先日購入した菖蒲弦楽三重奏団のCDと同時に購入したCDである。
團伊玖磨(1924〜2001)、下總晥一(1898〜1962)、諸井三郎(1903〜1977)の弦楽三重奏曲を収録。
弦楽四重奏では無い弦楽三重奏の世界、しかも邦人作品に注目してレコーディングを重ねている事自体が素晴らしい。
オペラ「夕鶴」や童謡「ぞうさん」などで有名な團伊玖磨の若い頃の作品を聴けるのも嬉しい。作曲者を言われなければ、ロマン派の誰かの作品のように思ってしまうかも。
菖蒲弦楽三重奏団のヴァイオリン浜野考史氏は、東京の家のスタジオによく練習に来てくれていたし、ヴィオラの伴野剛氏は山形響にもよく客演で来てくれていた。残念なことに江口心一氏は面識が無いが東京都交響楽団のメンバーらしい。楽譜はあっても整理が付かないところから(想像)の蘇演は、歴史的に見ても素晴らしい仕事だと思う。
次回作に期待したい。