おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。
昨日は2018年版「ものづくり白書」の11ページ「図 111-23 雇用環境の動向」を読みましたが、今日は12ページ「図 112-1 経常収支の推移」を見ます。
下図から我が国の経常収支黒字を見ると、2011 年以降、4年連続で縮小し、2014 年には、比較可能な 1985 年以降で最少を計上したものの、2017 年では 21.9 兆円と 3 年連続で黒字額を拡大させていることが分かります。
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この結果について白書は、グローバル化に伴う我が国企業の海外進出や海外の株式・債券などへの投資が活発化したことにより、それらの収益である第一次所得収支が 2017 年では 19.7兆円まで拡大しており、これが経常収支の黒字を支える構造が続いている。
一方で、2016 年に黒字に転じた貿易収支は、2017 年も黒字幅はやや減少したものの黒字を維持している。製造業による経常収支への貢献という観点では、輸出による貿易収支への貢献が注目されがちであるが、2005 年以降第一次所得収支が貿易収支を上回る状況が続いており、経常収支の黒字を支えている、とあります。
第一次所得収支とは、グローバル化に伴う我が国企業の海外進出や海外の株式・債券などへの投資が活発化したことによる収益のことを言うのですね。これがないと日本はなんとか黒字を確保している状況に陥ってしまうのですね。また貿易収支の内訳を見ると「鉱物性燃料」の赤字が気になります。化石燃料と原子力に頼らないエネルギーの必要性を強く感じてしまいますね!
昨日は2018年版「ものづくり白書」の11ページ「図 111-23 雇用環境の動向」を読みましたが、今日は12ページ「図 112-1 経常収支の推移」を見ます。
下図から我が国の経常収支黒字を見ると、2011 年以降、4年連続で縮小し、2014 年には、比較可能な 1985 年以降で最少を計上したものの、2017 年では 21.9 兆円と 3 年連続で黒字額を拡大させていることが分かります。
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この結果について白書は、グローバル化に伴う我が国企業の海外進出や海外の株式・債券などへの投資が活発化したことにより、それらの収益である第一次所得収支が 2017 年では 19.7兆円まで拡大しており、これが経常収支の黒字を支える構造が続いている。
一方で、2016 年に黒字に転じた貿易収支は、2017 年も黒字幅はやや減少したものの黒字を維持している。製造業による経常収支への貢献という観点では、輸出による貿易収支への貢献が注目されがちであるが、2005 年以降第一次所得収支が貿易収支を上回る状況が続いており、経常収支の黒字を支えている、とあります。
第一次所得収支とは、グローバル化に伴う我が国企業の海外進出や海外の株式・債券などへの投資が活発化したことによる収益のことを言うのですね。これがないと日本はなんとか黒字を確保している状況に陥ってしまうのですね。また貿易収支の内訳を見ると「鉱物性燃料」の赤字が気になります。化石燃料と原子力に頼らないエネルギーの必要性を強く感じてしまいますね!