中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

航空機産業と補助金の申請内容

2016年06月04日 06時27分12秒 | 2015年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2015年版ものづくり白書68ページの「図122‒34 世界の市場規模と日系企業のシェア(2013年)」を見ましたが、今日は71ページの「図122‒38 日本の航空機生産修理実績と民需比率の推移」を見ます。

下図について白書は、航空機産業は、高い性能要求、高い信頼性要求の観点から、厳しい技術的要求を満たすことが求められる。

その結果、航空機における技術発展は、機械、電気、電子、素材等の分野の技術的な発展を促し、こうした他産業への技術波及を通じ、我が国製造業全体の更なる発展に貢献している。

一方、我が国航空機産業(民間)は、防需を通じて技術を獲得、向上させ、機体・エンジンの国際共同開発を通じ、1980年代から大きく発展、今後も、ボーイング737や787、エアバス320等の増産及び国産旅客機 MRJ(三菱リージョナルジェット)の量産開始等により、大幅な売上増加が見込まれる、とあります。

ものづくり企業からの補助金の申請書を見ていると、「飛行機部品」という言葉があるだけで、支援者としては、その取り組みを応援したくなってしまいます。

つまり、同じ取り組みであっても、最終用途に「成長産業」を設定し、そこに向かうために生じる課題や問題点を明確にし、これを補助金により克服することで、厳しい技術的要求を満たすことができる。

このストーリーが申請書の定石ではないでしょうか?

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