宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」が13日夜、7年に及ぶ旅を終え、地球に帰還したそうだ。飛行した距離は、地球―太陽間の40倍にあたる60億キロ、満身創痍の奇跡の帰還である。機体は大気圏突入で燃え尽きたが、突入前に分離した耐熱カプセルは、オーストラリアの砂漠に着地した。着地点周辺はアボリジニの「聖地」にあたり現地の了解を得て無事回収できたとのことである。
この「はやぶさ」は、燃料漏れで制御不能になったり通信も途絶したりして一時は失敗に終わったかもしれないと思われたのだが、奇跡的に復旧し、劣化の激しい電池やエンジンでぎりぎりの運用が功を奏し、見事地球に帰還したのである。そして、小惑星「イトカワ」の砂を採取するというミッションを何とか成功させた可能性があり、回収したカプセルの中身の確認が期待されるところだ。
はやぶさは、月以外の天体に着陸して帰還した人類初の探査機となり、カプセル内には、小惑星の砂が入っている可能性がある。小惑星の砂や石は、太陽系の初期の状態をとどめている貴重な試料として、世界の研究者の期待を集めているそうである。このところ、日本の宇宙開発がすごい成果を挙げている印象が強い。金星探査機「あかつき」や「イカロス」も順調に飛行しているようであり、日本の宇宙技術の高さを世界に示したニュースとして嬉しい限りだ。
この「はやぶさ」は、燃料漏れで制御不能になったり通信も途絶したりして一時は失敗に終わったかもしれないと思われたのだが、奇跡的に復旧し、劣化の激しい電池やエンジンでぎりぎりの運用が功を奏し、見事地球に帰還したのである。そして、小惑星「イトカワ」の砂を採取するというミッションを何とか成功させた可能性があり、回収したカプセルの中身の確認が期待されるところだ。
はやぶさは、月以外の天体に着陸して帰還した人類初の探査機となり、カプセル内には、小惑星の砂が入っている可能性がある。小惑星の砂や石は、太陽系の初期の状態をとどめている貴重な試料として、世界の研究者の期待を集めているそうである。このところ、日本の宇宙開発がすごい成果を挙げている印象が強い。金星探査機「あかつき」や「イカロス」も順調に飛行しているようであり、日本の宇宙技術の高さを世界に示したニュースとして嬉しい限りだ。