5:15。早起きして、蔦温泉玄関前に出る。

蔦温泉前のビジターセンターから「沼めぐりの小路」に入る。

歩きだしてすぐに、名前がない沼があった。

さらに5分ほど歩くと、大きな沼に出た。沼めぐりの小路では最大の蔦沼だ。朝日が当たりはじめた山と森、そしてそれらの影が、見事に水面に映し出され、何とも言えない荘厳な風景だ。これだけは、早起きしたからこそ見られた絶景だ。

この景色を撮りに来ていたカメラマンに写真を撮ってもらう。

これは、鏡沼。まだ日が当たってないせいか、鏡のようには見えない。

長沼。ここの水面も鏡のように美しい風景を映し出していた。

水草に付いた水滴が瑞々しい。

沢から立ち上る水蒸気に、スポットライトのような日差しが届いている。

菅沼でも、水面を白い水蒸気が覆っていた。

白い中をカモが悠然と泳いでいる。

1時間10分ほどで、沼めぐりを終え部屋に戻り、朝風呂に入る。散歩した後の風呂は気持ちよく、その後の朝食も美味しかった。8:30には宿を出発し、奥入瀬渓流沿いに車を走らせる。昨年は、雨の中、奥入瀬渓流を歩いたが、今回は要所要所を見るだけにとどめる。変化に富んだ美しい流れや様々な奇岩・奇勝があり、何度見ても素晴らしい渓流だ。



その後、十和田湖から岩手山登山口まで移動だ。約150キロもあり、ちょっとしたドライブである。しかし、その最中ビックリする電話が私にかかってきた。かけてきたのは、昨夜泊まった蔦温泉からだ。「お客様の部屋にトレキングシューズの入った黒い袋があり、お忘れではありませんか」という内容だった。さっそく仲間に忘れてないか確かめたが、誰も心当たりがないという。そこで、もう一度考えたら、なんと自分の登山靴に心当たった。宿の人が到着時荷物を運んでくれたので、どこに置いたか記憶がなかったのだ。一瞬、気が遠くなったが、とりあえず宿から自宅に着払いで送ってもらうよう連絡する。さて、これからの登山をどうしようかと思って情けなくなってしまった。しかし、ランタマさんが、ランニングシューズを余分に持ってきたというので、サイズを聞くとそれほど変わらない。登山靴ほどグリップ力がないが、ランニングシューズでも登れない事はない。この後は、ランニングシューズで山を登ることになった。山に登るようになって、初めての大失敗だ。
12:15。岩手山の馬返し登山口から登山を開始する。この日は、8合目の避難小屋に泊まる予定だ。

12:55。0.5合目に到着する。1合目にしても遠いが、まだ0.5合目とはショックだった。お腹もすいたので、直前に買ったコンビニのおにぎりを食べる。

13:25。標高930mの豆腐岩を通過する。

登山口がかなり下になってきた。

13:35。2合目を通過する。砂利だらけで滑りやすい道が続き、ランニングシューズでは心もとないが慎重に登る。

13:40。2.5合目に到着。0.5号刻みと細かい標識だ。それにしても、まだ2.5合とは先が長すぎる。

14:10。4合目に到着。

14:30。5合目に到着する。ところどころに新道と旧道との分岐があるが、険しい岩場が多い旧道を避けて、今回は比較的歩きやすい新道だけで進む。

その後、次第に雨が降りはじめ、雨具を着ての山行となった。以後は、カメラを出す余裕もなく、ひたすら8合目を目指した。晴れていれば、8合目の避難小屋に荷物を置いて頂上まで行くつもりだったが、雨が酷くなり、重い荷物に疲れてそのまま小屋に入りこの日は終了だ。
8合目避難小屋は、管理人が常駐し、かなり大きな小屋である。毛布もあり、水場、水洗トイレも完備した快適な小屋だった。持ち込んだ食料で簡単な夕食をとり、消灯まで楽しく団欒する。他の登山者たちとも、楽しく会話できるのが山小屋の楽しみだ。

さて、翌日は早起きして、ご来光を見るために山頂を目指す。果たしてご来光を眺めることが出来るだろうか?
「2015東北登山:3日目岩手山山頂へ」に続く。

蔦温泉前のビジターセンターから「沼めぐりの小路」に入る。

歩きだしてすぐに、名前がない沼があった。

さらに5分ほど歩くと、大きな沼に出た。沼めぐりの小路では最大の蔦沼だ。朝日が当たりはじめた山と森、そしてそれらの影が、見事に水面に映し出され、何とも言えない荘厳な風景だ。これだけは、早起きしたからこそ見られた絶景だ。

この景色を撮りに来ていたカメラマンに写真を撮ってもらう。

これは、鏡沼。まだ日が当たってないせいか、鏡のようには見えない。

長沼。ここの水面も鏡のように美しい風景を映し出していた。

水草に付いた水滴が瑞々しい。

沢から立ち上る水蒸気に、スポットライトのような日差しが届いている。

菅沼でも、水面を白い水蒸気が覆っていた。

白い中をカモが悠然と泳いでいる。

1時間10分ほどで、沼めぐりを終え部屋に戻り、朝風呂に入る。散歩した後の風呂は気持ちよく、その後の朝食も美味しかった。8:30には宿を出発し、奥入瀬渓流沿いに車を走らせる。昨年は、雨の中、奥入瀬渓流を歩いたが、今回は要所要所を見るだけにとどめる。変化に富んだ美しい流れや様々な奇岩・奇勝があり、何度見ても素晴らしい渓流だ。



その後、十和田湖から岩手山登山口まで移動だ。約150キロもあり、ちょっとしたドライブである。しかし、その最中ビックリする電話が私にかかってきた。かけてきたのは、昨夜泊まった蔦温泉からだ。「お客様の部屋にトレキングシューズの入った黒い袋があり、お忘れではありませんか」という内容だった。さっそく仲間に忘れてないか確かめたが、誰も心当たりがないという。そこで、もう一度考えたら、なんと自分の登山靴に心当たった。宿の人が到着時荷物を運んでくれたので、どこに置いたか記憶がなかったのだ。一瞬、気が遠くなったが、とりあえず宿から自宅に着払いで送ってもらうよう連絡する。さて、これからの登山をどうしようかと思って情けなくなってしまった。しかし、ランタマさんが、ランニングシューズを余分に持ってきたというので、サイズを聞くとそれほど変わらない。登山靴ほどグリップ力がないが、ランニングシューズでも登れない事はない。この後は、ランニングシューズで山を登ることになった。山に登るようになって、初めての大失敗だ。
12:15。岩手山の馬返し登山口から登山を開始する。この日は、8合目の避難小屋に泊まる予定だ。

12:55。0.5合目に到着する。1合目にしても遠いが、まだ0.5合目とはショックだった。お腹もすいたので、直前に買ったコンビニのおにぎりを食べる。

13:25。標高930mの豆腐岩を通過する。

登山口がかなり下になってきた。

13:35。2合目を通過する。砂利だらけで滑りやすい道が続き、ランニングシューズでは心もとないが慎重に登る。

13:40。2.5合目に到着。0.5号刻みと細かい標識だ。それにしても、まだ2.5合とは先が長すぎる。

14:10。4合目に到着。

14:30。5合目に到着する。ところどころに新道と旧道との分岐があるが、険しい岩場が多い旧道を避けて、今回は比較的歩きやすい新道だけで進む。

その後、次第に雨が降りはじめ、雨具を着ての山行となった。以後は、カメラを出す余裕もなく、ひたすら8合目を目指した。晴れていれば、8合目の避難小屋に荷物を置いて頂上まで行くつもりだったが、雨が酷くなり、重い荷物に疲れてそのまま小屋に入りこの日は終了だ。
8合目避難小屋は、管理人が常駐し、かなり大きな小屋である。毛布もあり、水場、水洗トイレも完備した快適な小屋だった。持ち込んだ食料で簡単な夕食をとり、消灯まで楽しく団欒する。他の登山者たちとも、楽しく会話できるのが山小屋の楽しみだ。

さて、翌日は早起きして、ご来光を見るために山頂を目指す。果たしてご来光を眺めることが出来るだろうか?
「2015東北登山:3日目岩手山山頂へ」に続く。