムライト」のテーマを第2ヴァイオリン、ヴィオラの伴奏に乗り、第1ヴァイオリンの感情豊かなメロディ、チェロの深みのある合いの手が美しい曲です。

3.ショスタコーヴィチ:アレグレット(バレエ《黄金時代》から)
 ショスタコーヴィチのバレエ《黄金時代》の中でも作曲者自身がとても気に入っていた《ポルカ》(作曲者自身のピアノ編曲も有るほど)をピツィカートの響きを中心に繰り広げるユーモラスな曲です。

4.ラフマニノフ/Thorp編曲:ヴォカリーズ
 言わずと知れた「名曲」。弦楽四重奏用編曲で切なさが倍増した感のあります。

5.ペーター・ハイドリッヒ:ハッピー・バースデイ変奏曲(弦楽四重奏のための変奏曲)

6.ガーシュイン:ララバイ

7.パッヘルベル:カノン

他、エルガーの愛の挨拶など5曲。

一番最初の「運命」パロディーは笑えます。このCDを聴くと気分的にアップしますよ。ヴェネツィア弦楽四重奏団はイタリアものを演奏する事が多いのでしょうか?イタリアの作曲家のCDばかりです。明るい音色が彼らの持ち味です。疲れないのが一番の魅力です。
HMVジャパン
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作文

2009年05月18日 23時52分55秒 | 雑記
 昔の話で恐縮ですが、大学受験を目指していた私にとって「国語」が一番の苦手科目でした。一番成績の良い「数学」は当時は、問題を見れば答えが浮かぶほどで、後は解き方さえさがせば良いくらい余裕がありました。趣味みたいなもので、ひねくった数学の問題が載っている~数学のマニア雑誌を買って、遊び感覚でやっていた事もありました。

 高校の担任にもそれだけの数学力があれば、理系に進んだ方が良い大学を目指せると面談の時にいつも言われていましたが、理科・科学がどうしても好きになれなかったので、文系を第一志望にしていました。

 外国語や日本史などは勉強すれば偏差値も上がるのですが、国語だけはいつも全然駄目!!漢字や古典・漢文などは良いのですが、とにかく読解力や作文が駄目だったのです。偏差値は数学と国語の差は模試等の記憶だと40位あった記憶があります。その弱点を埋めるために純文学などを何百冊も高校時代に読んだのですが・・・。効果はなかったです・・。

 本当は外語系の大学に行きたかったのですが、国語の足引っ張りで、結局経済学部に入学しました。

 前置きが長くなりました。
 ブログを書き始めて、らびおがゆく・らびおがゆくVol.2~らびおがゆくVol.3と何年も経っていますが、読み返すと誤字脱字が多いし、起承転結などの文章展開も下手くそだし、特に「、」の付け方が変な所が多い文章です。

 誤字脱字などは見つけるたびに直してはいるのですが、文章力だけはどうも・・・自信がありません。プロのライターさんみたいに人を引きつける文章が書けたらどんなに格好いいのでしょう!

 読みづらい記事にいつもアクセスしていただいてありがとうございます。

 感謝。
 

 
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山形響第197回定期演奏会終了。

2009年05月17日 23時51分18秒 | 山形交響楽団
 普段より1日多い4日間のリハーサル。

 CDのための録音とNHKの録画と・・・・・。

 体がガチガチになっています。

 今だけは、開放感を味わっています。

 1日休みで(明日は山形Qの練習)、

 来週からは山形市民会館で、

 山形市の小学校低学年の子供達のための音楽鑑賞教室が始まります。

 御来場ありがとうございました。
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珍しく

2009年05月15日 23時58分31秒 | お気に入りのお店
 今日は、お疲れモ~ドのため山形市で焼肉を食べてきました。

 山形響にエキストラで来ていた時や入団したばかりの頃は、よく通っていた「木村」に行きました。以前の店舗は路上駐車するしかなくて、店内も予約客ですぐにいっぱいになってしまうので、飛び込みで行っても入れないことも・・・。

 新しい店舗になって駐車場も完備されて、店内も広くきれいになりました。まる!

 豚のカルビ塩焼きやクッパなど堪能してまいりました。ここは、やはり美味しいです。

 しかし、久しぶりの焼肉でしたので、少々内臓が疲れてしまいました。

 4日間のリハーサル・録音も終わり、明日から2日間定期演奏会本番です。

 二度と聴くことはかなり難しいV.S.Kalinnikovの交響曲第2番 イ長調をメインに、滝千春さんのヴァイオリンでラロのスペイン交響曲 ニ短調 op.21など・・・。聴き逃したらもったいないかもしれませんよ。
 
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Philip Glass(1937~)

2009年05月14日 23時35分33秒 | お気に入りのCD
 弦楽四重奏団は世界中に数多く存在していますが、全ての団体が古今の名曲だけを演奏しているわけではありません。ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェン、そしてロマン派などの名曲には目もくれず、現代に作曲された曲だけに興味や団体としての使命を感じて活動する団体です。

 アルディッティQやクロノスQなどが、代表的な存在です。

 現代に作曲された(20世紀以降と今日は想定しましょう)所謂「現代曲」を聴かず嫌いの人は多くいます。現代曲というと無調で、何をやっているか理解出来ないという事を言う人もいるでしょう。しかし、現代に作られたというだけで毛嫌いしていてはもったいない気もします。

 現代に作られた作品というのは実に多様で、調性を持ったものもあるし、映画音楽のようなメロディを持った曲、民謡や民族の踊りのリズムなどからヒントを得た曲、全くただの音の固まりだけを曲の最初から最後まで演奏している曲など、あげたらきりがございません。自分の生きている同時代に作曲されたということで、古い曲よりも親近感が持てる曲も在るはずです。

 今の作曲家は一人一人の個性が大事ですから一人一人が違う発想で作曲するようになりました。古典派の作曲家などはモチーフさえ共有してそこに自分なりの個性を入れていく作曲法をとったとも言えます。

 現代作曲家の中には、ミニマル・ミュージックという音楽を作曲するカテゴリーの人達がいます。ミニマル・ミュージックを簡単に説明すると1960年代から盛んになった作曲方法で、音の動きを最小限に抑え、パターン化された音型を反復させる音楽です。

 山形響でも以前定期演奏会で、キラールの「オラヴァ」という曲を演奏しましたっけ・・・・。

 Philip Glassは、アメリカの作曲家で、本人はこのミニマル・ミュージックと言われることを嫌っているらしいですが、このカテゴリーに入るでしょう??

 今日あげたCDは、彼の第2番~第5番の弦楽四重奏曲が入っています。スミス四重奏団の全曲盤もありますが、私はこのクロノスQの盤の方が好きです。第2番~第4番は題名もそれぞれ付いていて『カンパニー』『ミシマ』『バクザック』となっています。特に第3番『ミシマ』はもちろん三島由紀夫の事で、楽章ごとの題名を分かって曲を聴くと、なかなか単純なことをやっている曲が深い意味を持ってくるように感じてくるのが不思議です。

 ミニマル・ミュージックについて知らない人に対してもう少し説明すると、例えばJ.S.Bachのチェロ無伴奏組曲第1番のプレリュードなども広い意味でのミニマル・ミュージックかもしれません。

 調性もあるし、意外と聴きやすい。珈琲などを片手にイージーリスニングして、癒される音楽と思いますよ。目をつぶって聴けば不思議な世界に行くことも出来ます。笑。
HMVジャパン
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