梅さんのかわら版.umelog

甲州市~甘草屋敷

プレバト俳句~自由律俳句

2021-08-20 15:25:59 | プレバト俳句


題:蜩
1位才能アリ 勝村政信 殻破る閃閃秋の朝つれて
2位凡人  高木晋哉(ジョイマン)  はずれ棒タクト振る空ひぐらし楽し
添削  はずれ棒タクトに蜩の空を
3位凡人  峯岸みなみ 蝉の声父の背中に隠れんぼ  
添削  蝉の声怖くて父の背に隠る
4位才能ナシ 高橋真麻 カラカラと蝉の抜け殻秋の風
添削  抜け殻のからから秋の風白し

名人4段へ1ランク昇格 ◆立川志らく
    今日も空蝉を拾らふだけの朝か

名人7段で現状維持 ◆千原ジュニア
    蜩に金属バット協奏曲
添削  蜩や 金属バットの 音かすか

永世名人37句目に掲載決定 ◆梅沢富美男
    蜩の声かけ流す湯殿か

最近蝉の声をあまり聞かないが、
蝉の声で、今までに一番印象に残っているのは、大阪城の蝉だ
暑い夏だった…城へと登って行く道には大木が生い茂り
蝉がうるさい程鳴いていた
石の上や,木には空蝉が風に吹かれて揺れていた

空蝉や琥珀に透けて石の上  ume

こんな句をその時に作った

志らくさんの句は、大阪の蝉を詠んでいる
自由律俳句だ
時事を詠んだ句にも見える
最近、メンタリストDaiGoさん が
生活困窮者への“差別発言”で話題になっているが
そこまで深読みはしなくてもいいかな…

自由律俳句と言えば種田山頭火だ

 分け入っても 分け入っても 青い山  山頭火
 ついてくる 犬よおまへも 宿なしか  山頭火
 まっすぐな道で さみしい  山頭火
  生死の中 雪ふりしきる  山頭火

蝉をひろうだけの朝は、山頭火に影響されているようだ



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