梅さんのかわら版.umelog

甲州市~甘草屋敷

こどもの日のいい話

2021-05-05 11:29:24 | 日記・エッセイ・コラム

2018年に船戸結愛ちゃん(5)が虐待死した事件があった
あの事件は人々を悲しみのどん底に突き落とし
又、虐待は身近にあるということを知らされた
結愛ちゃんの健気な姿は人々を揺り動かし
短歌にも数多く詠まれた
いや,詠まずにはいられなかったのだろう
此方にその時書いた記事が載っている

今日は子供の日、毎日新聞の余禄を読んでいて
何故か結愛ちゃんの事が思い浮かんだ
この記事は、戦争で両親を亡くし、育ての親に引き取られた子供の話で
結愛ちゃんとはあまりにも違う生き方をしている
こういう人生もあるんだなと、あらためて結愛ちゃんの無念を思う

三浦綾子さんが教師だった頃のことだ
「先生、あんないいお母さん、世界じゅうにいないよ」
と言うその子の言葉を三浦さんは聞き逃さなかった
そしてしっかり連絡ノートで親に伝えたのだ
このお母さんは、自分の子どもと何一つ違わずに育て
兄弟喧嘩をする日を楽しみにしていたそうだ
それが、家族になった印だと思っていたからだ

みんな苦しい時代
みんな貧しい時代
皆で支え合って生きてきた時代が確かにあった
こどもの日、この余禄に何かを駆り立てられる



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