おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は中小企業白書(2014年版)の188ページ「第3-2-8図 自営業の選好度」をみましたが、今日は190ページ「第3-2-10図 起業環境の国際比較」をみます。
世界銀行が行なった起業環境に関する国際比較によれば、開業に要する手続き、時間、コストを総合的に評価した場合、日本の起業環境は総合順位で120位であることが分かります。
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120位というのは、「ASEAN+3」の13ヶ国中では7位、OECD34か国の中では31位と極めて低位に位置している。
白書はこの状況について、起業環境といっても、会社設立に必要な手続きや開業コストを比較しているため、個人事業者の起業に対しては必ずしも当てはまらないものの、「起業大国」を目指す我が国にとって看過しがたい結果といえるとしています。
日本の現状を見ると、定款認証はなぜ公証役場で行わなければならないのかよく分からないし、資本金の払い込みは、残高証明ではダメで、自分で自分の個人口座に資本金の額を振り込まなければなりません。
このような手続きの多さに加えて、それぞれの建物が離れていて、その上、不便な場所にあることも多いので、一日で廻れる数には限界があります。
そのようなことで起業を断念したりしませんが、ムダな時間であることに変わりはないと言えますね!
昨日は中小企業白書(2014年版)の188ページ「第3-2-8図 自営業の選好度」をみましたが、今日は190ページ「第3-2-10図 起業環境の国際比較」をみます。
世界銀行が行なった起業環境に関する国際比較によれば、開業に要する手続き、時間、コストを総合的に評価した場合、日本の起業環境は総合順位で120位であることが分かります。
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120位というのは、「ASEAN+3」の13ヶ国中では7位、OECD34か国の中では31位と極めて低位に位置している。
白書はこの状況について、起業環境といっても、会社設立に必要な手続きや開業コストを比較しているため、個人事業者の起業に対しては必ずしも当てはまらないものの、「起業大国」を目指す我が国にとって看過しがたい結果といえるとしています。
日本の現状を見ると、定款認証はなぜ公証役場で行わなければならないのかよく分からないし、資本金の払い込みは、残高証明ではダメで、自分で自分の個人口座に資本金の額を振り込まなければなりません。
このような手続きの多さに加えて、それぞれの建物が離れていて、その上、不便な場所にあることも多いので、一日で廻れる数には限界があります。
そのようなことで起業を断念したりしませんが、ムダな時間であることに変わりはないと言えますね!