「遠州山辺の道」のコースガイドその2からの続きである。今回は、金刀比羅神社から岩水寺、椎ヶ脇神社、西鹿島駅、岩水寺駅までの7.5キロ(本ルートと支ルート合わせて)を紹介する。これで全コースを走破したことになる。
コースマップはこちらを参照。
http://blog.goo.ne.jp/maduka/e/b6d44b46804ec7c0802f2e8c02530fb9
コースガイドその1はこちらを参照。
http://blog.goo.ne.jp/maduka/e/e490b04136bcbadc779a643962ff4f03
コースガイドその2はこちらを参照。
http://blog.goo.ne.jp/maduka/e/bfca6e52e367ce399bb926fd92afe0eb
その2で最後に行った金刀比羅神社の駐車場まで車で行く。駐車場は浜北森林公園入口前で坂を上がったところだ。駐車場から第二東名の上にかけられた橋を渡る。橋から下を覗くと第二東名の工事が急ピッチで進んでいる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/a2/c511599bd1172a1becdbba05a93784cc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/88/68c3dd7751dae0b9ffc40bc772fe7094.jpg)
坂を下りきると大宝寺前の交差点となり、ここからが山辺の道の本コースとなる。第二東名に向かってしばらく走ると、龍燈と耳足地蔵尊がある場所につく。耳足地蔵尊に耳や足をわづらった人が願をかけるとご利益があるといわれている。第二東名の下をくぐり龍泉寺の横を通る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/82/5c37a5285ead88d5b0d9b46a8a7e9cd5.jpg)
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細い道をくねくねと進み、八幡大菩薩の鳥居前に出る。ここは、岩水寺の裏鬼門除けとして祀られている社である。石灰工場横の石段を上がっていくと社がある。
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社の左手に下りて行くと石灰工場跡地の広い空き地があり、その奥には当時を偲ぶトロッコ軌道敷跡がある。
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八幡大菩薩社の右手に向かうと、石灰岩採掘場跡内にある根堅遺跡の洞窟が見える。ここでは1万4千年から1万8千年前と推定される「浜北人」の化石が発見されている。また、この広い跡地は、「さくらの里」として整備され、お花見の時期は大いに賑わいそうな場所である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/47/aecc3fbfabc8bc51a95058be6434ad23.jpg)
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「さくらの里」から、岩水寺に向かう幟旗の間を抜ける。旗から舗装道路に出ると岩水寺の正面だ。
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門前にある松尾芭蕉と松島十湖の句碑の手前を左に曲がる。果樹園の間を抜けると接待茶屋の説明板がある。その昔は、秋葉山への参詣者の休憩所があった場所だったという。
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道標のある支ルートの細い道に入る。林業センター採穂園内の中を看板にしたがって進んでいくと向野古墳がある。7世紀頃築造で、他に例をみない幾内型の横穴式石室だといわれている。
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向野古墳から折り返し、林業センター入口前を通り過ぎ、舗装道路を上っていくと椎ヶ脇神社に出る。坂上田村麻呂が、川の水が引くことを願い水神を祀ったという伝説がある神社だ。山門には猿出没の注意書きが貼ってあった。この神社の森には猿が生息しているようだ。
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立派な赤松の林を抜けると、表参道の石段が見えてくる。石段の向こうは、天竜川である。思いがけない見事な景観に感動する。この下の道は何度も通ったことがあるが、この参道は初めてだった。身近な場所でも、意外といい場所があるものだ。
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二俣街道をしばらく走り、右手の急な坂を上がっていく。森が見えると鹿島八幡宮である。三方ヶ原合戦の際に家康が鞍を掛けて休んだという「鞍掛の松」伝説がある。また、湧水が豊富で楠の下からこんこんと清水が湧き「涼の御所」とも言われている。
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二俣街道を横切り、遠州鉄道西鹿島駅に向かう。駅正面に行くための地下道に入る。地下道を出ると、西鹿島駅正面である。
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線路沿いの道をしばらく走り、踏切を渡る。龍燈のところを左に曲がると於呂神社だ。
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於呂神社古墳から右手に入り、於呂浄水場沿いの道を走る。於呂浄水場は御馬ヶ池の跡地であり、家康が武田軍との戦いの際、ここで馬を洗い休ませたたという伝説がある場所である。
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再び、第二東名下の二俣街道に出る。二俣街道を横切り、第二東名の下を行ったり来たりしながら進むと天浜線の岩水寺駅前に出る。
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岩水寺駅前を、真っ直ぐ北に向かうと八幡大菩薩前の道に出る。これで、遠州山辺の道を全てまわったことになる。本ルートと支ルートをほぼ完全に走破したわけだ。その1からその3まで含めると全走行距離38キロ(山辺の道は24キロ)となった。一日あれば充分全コース走ることが出来る距離だ。春になって、桜の咲く頃が一番良さそうな気がする。遠州地域の史跡や遺跡を巡り歴史の勉強にもなったし、地元ながらまだ知らなかった素敵な場所を再発見できたコースでもあった。
コースマップはこちらを参照。
http://blog.goo.ne.jp/maduka/e/b6d44b46804ec7c0802f2e8c02530fb9
コースガイドその1はこちらを参照。
http://blog.goo.ne.jp/maduka/e/e490b04136bcbadc779a643962ff4f03
コースガイドその2はこちらを参照。
http://blog.goo.ne.jp/maduka/e/bfca6e52e367ce399bb926fd92afe0eb
その2で最後に行った金刀比羅神社の駐車場まで車で行く。駐車場は浜北森林公園入口前で坂を上がったところだ。駐車場から第二東名の上にかけられた橋を渡る。橋から下を覗くと第二東名の工事が急ピッチで進んでいる。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/88/68c3dd7751dae0b9ffc40bc772fe7094.jpg)
坂を下りきると大宝寺前の交差点となり、ここからが山辺の道の本コースとなる。第二東名に向かってしばらく走ると、龍燈と耳足地蔵尊がある場所につく。耳足地蔵尊に耳や足をわづらった人が願をかけるとご利益があるといわれている。第二東名の下をくぐり龍泉寺の横を通る。
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細い道をくねくねと進み、八幡大菩薩の鳥居前に出る。ここは、岩水寺の裏鬼門除けとして祀られている社である。石灰工場横の石段を上がっていくと社がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/87/6ae77c08c540d7e4cfee902d3aaf99f4.jpg)
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社の左手に下りて行くと石灰工場跡地の広い空き地があり、その奥には当時を偲ぶトロッコ軌道敷跡がある。
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八幡大菩薩社の右手に向かうと、石灰岩採掘場跡内にある根堅遺跡の洞窟が見える。ここでは1万4千年から1万8千年前と推定される「浜北人」の化石が発見されている。また、この広い跡地は、「さくらの里」として整備され、お花見の時期は大いに賑わいそうな場所である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/47/aecc3fbfabc8bc51a95058be6434ad23.jpg)
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「さくらの里」から、岩水寺に向かう幟旗の間を抜ける。旗から舗装道路に出ると岩水寺の正面だ。
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門前にある松尾芭蕉と松島十湖の句碑の手前を左に曲がる。果樹園の間を抜けると接待茶屋の説明板がある。その昔は、秋葉山への参詣者の休憩所があった場所だったという。
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道標のある支ルートの細い道に入る。林業センター採穂園内の中を看板にしたがって進んでいくと向野古墳がある。7世紀頃築造で、他に例をみない幾内型の横穴式石室だといわれている。
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向野古墳から折り返し、林業センター入口前を通り過ぎ、舗装道路を上っていくと椎ヶ脇神社に出る。坂上田村麻呂が、川の水が引くことを願い水神を祀ったという伝説がある神社だ。山門には猿出没の注意書きが貼ってあった。この神社の森には猿が生息しているようだ。
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立派な赤松の林を抜けると、表参道の石段が見えてくる。石段の向こうは、天竜川である。思いがけない見事な景観に感動する。この下の道は何度も通ったことがあるが、この参道は初めてだった。身近な場所でも、意外といい場所があるものだ。
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二俣街道をしばらく走り、右手の急な坂を上がっていく。森が見えると鹿島八幡宮である。三方ヶ原合戦の際に家康が鞍を掛けて休んだという「鞍掛の松」伝説がある。また、湧水が豊富で楠の下からこんこんと清水が湧き「涼の御所」とも言われている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/e6/0eb7efa166e39b247ce54b7c2ed537ba.jpg)
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二俣街道を横切り、遠州鉄道西鹿島駅に向かう。駅正面に行くための地下道に入る。地下道を出ると、西鹿島駅正面である。
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線路沿いの道をしばらく走り、踏切を渡る。龍燈のところを左に曲がると於呂神社だ。
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於呂神社古墳から右手に入り、於呂浄水場沿いの道を走る。於呂浄水場は御馬ヶ池の跡地であり、家康が武田軍との戦いの際、ここで馬を洗い休ませたたという伝説がある場所である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/c8/8d348d049c5c54fbeca775ff3149095e.jpg)
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再び、第二東名下の二俣街道に出る。二俣街道を横切り、第二東名の下を行ったり来たりしながら進むと天浜線の岩水寺駅前に出る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/38/c6b7a0399acb74f4ba7401324a8c3694.jpg)
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岩水寺駅前を、真っ直ぐ北に向かうと八幡大菩薩前の道に出る。これで、遠州山辺の道を全てまわったことになる。本ルートと支ルートをほぼ完全に走破したわけだ。その1からその3まで含めると全走行距離38キロ(山辺の道は24キロ)となった。一日あれば充分全コース走ることが出来る距離だ。春になって、桜の咲く頃が一番良さそうな気がする。遠州地域の史跡や遺跡を巡り歴史の勉強にもなったし、地元ながらまだ知らなかった素敵な場所を再発見できたコースでもあった。