伊藤とし子のひとりごと

佐倉市議会議員4期目
議会、市民ネットワーク千葉県、さくら・市民ネットワークの活動あれこれ、お知らせします

7月16日 ファソン市視察3日目 メロン農家ときのこ農家を訪問

2023-08-20 10:16:42 | 政治
韓国視察3日目報告。
午前中はメロン農家のペクさんときのこ生産者のパクさんを訪問。

学校給食用にマスクメロン、キュウリ、トマトを納入してい70歳のペクさんは夫婦2人で栽培しています。
マスクメロン作りは5年目。
きっかけは、給食に市販品を使っていると聞いて、取り組みを開始しました。



マスクメロンが給食に出ます。



きれいにマルチングされた畝。
9月収穫苗が蔓を伸ばし始めています。

500坪のビニールハウスで6~7月と9月に収穫できるように作付けします。
連作障害を防ぐためトマト、キュウリも栽培しています。
土には藁をすき込み、肥料は畜糞と胡麻搾りかす、
親環境農業では化学肥料は3分の1までは使用は可です。
補助金は親環境農業用の薬剤には出ます。
果物の補助金は5割、野菜は3割です。

親環境農業のメロンは1kg当たり8500ウォンで、通常のメロンの2倍です。
学校給食用に1日当たり500kg納入しています。





坪当たりの所得は高いのですが、それでも後継者がいません。
京畿道で親環境農業でメロン栽培しているのは30人。
内5人が親環境農業連合会メンバーとなって学校に納めています。

キノコ生産者パクさんは18歳からキノコ栽培始めて50年。
キノコに魅せられて、楽しそうに話してくれました。



LEDに照らされたキノコ。





親環境栽培の学校給食用だけでなく、キノコパッケージ販売、直売も行っています。
市場で2倍の価格で取引されている高額所得者です。
日本で農業研修を受け、中国からも学び、1974年から栽培開始しました。

親環境農業キノコは農薬を使わない培地で育てる必要があるため韓国でのキノコ栽培は難しい、とのこと。
培地の材料はオーガニックのインド製コットンシードの油カス、ウクライナとうもろこしとビートのパルプ、
韓国のポプラのおがくず、などです。



平茸、シメジ、山伏茸や変わったキノコも栽培しています。



まじめにメモメモ

後継者問題は課題で、ベトナムからの人材を育てています。



沢山のお土産をいただき、早速昼食の「部隊鍋」に入れていただきました。
部隊鍋とは朝鮮戦争の時、米軍の残飯を鍋にして食べてしのいだという曰くのある鍋。
現在は、ソーセージなどが主でマカロニサラダまで入った、どちらかというと肉体を使う若い人たちが好む、
カロリーの高そうな鍋で、マッチョな客で満席でした。



ジャンク風の鍋なのに、雑穀のごはんに海苔がかかり、キムチなどのサイドディッシュがお替り可で出てくるところがいいなあ。
何回か韓国を訪問していますが、初めて食べたもので、そこに大量のキノコを投入。
おいしかった。



ラーメンが〆。クロレラ入りの緑の麺を選択。



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