以前、山梨県の文化ランキングが一位ということを書きましたね。その理由は、図書館や博物館・公民館の数が多いということです。
数が多ければ、そこで文化活動をする人も多いということでしょう。
今日のオカリナ奏者弓場さつきさんのコンサートも、会場は小さな公民館でした。参加者も地域の子どもやお年寄り。街のコンサートホールには行けない世代です。
こういった所でも弓場さつきさんのコンサートが開催され、誰もが聞く事が出来る…これが文化度が高いということなんでしょうね。
後ろでは扇風機が生ぬるい風を起こし、窓からは車のエンジン音が響き、演奏途中におばあちゃんがぞろぞろと入ってくるし…
でもそれが何ともローカルで、のんびりしていて気にならないのです。
むしろなんかホッとするんですね。
この人達に何とかいいものを聞かせたいと心を込めて演奏する。その思いが届き、皆感動する。そして、その感動した人達をみて又、明日への活力をもらう。そんなことが行き来しているなぁと感じた一時間でした。