足踏みを五回枯葉の音愉快 森口瑤子
題:神宮外苑の銀杏
1位70点 二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)
初霜やオーディション会場不安
2位63点 大友康平
肩ぐるまズシン嬉しや日脚伸ぶ
添削 肩ぐるまズシンと嬉し日脚伸ぶ
3位60点 小倉優子
秋夕焼5kmポストの兄を追う
添削 ゴールは5km兄を追う秋夕焼
4位35点 ユースケ(ダイアン)
黄葉が頬にうつりし無邪気顔
添削 子は駆ける銀杏黄葉の只中を
名人2段へ1ランク昇格 ★森口瑤子
足踏みを五回枯葉の音愉快
名人10段★2へ1つ後退 ★千原ジュニア
銀杏落葉やカチンコの渇いた音
添削 カチンコの渇きや銀杏落葉霏々
永世名人48句で掲載ボツ ★梅沢富美男
吾子踏みぬ銀杏落葉の無尽なり
添削 銀杏落葉歩きはじめた子に無尽
神宮外苑の銀杏もいいが、地方には沢山の紅葉スポットがある
これは、笛吹川フルーツ公園の紅葉
銀杏と言えば県立美術館の銀杏が綺麗だ
こういったお題が出た時に、真っ先に何を思い浮かべるかだが、
名人たちは、自分の見て来た又経験したことを詠んでいる
日常の生活の中に、しっかり自然や動物たちに心を寄せていると、
こういう時にそれが活かされる
こんな有名な歌がある
金色のちひさき鳥のかたちして銀杏ちるなり夕日の丘に 与謝野晶子
銀杏というとこれを真っ先に思い浮かべる
金色の銀杏散るなり晶子展 ume
これはumeさんが7~8年も前に作った句だが、
県立美術館で与謝野晶子展が開催されていた時に詠んだものだ
銀杏の黄葉が見事だった
町子先生の特選を頂いて、嬉しかった記憶がある
晶子の歌を踏まえた、本歌取りの句だ
田舎というのは、都会に比べ俳句の材料の宝庫といえる