中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

製造物責任はどこまでやれば良いか?

2015年01月20日 04時10分32秒 | 平成25年6月海外展開成功のためのリスク
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成25年6月に中小企業海外展開支援関係機関連絡会議により作成された「海外展開成功のためのリスク事例集」の16ページ「事例 № 16 輸出した食品が相手国の税関でストップを見ましたが、今日は17ページ「事例 № 17 海外での製造物責任(P/L)法対策 」をみます。

海外において、製品に起因する問題が起きたことを想定し、事前の準備として何をすればよいか、という事例です。
このような事態に対して、本事例集は、以下のように記載しています。

海外に商品を輸出したいと企業が考えるとき、まず、必ず考慮しなければならない要素に製造物責任(P/L)法対策があります。
海外では日本より著しくこの種のトラブルが多いことを念頭において準備を進める必要があります。

P/L 保険については、損保会社と事前によく話し合い、保険料率などを取り決めた上で、保険料を考慮に入れて販売価格を決定すべきです。
また、取扱説明書、使用上の注意などを現地の事情に合わせて様々なケースを想定し注意深く作成し、問題発生を事前に防ぐ工夫も必要、とあります。

このような事例を読むと、最近では、アメリカにおけるシートベルトやブレーキ、古くは電子レンジや洗濯機に関する問題が思い出されます。
日本では考えられないような使われ方に対する損害賠償は希有な例かもしれませんが、この事例のように、出荷前に想定されるのであれば、十分な対応をせよ、ということでしょうね!

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