とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2014日本最東端・最北端ジャーニーマラニック「6日目」

2014-05-08 19:39:15 | マラソン
6日目は、浜頓別から宗谷岬までの62キロを走破する。この企画の最後のマラニックで、日本最北端まで走ってゴールするのが目的だ。午前7時半、旅館の前からスタートである。




みんな旅館からそのままスタートしたが、近くにあるクッチャロ湖に多くのハクチョウが飛来していると聞き、少し寄り道して見に行く。クッチャロ湖は、国内最北のラムサール条約指定地で、特に春と秋の渡りの季節には、数千羽のコハクチョウと数万羽のカモ類が観察できるという。現地に着くと、数千羽、数万羽というほどではないにせよ、おびただしい数のコハクチョウとカモがいた。寄り道して見に行った甲斐があった。




10分ほど遅れで、本コースに戻り走り出す。国道からいったん外れ、防風林の中に入っていく。


防風林を抜けると、一気に視界は開け、だだっ広い草原に出る。どこが道だか良く分からないが、地図を頼りに走る。幸い、轍のようなものが見えたので、何時かは、分かりやすい道に出るものと思っていた。


予想通り砂利道に出ると、前方に仲間のサポートカーが止まっているのが見えた。


舗装道路に出たところから、10キロ近い直線道路が始まる。この道は、アップダウンもなく真っ平らな道が直線で続く。こんな道は、北海道でしかありえない。


先行するメンバーをズームで撮ってみるが、かなり遠くだ。


いくら走っても、先行するメンバーに追いつけない。直線道路というのに、道の先端が見えないのは、地球が丸い証拠だ。


長~い直線道路が終わり、今度は浜辺に出る。


波打ち際の砂浜を走る。砂に足を取られ、走りにくいが、オホーツク海の潮の香りと波の音を楽しむ。






風力発電の横を通り過ぎる。


中間地点付近の道の駅で、ひとまず昼食休憩をする。ナポリタンと生ビールでエネルギー補給をして元気がでた。


白いものが見えたので、雪かと思ったが、山になっているのは、貝殻のようだった。


道路際には、咲き始めたザゼンソウの群落も見かける。


45キロを過ぎた辺りから、徐々に上り坂になっていく。


丘陵の中の湿地帯にも、ミズバショウの群落が何ヶ所も見られた。


50キロを過ぎると、再び海岸線が見えてきた。そして、先行したメンバーにも何とか追いついた。




天気が良くなって、素晴らしい景色が続く。




北海道遺産に登録されているという宗谷丘陵の周氷河地形が見えてきた。ゴールは、近い。


フグの横顔のような奇岩の横を通る。潮が引いて、岩まで行けそうだった。


残り1キロくらいになったところで、宗谷丘陵まで駆け上る。


宗谷丘陵から、一気に下って行くと、「日本最北端の地」と記された石碑が建てられており、そこが最終ゴールだ。GPSによると、ほぼ62キロの距離を走っていた。


そのまま、最北端の地の民宿に泊まる。いよいよ、翌日で旅の終わりだ。
2014日本最東端・最北端ジャーニーマラニック「7日目」に続く。

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