中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

為替の変動は、「買物代」で調整している!!

2018年11月12日 05時17分41秒 | 平成30年版「観光白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は平成30年版「観光白書」23ページ「コラム図表Ⅰ-3-2 1人当たり旅行支出額の変動係数」をみましたが、今日は23ページ「コラム図表Ⅰ-3-3 1人当たり旅行支出額の費目別変動係数」をみます。

1人当たり旅行支出額について各国籍・地域の変動係数について費目別について白書は、「宿泊費」については、概ね各国籍・地域ともに、各国籍・地域通貨建ての変動係数が相対的に大きくなっており(差分がマイナス)、比較的為替の変動を「許容」し、自国通貨建てでの支出を柔軟に増減させている(円建てでは相対的に変動が小さい)、とあります。

この結果について白書は、宿泊費のような費目は必需品に近いような性質があるなど代替性が低いことが一因と考えられる。一方で、「買物代」については、総額の変動係数の差分が円建て>各国籍・地域通貨建て、となった国籍・地域(中国、香港、シンガポール、ドイツ)において、円建ての変動係数が各国籍・地域通貨建て変動係数を大きく上回る傾向があり、特に中国においてその傾向が強い。このことから、これらの国籍・地域においては、自国通貨建てで予算制約を考慮する度合いが比較的に強く、為替の変動に合わせて円建ての支出を柔軟に変動させ、特に、「買物代」で「調整」している度合いが比較的に強い傾向にあることが示唆される、とあります。

海外旅行に行ったときに、ちょっとでも円安になると、買い物を控えてしまいますよね。この結果は納得ですね!!
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