中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

デジタル人材を必要とする部門はどこですか??

2019年03月30日 07時51分59秒 | 2018年版ものづくり白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「ものづくり白書」99ページ「図 123-6 デジタル人材の確保・育成に向けた最重要課題」を読みましたが、今日は107ページ「図 123-8 特にデジタル人材を必要とする部門」を見ます。

下図から特にデジタル人材を必要としている部門を見ると、「製造技術・生産管理」が最も多く、全体の約6割を占めていることが分かります。

この結果について白書は、主要製品分類別にみると、「完成品(BtoC)」や「完成品(BtoB)」といった完成品メーカーでは、「商品企画・研究開発・設計」でデジタル人材へのニーズが高いことが特徴的であり、商品の企画・設計段階でデータを利活用しつつ、顧客が真に求める商品を生み出す取組が重要となっていることがうかがえる。

一方、全般的には、「製造技術・生産管理」部門でデジタル人材へのニーズが特に高く、製造の現場でデジタル技術を活用しつつ生産の合理化などに取り組むことに重点があることが分かる。

デジタル人材にはデータの利活用を先進的ツールを用いつつ進めることが期待されるところ、活用の方向性を大きく分けると、現場での業務の合理化などの取組への活用と、新たなビジネスモデルの構築などの付加価値の創出への活用の2つが期待される。

現状では現場の合理化などへの取組に重点がある企業が多いと思われるが、これに加えて付加価値創出の取組にデータの利活用などを進めるには、デジタル人材の活用の重点は「製造技術・生産管理」にとどまらず、「経営戦略」や「商品企画・研究開発・設計」、「販売・保守・営業」に拡がることが期待される、とあります。

デジタル人材を単なる機能や手段と考えているようでは経営者失格ということですね!!

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