2024年の春光戦を制したのは 千賀健永(Kis-My-Ft2)
今回はルールが変わって、
①全員桜の句を二句用意し、最初の一句目で決勝進出を目指す
②一回戦で3位迄に入ったら、もう一句で優勝をかけて勝負する
第8回春光戦
題:桜
◆一句目による勝ち抜き戦
1位 梅沢富美男 特別永世名人 苗代の桜や鬼の住まいする
2位 千原ジュニア 永世名人 刑務所を囲む桜の仄白き
3位 千賀健永(Kis-My-Ft2) 名人9段 幽谷のロッジの夜明け白き飛花
添削 幽谷のロッジ夜明けの飛花白し
~~~~~ここまでが勝ち抜いた人
4位 横尾渉(Kis-My-Ft2) 永世名人 花月夜冒険譚に挿す栞
5位 森口瑤子 名人8段 束の間を正気の母と花の道
6位 犬山紙子 3級 さくらさくらむすめのたましいのいろ
添削 さくらさくら子のたましいのさくら色
7位 中田喜子 名人10段 濠の端の羽音走りて初桜
添削 濠の端を羽音走れり初桜
8位 村上健志 永世名人 花曇昼夜の区別なき赤子
添削 花ぐもり夜を泣き昼を泣く赤子
9位 森迫永依 2級 花月夜学童終わりのチャンバラ戦
添削 チャンバラの続く公園花月夜
10位 的場浩司 4級 我が運命夜櫻に問う生も死も
添削 満開の夜櫻に問う生も死も
◆二句目による優勝決定選
優勝 千賀健永(Kis-My-Ft2) 出郷の車窓を叩く飛花落花
2位 千原ジュニア 青光りせり750ccに花吹雪
3位 梅沢富美男 風吹かば花の色なる城下町
添削 夕風や花の色なる城下町
今回の千賀は見違えるほど良い句を作ってきた
二つの句とも定型で、素人でもわかり易い
又、桜という題に最も合ってい
優勝決定戦の句は、車窓を叩くほどに舞い散って旅立ちを祝っている桜
そして、飛花落花という儚いさくらの命…
両方が読み込んであり、見事である
犬山紙子の「さくらさくら子のたましいのさくら色」夏井添削後
は、6位ではあるが好きな句だ
全部ひらがなにした意図はよくわかる
侮れない作家だ
何れにしても、毎回毎回レベルが高くなっているプレバト俳句だ