東京に住んでいた頃、山形に全く関わり合いがない頃は、東北の一県という知識しかありませんでした。
東北イコール寒い・・・・。雪もたくさん降って豊かな自然・・・・。
住んでみないとわからないことはたくさんあります。
東北のあの場所は雪がほとんど降らないとか、風が冷たいとか・・・・。
山形は、寒いだけじゃなく(夏でも涼しいと思っていましたよ・・・)、夏はカンカン照りの太陽が近いせいか、気温も高く本当に暑く、冬は雪多く(山形市や庄内地方はそれほどでも・・・年によります)寒いです。
ヴィオラを弾くのが職業ですが、山形に来る前はあまり考えなくてもいい事柄なんだけど、考えた方が良いんじゃないかと思う事が出来て来ました。
右手にもっている弓の毛に塗る「松脂」。舐めしてある馬の尻尾の毛が弓には張ってあるのですが、何もしないと楽器の弦に引っかからないで、音が出ません。
なので専用の松脂が必要なのですが、季節により環境が著しく変化する山形では、お気に入りの松脂1種類では、対応が難しい気がしてきました。
湿気の多い春から夏の体育館で演奏する時は、割と軽めでサラッとしたもの。
冬で乾燥が強くなったら、夏に使用しているものより粘りのあるもの・・・・・。
そんな理由から普段から何種類か松脂を持ち歩くようになりました(楽器ケースに入れています)。
どの松脂を使用するかは、経験値と気分。
別に神経質ではない人は、お気に入りの一品で良いと思いますが。