梅さんのかわら版.umelog

甲州市~甘草屋敷

プレバト俳句~夜食

2023-09-20 03:45:01 | プレバト俳句

 Gペンにこびりつく黒夜食喰う  犬山紙子

題:「夜食」

才能アリ1位 川島如恵留(Travis Japan)
   父特製夜食うどんの麺柔し
凡人2位63点 ますみ(天才ピアニスト)
   さぁ!夜食ナースコールに落とす箸
添削 ナースコール夜食の箸をまたも置く
凡人3位60点 伊原六花
   秋の夜や一つ二つと増える椀
添削 家族五人夜食の椀の増える卓
才能ナシ4位20点 菊池桃子
   満月に煎餅重ねて一対七
添削 満月と煎餅一対七の○

1ランク昇格 ◆犬山紙子
   Gペンにこびりつく黒夜食喰う

永世名人掲載決定 ◆藤本敏史(FUJIWARA)
   ショッカーのかたまって摂る夜食かな

特別永世名人ガッカリ… ◆梅沢富美男
   仏飯のからすみ茶漬けほぐす夜半
添削 仏飯を茶漬け鱲のせる夜半
~~~~
夜食は、三秋の生活季語である
何故、秋の季語なのか?
秋は収穫の時期であり、昔の農村では夜業したあとに夜食を食べた。
決まった食べ物があるわけではなく、夕御飯の残りを食べることもあるが、
蒸した里芋やサツマイモ、ジャガイモ、枝豆、あるいは餅、団子、蕎麦、
うどんなどが定番であった。

これが本来の夜食の由来だが、現在は一年中夜食を取るので、
この秋という季節感が無くなってきている。
要するに絶滅寸前季語のようなってしまったのだ。
どこかに秋らしさをいれ、労働の対価のように作れば、
季語にあっているということになるのだろう。
2位のますみさん、特待生の犬山紙子さんの句はそんな感じかな…

脇役のかたまつてとる夜食かな  角川春樹
舌噛むなど夜食はつねにかなしくて  佐野まもる
機械油の両手に匂ふ夜食かな  榎本城生


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