おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は小規模企業白書(2015年版)の53ページ「経営者の 1日の実労働時間」をみましたが、今日は54ページ「経営者年齢別の経常利益の状況」をみます。
下図から経営者の近年の経常利益の傾向を年齢別に見ると、経営者の高齢化とともに、利益が減少(減益)傾向にあると回答する者が多くなっており、特に70歳以上になると、約7割が利益は減少傾向と回答していることが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/e5/ebe276aa646d8a935baaf0bd9f0ee0d5.png)
次に、年齢別の人口動態の推移(1990年、2000年、2010年)と経営者の平均引退年齢を見ると、小規模事業者の経営者の平均引退年齢は1990年に68.1歳だったものが、2000年には69.8歳、2010年には70.5歳と、高齢化の進展に伴い、経営者の平均引退年齢も上昇傾向であることが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/1b/3aee6fe61796cceb68399c9103659ac3.png)
これらを踏まえ、白書は、経常利益が減少傾向にあるとの回答が増加する年齢(70歳以上)に引退する様子が浮かび上がる、としています。
経営者に引退はないと考えがちですが、実際には、70歳になると難しいということですね。70歳までの残りの期間で何ができるのか、逆算して考えていくのも面白いかもしれませんね!
昨日は小規模企業白書(2015年版)の53ページ「経営者の 1日の実労働時間」をみましたが、今日は54ページ「経営者年齢別の経常利益の状況」をみます。
下図から経営者の近年の経常利益の傾向を年齢別に見ると、経営者の高齢化とともに、利益が減少(減益)傾向にあると回答する者が多くなっており、特に70歳以上になると、約7割が利益は減少傾向と回答していることが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/e5/ebe276aa646d8a935baaf0bd9f0ee0d5.png)
次に、年齢別の人口動態の推移(1990年、2000年、2010年)と経営者の平均引退年齢を見ると、小規模事業者の経営者の平均引退年齢は1990年に68.1歳だったものが、2000年には69.8歳、2010年には70.5歳と、高齢化の進展に伴い、経営者の平均引退年齢も上昇傾向であることが分かります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/1b/3aee6fe61796cceb68399c9103659ac3.png)
これらを踏まえ、白書は、経常利益が減少傾向にあるとの回答が増加する年齢(70歳以上)に引退する様子が浮かび上がる、としています。
経営者に引退はないと考えがちですが、実際には、70歳になると難しいということですね。70歳までの残りの期間で何ができるのか、逆算して考えていくのも面白いかもしれませんね!