前日の深夜から、雨と風が強くなり急激に天候が悪化していた。午前2時半くらいには起きて朝食を済ます。当初、4時には小屋を出て出発する予定だったが、あまりにも風が強いので様子見しながら1時間ほど小屋で待機する。このまま風が強くて出発が遅れると、帰りの電車に乗り遅れ、今日中に帰れないのではと不安がよぎる。
風はあるが、雨は止んできていたので、とりあえず出発してみようと梅花皮小屋を出る。辺りはガスに覆われ視界が効かないが、天気は回復傾向にあるとの天気予報を信じ、5時少し前にスタートする。

風に晒されながらも、20分もかからずに北股岳2025mに到着する。

北股岳から門内岳に向かうルート上も、ニッコウキスゲの群落が凄い。ガスの中でも、黄色がやけに目立つ。

6:09。門内岳1887mに到着。幾分風も収まり、視界も広がってきた。

門内岳直下の門内小屋で、前日先行して歩いていた単独行の登山者と出会う。かなりハイペースで歩く人だったが、小屋ではのんびりしていたようだ。我々が先に歩いて行っても、あっという間に追いつかれ、直ぐに見えなくなった。

門内小屋からは、いよいよ下山ルートに入っていく。登山道には、ヒメサユリがまたしても咲き乱れていた。

6:32。胎内山1890mを通過。

扇ノ地紙から下山ルートの梶川尾根に入る。大きな木がなく、しばらくは広い草原の中を下っていく。

ガスも薄くなり、遠くの山々が少しずつ見えてきた。

やがて陽が射し、水滴に濡れた草がキラキラ光ってきた。

気持ちの良い稜線歩きとなり、池塘もちらほら出てきた。

前日歩いた縦走ルートが一望できた。雲の上にチラッと頭を出したのが飯豊本山だろうか?

7:30。梶川峰に到着する。前日泊った梅花皮小屋も見えた。

だが、気持ち良い稜線歩きは、梶川峰で終わりだった。その後は、急な下りが続く。ロープに捕まって下る岩場も出てきた。

標高が下がるにつれて、気温が上がり暑くなってきた。五郎清水で休憩して、冷たい水を汲みに行く。飯豊山は水場が豊富にあることが一番有難い。

もう上りはないと思っていたら、いきなりの急登があり最後の休憩所、湯沢峰に到着する。

その後は、休憩できるような場所はほとんどなく、グングン下っていく。ちょっと足を踏み外せば、一気に転げ落ちていきそうな登山道である。最後の岩場もロープを持って慎重に下る。

11:19。湯沢峰からの標高差600mほどを一気に下り、登山口に到着する。百名山の中でも最難関と呼ばれる飯豊山を縦走できて本当に良かった。当初、天気があまり良くないと予想していたが、実際歩いてみれば、登山中は全く雨に降られることもなく、絶好の登山日和だったことは奇跡的だった。

橋を渡れば、登山口の駐車場だ。

その先には、温泉がある飯豊山荘の建物があり、4日ぶりに風呂に入ることが出来た。

スタート時間を1時間遅らせての山行になったが、終わってみれば予定時間よりも早い下山となり、ハイペースの下山だった。健脚のメンバーが揃っていたことが大きな要因だ。みんな事故もなく無事に下山できたことも良かった。飯豊山荘からは13時のバスに乗って小国駅に向かう。

小国駅は、マタギのカオハメ看板やクマの剥製が飾られている。

その後、米沢まで向かい、山形新幹線で帰路についた。
参考1.4日目のコースマップ

参考2.4日目の高低図&コースタイム
風はあるが、雨は止んできていたので、とりあえず出発してみようと梅花皮小屋を出る。辺りはガスに覆われ視界が効かないが、天気は回復傾向にあるとの天気予報を信じ、5時少し前にスタートする。

風に晒されながらも、20分もかからずに北股岳2025mに到着する。

北股岳から門内岳に向かうルート上も、ニッコウキスゲの群落が凄い。ガスの中でも、黄色がやけに目立つ。

6:09。門内岳1887mに到着。幾分風も収まり、視界も広がってきた。

門内岳直下の門内小屋で、前日先行して歩いていた単独行の登山者と出会う。かなりハイペースで歩く人だったが、小屋ではのんびりしていたようだ。我々が先に歩いて行っても、あっという間に追いつかれ、直ぐに見えなくなった。

門内小屋からは、いよいよ下山ルートに入っていく。登山道には、ヒメサユリがまたしても咲き乱れていた。

6:32。胎内山1890mを通過。

扇ノ地紙から下山ルートの梶川尾根に入る。大きな木がなく、しばらくは広い草原の中を下っていく。

ガスも薄くなり、遠くの山々が少しずつ見えてきた。

やがて陽が射し、水滴に濡れた草がキラキラ光ってきた。

気持ちの良い稜線歩きとなり、池塘もちらほら出てきた。

前日歩いた縦走ルートが一望できた。雲の上にチラッと頭を出したのが飯豊本山だろうか?

7:30。梶川峰に到着する。前日泊った梅花皮小屋も見えた。

だが、気持ち良い稜線歩きは、梶川峰で終わりだった。その後は、急な下りが続く。ロープに捕まって下る岩場も出てきた。

標高が下がるにつれて、気温が上がり暑くなってきた。五郎清水で休憩して、冷たい水を汲みに行く。飯豊山は水場が豊富にあることが一番有難い。

もう上りはないと思っていたら、いきなりの急登があり最後の休憩所、湯沢峰に到着する。

その後は、休憩できるような場所はほとんどなく、グングン下っていく。ちょっと足を踏み外せば、一気に転げ落ちていきそうな登山道である。最後の岩場もロープを持って慎重に下る。

11:19。湯沢峰からの標高差600mほどを一気に下り、登山口に到着する。百名山の中でも最難関と呼ばれる飯豊山を縦走できて本当に良かった。当初、天気があまり良くないと予想していたが、実際歩いてみれば、登山中は全く雨に降られることもなく、絶好の登山日和だったことは奇跡的だった。

橋を渡れば、登山口の駐車場だ。

その先には、温泉がある飯豊山荘の建物があり、4日ぶりに風呂に入ることが出来た。

スタート時間を1時間遅らせての山行になったが、終わってみれば予定時間よりも早い下山となり、ハイペースの下山だった。健脚のメンバーが揃っていたことが大きな要因だ。みんな事故もなく無事に下山できたことも良かった。飯豊山荘からは13時のバスに乗って小国駅に向かう。

小国駅は、マタギのカオハメ看板やクマの剥製が飾られている。

その後、米沢まで向かい、山形新幹線で帰路についた。
参考1.4日目のコースマップ

参考2.4日目の高低図&コースタイム

今回は、これ以上休めない人もいたので、これで充分でした。