とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015富山マラソン:前半

2015-11-02 23:33:20 | マラソン
朝6時。富山駅前から送迎バスで、スタート地点となる高岡市内の高岡工芸高校に向かう。明け方まで雨が降っていたようだが、陽が昇ると一気に晴れ上がり思いもかけない好天になっていた。さすがに朝早く気温が低いので、近くの高岡文化ホール内でスタートまでの時間を待った。8時になり、そろそろ荷物預けに向かおうとすると、会場内で見覚えのある人に出会う。いつも奇抜な仮装で、フルマラソンやウルトラマラソンを平然と走ってしまうUさんだった。今回のテーマは、アラビアンナイトに出てくる白馬に乗った王子様ということらしい。


Uさんと一緒にいた“まっちん”はマヨネーズだった。Uさん、まっちんと一緒にスタート前の集合写真を撮る。


荷物をあずけ、集合ラインに進む。空を見上げるとヘリコプターが飛び交い、透き通るような青空が広がっていた。


私が並んだEブロックは、スタート地点からは相当遠い。遥か先まで、ランナーの波が続いているのが見える。


スタートは午前9時だったが、ゲートには7分ほどかかった。


しばらくは、高岡市内の道を走る。道が狭いので、身動きがとれないくらいの混雑だ。


少し開けた場所に出ると、突然左側に大仏が見えた。奈良の大仏、鎌倉大仏に並ぶ日本三大仏だと地元で称している高岡大仏だった。歌人の与謝野晶子が高岡を訪れた際に、「鎌倉大仏より一段と美男」だと評した端正な顔立ちの大仏だ。


高岡市は、富山県第2の都市で、加賀藩主前田利長が築いた高岡城の城下町として発展したそうだ。利長は、鋳物師をこの地に呼び寄せ、鋳物場を開設させたことで、鋳物産業が根付き、高岡鋳物発祥の地となったという。現在でも、千本格子の家並みが大切に保存され、伝統的建造物群保存地区の指定もうけている。マラソンコースは、高岡のいいとこをもれなく走るように設定したのだろう。歴史的雰囲気を感じながら、町並みを走るのもいいものだ。


広い通りに出ると、大きな山車が見えた。これは、高岡御車山祭で引き回される歴史のある山車で、御車山(みくるまやま)と呼ばれるものだという。国の重要民俗文化財に指定されているという大切なものが、マラソン大会を盛り上げるためにわざわざ通りに引き出されてきたようだ。富山マラソンにかける地元の熱意が伝わってきたような気がした。


4キロ地点くらいで、後方から大きな声が聞こえてきた。誰が来るのだろうかと、横を見たらなんと銀メダリストの有森裕子さんだった。あわててカメラを出すと、あっという間に前に行ってしまった。さすがに早い。彼女は、富山マラソンのゲストで来ており、その後も途中途中で待っていて、我々ランナーにハイタッチと大きな声で励ましてくれた。


5キロ地点を折り返す。後方からも続々とランナーが途切れなく走ってくるのが見える。


荘川沿いの道に入ると、雪を被った立山連峰や剱岳が見えてきた。


堤防道路では凧が揚げられ、子供たちのハイタッチも嬉しい。


15キロ付近で、金哲彦さんにも抜かれる。カメラマンも一緒に走っており、ひょっとしたら自分も映像の一部に入っていたかもしれない。12月のBS1「ラン×スマ」で放送があるので、見るのが楽しみだ。


その後も、数箇所で御車山を見かける。本当に豪華な山車である。




新湊漁港に出ると、海が見えてきた。


その先には、立山連峰、剱岳の雄大な姿が見え、これから向かう新湊大橋の大きなアーチも見えてきた。


新湊大橋に早く行きたい一心で、走るペースも上がってくる。


新港大橋の入口に入り、ループ状になった道を徐々に上がっていく。




「2015富山マラソン:後半」に続く。

富山マラソン前日

2015-11-02 19:04:02 | 観光
先週末の土日、富山に行ってきた。目的は、第1回富山マラソンに参加するためだ。二週間前、能登半島に行ったばかりで、またもや北陸の旅となった。今回は、総勢5人の旅である。

富山までは、東名高速道路、東海環状、東海北陸道、北陸道を経由して、太平洋岸から日本海岸へと日本列島を縦断する行程である。距離は370キロ近く有り、やはり遠い。マラソン受付会場についたのは、午後3時過ぎだった。受付を済ませ、ホテルに着いたのは午後4時すぎとなった。

ホテルには食事がついてないので、近くの居酒屋に向かう。早速、ビールとお摘みを注文して一息つく。


揚げ物のバケツ盛と富山名物白エビ唐揚げを頼む。


これはビックリ。ブリカマ付きのブリ大根。


レジの場所には、ハロウィンの帽子があった。そういえば、この日はハロウィンの日だったなあと思い当たった。


外に出ると、富山駅前はハロウィン一色になっていた。行き交う若者たちは、みんな思い思いの仮装でハロウィンを楽しんでいる。いつの間にか、日本もこんなふうにハロウィンを楽しむ国になっていたとは思いもよらなかった。

ミイラ男の扮装をした男性。包装用のテープで体をぐるぐる巻きにしたらしい。これじゃ、後で扮装を解くのが大変だろう。よくやるものだ。後方にいるのは、スーパーマリオだろうか。


若い女の子達も、いろんな仮装をして集まってきていた。


あとで、テレビのニュースを見たら、東京渋谷でも、ものすごい人数の仮装した若者が集まり、広場を埋め尽くしていたというから驚きだ。いつの間にか、日本もこんなふうにハロウィンを楽しむ国になっていたとは思いもよらなかった。

我々は、そんなハロウィンの喧騒とは裏腹に、ホテルに戻り翌日のマラソンに備えることにした。