知人がボタニカルアートの展示会を県立図書館で開催したという記事を、以前ここにアップしたことがあるが、ボタニカルアートとは、植物の細密画で本物そっくりに描かれている。
いわば植物図鑑で、その緻密さには驚かされる。
今、県立美術館で開催されているルドゥーテのバラ展は、このボタニカルアートである。
会場内は、ルドゥーテが描いた薔薇が、イングリッシュローズ、ワイルドローズ・オールドローズ等、種類ごとに分けられて展示されている。
ルドゥーテは、ナポレオンの妻であるジョセフィーヌのお抱え画家として、この(上の写真)マルメゾン館に集められた薔薇を記録し、後にバラ図譜として完成させている。
薔薇の愛好家は、知人にも大勢いて結構人気がある。
我が家でも、家の新築と同時にバラを何種類か植えた。
一時期、凝って珍しい種類や人気のバラも集めたが、大きくなると手入れがとても大変で、棘に手を焼いて切ってしまった。
我が家は途中で断念したが、好んで薔薇を育てている人には、この薔薇展は見ごたえがあると思う。
イングリッシュだかワイルドだかオールドだかどこがどう違うんだ…なんて、この程度の知識の人には、薔薇の説明の他に、この美術館の学芸員が書いた説明も貼ってあるので、それを読むとよい。きっと飽きてしまうので…(説明は全部ではなく、学芸員の気まぐれで選んだのでは?)
薔薇を擬人化していて、時々くすっと笑ってしまう。この見方がおすすめ!