とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

履歴書の書き方

2016-01-26 22:49:01 | いろいろ
現在、雇用保険を受け取っている立場上、月に2回以上の就職活動を行わなければならない。就職活動とは、ハローワークに行って職を探したり、就職に役立つセミナーや講習を受けることである。この歳で、いまさら履歴書など書くことはないと思っていたが、いちおう就職活動の一環として履歴書の書き方についてのセミナーを受講してきた。ひょっとして、何かの機会に履歴書を書くこともあるかもしれないので、忘れないためにも要点だけ記録しておく。

講師の先生は、バリバリのキャリアウーマンといった感じの人だったが、現在の職に至るまでには、数十回の転職をしてきたといい、まさに履歴書書きのスペシャリストであった。自分の性格分析をすると、何でも自分の思ったことをすぐに口に出してしまうということで、会社に入っても、常に上司とぶつかってしまい、協調性がなく長続きしなかったという。結局、会社員としては、やっていけない性格だというのがわかり、独立してセミナーの講師や就職相談などをやるコンサルティング的な仕事をするようになったとの事だった。そんな人だから、セミナーの内容は、いたってストレートで知りたいことがビンビン伝わってきて分かりやすかった。

まず、履歴書を書く上での注意点である。
・空欄は作らない
 空欄があるというのは、手を抜いているというふうに見られがちであり、欄をすべて埋めたほうがいい。空欄ができるというのは、自分にとって関係ない欄がある場合が考えられる。つまり、履歴書の様式は多種多様であり、新卒者用、転職者用、再就職者用と微妙に記入する欄の項目が変わってきているからだ。例えば、新卒者だったら得意な科目とか、スポーツ・クラブ活動といった項目があるが、再就職者だったらそんな項目は、書いても意味がない。つまり、自分の都合にあった書式の履歴書を選べばいい。あるいは、パソコンで自分用にカスタマイズしたA4版の履歴書を作り、空欄をないようにすればいい。
・訂正はしない
 間違った内容に、二重線を引いて訂正したり、修正テープで修正したりするのは、履歴書を書く上での心構えが低いとみなされる。誤字、脱字も当然あってはならない。
・省略しない
 卒業した学校の名称、以前の勤務先の名称などは、面倒くさくても○○県立○○高等学校とか、○○株式会社○○事業所等と正式名称で記入する。入学と卒業で同じ名称が連続しても“〃”とか“同”などと略さないこと。
・エピソード(実績)
 自分が心掛けて努力し工夫した実績を記入するとともに、それによってどんな結果になったかまでを明らかにする。ただし、自分が受けようとする会社にとって全く関係ないエピソードでは、担当者の気持ちが動かない。

職務経歴書を書く上での注意点
・市販の様式ではなく、パソコンで自由に作る
 履歴書と同じで、決まった様式では、うまく書き表せないことがある。職務経歴書には、タイトル、日付、氏名、会社名、仕事内容、実績が記入されていれば十分だ。その為、行の修正が簡単に行えるパソコンのほうが作りやすい。A4サイズ(今は、A4サイズが主流であり、B5とかB4等はファイルしにくいので嫌われる)1~2枚で十分だ。特に、職歴が多い人の場合は、書き足らないという場合もあるだろう。しかし、あまりにも枚数が多いのも嫌われる。経験的に、担当者は最初の1枚目の上から1/3くらいまでしか注目していないという。
・職務期間の記入の仕方
 職歴が多いと、行が増え過ぎてしまう。また、職務期間が何年何月~何年何月という数字が思い出せない事もある。そこで、あえて具体的な年月を記入せず、どこそこの会社に約10年勤務といった形式で記入したほうが、余計なことを勘ぐられずに済むという。要は、入りたい会社が必要とするスキルがわかる職歴だけで十分という事である。

以上、要約するとこんなお話であった。かつては、私も履歴書を見る立場にいたこともあり、言われてみればそうだなあといくつも思い当たった。ひょっとして自分が履歴書を書く立場になったら、これらの事には注意しなければいけない。