おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2015年版ものづくり白書の83ページの「図122‒58 海外拠点への移転を決定する要因」を見ましたが、今日は83ページの「図 122-59 海外生産拠点の移転・増設時に考慮すること」を見ます。
下図から海外生産拠点の移転や増設の際に考慮することと考慮しないことを見ると、考慮することとしては、「連結ベースの利益最大化」との回答が64.0% と最も多くなっていますが、考慮しないことととしては、41.2% が「輸出の維持・拡大」を挙げていることが分かります。
この結果について白書は、これまでも述べてきたように輸出のみで稼ぐ構造は変化してきており、輸出の維持・拡大に重きを置くのではなく、地産地消・最適地生産の流れの中で海外展開を行い、連結ベースで利益最大化を目指していく企業の姿勢がうかがえる、とあります。
この図を見ると「国内生産の維持・拡大」が考慮するが、「国内雇用者数の維持・拡大」は考慮しないとなっています。
製造業の国内回帰が進んでも、働く場所が得られる訳ではないのかもしれませんね!
昨日は2015年版ものづくり白書の83ページの「図122‒58 海外拠点への移転を決定する要因」を見ましたが、今日は83ページの「図 122-59 海外生産拠点の移転・増設時に考慮すること」を見ます。
下図から海外生産拠点の移転や増設の際に考慮することと考慮しないことを見ると、考慮することとしては、「連結ベースの利益最大化」との回答が64.0% と最も多くなっていますが、考慮しないことととしては、41.2% が「輸出の維持・拡大」を挙げていることが分かります。
この結果について白書は、これまでも述べてきたように輸出のみで稼ぐ構造は変化してきており、輸出の維持・拡大に重きを置くのではなく、地産地消・最適地生産の流れの中で海外展開を行い、連結ベースで利益最大化を目指していく企業の姿勢がうかがえる、とあります。
この図を見ると「国内生産の維持・拡大」が考慮するが、「国内雇用者数の維持・拡大」は考慮しないとなっています。
製造業の国内回帰が進んでも、働く場所が得られる訳ではないのかもしれませんね!