とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015御在所岳登山:前半

2015-11-06 20:31:24 | 山登り
昨日は平日ながら、6人で三重県の御在所岳に登ってきた。御在所岳は鈴鹿山脈のシンボル的な山だ。山頂までロープウェイ、リフトが通じ、小さな子どもやお年寄りでも簡単にその山頂に立てることができることから、何時も多くのハイカーでにぎわっている。また、表道、中道、裏道と3つの登山ルートが有り、それらのルートを使えば、ロープウェイを使わず楽しい山歩きができる。特に、中道、裏道からは、藤内壁と言われる切り立った岩壁や負れ岩(おばれいわ)、地蔵岩などの奇岩怪石を見ることができ、絶好の撮影スポットがふんだんで、きつい登りも疲れを忘れさせてくれる。

早朝、N山さんと我が家を出発し、豊川でさおりさん、かつよさん、うっちゃんを乗せ御在所岳の蒼滝駐車場に向かう。駐車場には、神戸のイノさんも丁度到着したばかりだった。天気は快晴。まさに紅葉シーズン真っ盛りで、最高の登山日和となっていた。


7:50。蒼滝駐車場から橋を渡り、ロープウェイ乗り場に向かう。


しばらく上がっていくと、ホテルの裏側に出た。すると、途中で道がなくなり崩れ落ちていた。立ち入り禁止の看板があり、困ったなと思いながらも、様子を見に行く。


引き返して、ロープウェイ乗り場に行くには、距離がありすぎて時間がかかってしまう。様子を見たところ工事は始まっておらず、工事現場の横をすり抜けていけば行けそうだったので、そのまま工事現場に入っていく。スタート時から、記憶に残る山旅になりそうだ。


8:10。ほどなく、御在所ロープウェイ山麓駅に到着する。ロープウェイが動き出すのは、9時らしく、駅前はまだ空いていて観光客もまばらだ。


ロープウェイ山麓駅から一旦下って、三岳寺に寄って行く。三岳寺では、毎年「僧兵まつり」が行われ、折鶴伝説から恋愛成就のお寺と言われている。


三岳寺から、しばらく車道を歩く。


紅葉が、山頂から中腹に降りてきている。


登山届を出し、中登山道に入っていく。ここでも、クマの目撃情報があったという貼り紙があった。


登山道に入ると、いきなり花崗岩の岩場を歩く。




9:20。ロープウェイの真下を通る。ロープウェイの営業が始まり、お客さんが乗ってるのが見えた。我々に手を振っているのが見えたので、こちらも手を振って応える。


ロープウェイ真下の、我々メンバーたち。


9:28。奇岩怪石が立ち並ぶ登山道が始まってきた。


負れ岩が見えてきた。2枚の巨大な岩が負ぶさるようになっていることから、この名が付いたという。その隙間を通り抜けてみる。


これが負れ岩の全体像。2枚の岩が負ぶさるように重なっている様子がよくわかる。


開けた場所から、御在所岳山頂に向かうロープウェーがよく見える。中央にある白い鉄塔がよく目立つ。この「白鉄塔」は、正式名「6号支柱」といい、標高1004mに建つ御在所ロープウエイの支柱である。高さが61mもあり、「日本一」の鉄塔だという。


10:07。地蔵岩前に着いた。


地蔵岩から少し上がった場所から、地蔵岩の全容を眺めてみる。この岩が、御在所岳一番の奇岩である。三本の縦の岩の上にサイコロのような四角い石が乗っていて、落ちそうで落ない。見る方向によっては、お地蔵さまに見えることからその名が付いたそうだが、ここからはお地蔵さまには見えない。お地蔵さまとして拝むより、絶対おちない岩として、受験生に人気があるそうだ。


10:20。巨岩の間を一旦下る。


下ったところから、後ろを振り返る。こんな所をよく下りられたなあと我ながら感心する。


11:00。開けた場所からは、伊勢平野、伊勢湾、知多半島が一望できる。まさに絶景だ。


遥か東の先には、富士山らしき山影も見える。


再び、巨岩の間を下る。


鎖を持って慎重に下りていく。


突き出た一枚岩の先には、何もなく垂直の断崖だ。


最後のひと登り。この先まで行けば、中道登山道も終わりとなる。


御在所ロープウエイ山上公園駅の南側には、10mもの大きな岩が聳えたっている。これが「大黒岩」だ。


中道を登りきったところには富士見岩がある。ここからも富士山が見え、御在所岳の中では1,2を争う絶景ポイントだ。


11:30。富士見岩から朝陽台広場に出る。この辺は、ロープウェイで上がってきた観光客が多く、一気に観光地に早変わりだ。目指す御在所岳山頂は、その先にあるピークである。


「2015御在所岳登山:後半」に続く。